「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

TEL.025-531-1151 

〒942-0036 新潟県上越市東中島1943-91

  hidetoshi@teoria.co.jp
仕事の社会環境の変化

経営資源の中心要素が「知恵」に変わった

20131009zukai

経営資源の中心要素が「知恵」に変わった

従来の経営資源は「人、物、金」でした。
それに、第4の経営資源として「情報」を加えて、
4要素が、一般的な経営資源とされています。

もちろん、それには間違いはないと思います。

ただ、これからは

 「知恵」で差別化する時代

になったと思います。

例えば

●研修会社では..

 社員研修用のハンドブックを
 作ってくれと依頼されたとしたら...
 制作するのは、ハンドブックという物ですが...
 販売するのは社員育成の
 「知恵」を具体化したコンテンツです。

 取引のキッカケは「ハンドブック」という「物」です。
 販売するのは「知恵」です。
 
 他の研修会社にも「知恵」はあります。
 では、どうやって選んでもらうか!

 まさに「知恵比べ」です。
 「知恵」で差別化することが必要です。

●住宅の販売会社では..

 戸建て住宅の広告を見ると..
 様々な特長を打ち出した住宅があります。
 健康、快適、家族の団欒、省エネ..
 
 今の住宅建設は「知恵の塊」です。
 単なる家と言うハードを売っているのではありません。
 どう生活するか、豊かで快適な生活の提案が重要です。
 その提案こそが、「知恵」です。
 持っている、積上げた「知恵」で勝負です。

●他の例では...

 住宅の「鍵」を販売している会社では...
 取引は、鍵という「物」を販売しています。

 でも、顧客は「安心・安全」を購入しています。
 ここで、「鍵」を売るビジネスと定義するか、
 鍵の本質である「安全・安心」を売ると定義するかで、
 ビジネスの構造は大きくかわります。

 

これからは、
これを意識することが重要ではないでしょうか?

 人が
 現場の体験から
 「知恵」を生み出し
 商品・サービスの価値を高め
 競争力を生み出す

「物」は、「知恵」が集まった結晶です。

あなたのビジネスは、
  物を売っていますか?
  知恵を売っていますか?
自分の仕事を
どのように定義するかでビジネスが変わります。

会社を変える4つのアプローチ

図解:会社を変える4つのアプローチ

会社を変える4つのアプローチ

現場で、何か問題が発生したら?
そして、それが繰返されたら?

解決するアプローチは4つあります。

現場で、何か問題が発生したら?
そして、それが繰返されたら?

解決するアプローチは4つあります。

1.人事を変える

簡単な解決策です。
 「あいつが悪い」
と個人攻撃をして首のすげ替えで解決を計ります。

人を入れ替えるのが一番簡単です。

問題なのは..
社員の能力が問題が
意欲が低いからだと
問題の原因を一方的に押し付けてしまうことです。

でも、それで解決できればいいのですが..
そうならない場面がたくさんあります。

仕事の現場では
社員の能力・意欲の問題は少なからずあります。
でも、それだけで無い方が多いのではないでしょうか?

2.やり方を変える

上手く行っている会社のやり方をマネをする。
でも、それだけでは上手くいきません。

はまればOKですが..
なかなか上手くいかないのが現実です。
当然です、環境が違うんですから。

問題なのは..
どこかにある「正解」を探すことです。
昔は、真似するモデルがありました。
そこのノウハウを導入すれば上手くいきました。

でも今は、単純な真似では上手くいきません。
自分の会社にとっての「最適解」を見つけることが必要です。

3.仕組みを変える

やり方を変えて上手くいかないと
全体の「仕組み」を変える必要性を感じます。

成果を上げる仕組みを問い直す時です。
小手先の改善では解決できないと認識するところから
スタートすることが必要です。

商店街がシャッター通りになっています。
長く続いた老舗でも、やっていけない時代です。
ビジネスモデルを考え直す時代になったんです。
一度立ち止まって、商品やサービスの在り方を
考え直してみませんか。

自社の「強み」を軸に考えることで、
過去の資産を活かし、新しい展開を望めます。

4.文化を変える

そして、最後に行きつくことが
会社の文化を変えるということです。

「文化を変える」とは、
 ・理念を明確にし
 ・浸透させて
 ・その理念に共有する人に「変える」
と言うことです。
言うのは簡単ですが、時間もエネルギーも必要です。

もっとも重要なことが
社長自身が、
 ・理念を明確にし
 ・体現する
そこからスタートすることです。

私は、
図解で、仕事を可視化して標準化することを仕事としています。

具体的な作業を組立て行くときに、
 ・Aの手段が良いのか?
 ・Bの手段が良いのか?
とどちらかを選ぶ場面があります。

この時の選ぶ判断基準が「理念」です。

分かりやすい理念を掲げ、社員に浸透させていきましょう。

問題を解決するために、
状況に応じて、アプローチを変える必要があります。
正しく見極める必要があります。

 対処法 → 体質改善 へ

より成果を上げるには、より上位の解決策が必要です。