「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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上司

「期待」する結果が出ない理由を構造から考える

図解:「期待」する結果が出ない理由を構造から考える

仕事は、依頼と受注で出来ている。

依頼者は、「こうして欲しい!」と依頼します。
受注者は、「分かりました!」と受注します。

そして、依頼通りに行動し結果が出ます。

でも、依頼者の期待と受注者の行動の結果が違う
ということが発生します。

ここで、依頼者は上から目線で
 ・何を聞いている
 ・指示したことくらいやてくれ
 ・期待していたのに
などと叱責します。

では、依頼者の期待通りの結果が出ないのは
受注者が原因なのでしょうか?

図解の良いところは
情報を構造化することで解りやすくできる点です。

仕事の依頼を手順で考えると

  1.依頼者が「考える」 依頼内容を発案

  2.依頼者が「伝える」
    受注者が「請ける」

  3.受注者が「行動する」

  4.結果が出る

この4段階になります。

問題が発生する場合は、このどこかに原因があります。

図解で考えると
 ・どこに
 ・どんな可能性があるか
考えやすくなります。

問題発生の可能性がある個所を列挙したら
その部分での対策へと進むことができます。

是非、図解を試してみてください。

上司の指示は完全ではない

図解:上司の指示は完全ではない

上司の指示を受けて、言われた通りに行動したのに
「違う!」と言われたことはありませんか?

「そんなこと、聞いてないよ!」と反論しても
ダメです。

上司の立場としては
依頼する内容を1~10まで具体的に分かりやすく
指示していては日が暮れます。

そんなことするくらいなら
「自分でやった方が早い!」となります。

何のために部下が存在するのか?!

それは上司の仕事を分散して
 ・より大きな仕事に取組む
 ・より効率よく成果を出す
 ・よりたくさんの仕事をして業績を上げる

ためです。

そのために、部下の指導も上司には必要です。
1~10まで教えないと期待通りに動けない
部下では役に立ちません

自分の時間を消耗するだけです。

上司が期待することは
 ・簡単な指示で
 ・こちらの期待を汲み取って
 ・不足した情報を補って
期待する行動をして成果を上げてくれることです。

要するに優秀な部下が欲しいのです。

部下の立場では
上司の指示の不足を補うことが必要です。
「聞いてない!」と言うより
指示に省略されていることは何か?
 ・手順や因果関係の省略は?
 ・構成要素の省略は?
と事実や背景から指示の内容を補って
上司に確認をとりましょう。

「聞いてない!」という同僚に
大きな差をつけることができます。