中小企業の中には、
お客様から見て
「いまどき当たり前だろう」
「ちゃんとやってよ」
という基本レベルのことができていない場合があります。
担当者が代ったら「もとに戻して!」と
お客様からクレームが来ることがあります。
本人は、「ちゃんとやっている」つもりでも、
お金を払うお客様はシビアです。
できる人と出来ない人の差が大きいのが現実です。
お客様から信頼される仕事が出来ないと
存在することが難しいのがビジネスの現実です。
ビジネスは競争です。
力のある会社は成長し、力の無い会社は消えていきます。
シビアな社会です。
自分のことを考えても、
美味しいラーメン屋さんには行きますが
不味いラーメン屋さんには行きません。
不味いラーメン屋さんの売上が少ないだろうから
誰も、売上に協力しようとは思いません。
問題なのは...
経営者は、「できている!」と思っているが
現場では、「できていない!」ことです。
現場の仕事のやり方、進め方を、現場任せ、担当者任せに
していていて良いのでしょうか?
それも、人によって微妙にやり方進め方が違います。
これでは、いつまでも組織としての職場のレベルは上がりません。
社員を集めて「頑張れ!」というだけでは、
世の中の流れ、スピードに追いつけない時代になりました。
生き残っていくためには、
・組織として
・現場の実行力を高める方策を
打ち出していくことが必要です。
具体的には!
仕事の仕組み化(標準化・システム化)です。
別の表現をすれば
・個人に依存しないで仕事を進める方法を構築すること
・いつ、どこで、誰がやっても同じ成果を出せる方法にすること
とも言えます。
仕事が仕組化(標準化・システム化)されると..
1.ケアレスミスが減る
チェックリストを見ながら作業
「うっかり忘れ」が無くなる
2.頑張らないでもできる
意欲や努力は不要
決められたことを、決められた通りに実行
3.能力に依存しない
誰でも、できる!
突然休んでも、辞めても対処できる
4.悩まないでできる
やることがはっきり書いてある
判断しないで行動できる
5.新人を即戦力化できる
試行錯誤で放っておいて
何年も成長を待たなくてもいい
6.ノウハウが蓄積できる
「仕組み」現場の知恵を蓄積する土台
現場の「ノウハウ」を蓄積しやすくなる
この結果
期待した成果を安定して生み出せるようになります。
良い事ずくめです。
でも、問題は「どうやって、そこまで行くか」です。
本気で取り組まないとできません。
大きな障害は
・仕事の属人化
優秀な個人に頼りすぎていることから発生します
仕組み化しよう標準化しようとすると
優秀な人が反対します
誰のやり方を採用するかということでもめます
自分のやり方を教えたくないと言う人も出ます
・考えて書く
仕事を具体的に書出す習慣がありません
仕組み化・標準化で最も重要なことは作業を書出すことです
仕事を具体的な作業に分解して、名前を付けて
どのタイミングでスタート・エンドで
誰から受け取って、誰に・どう渡す..
注意点やコツ、などなど..
簡単そうで、普段考えて書いていない人には難しい
上から言われたから書きましたレベルでは使えません
仕事を知らない人が、それを見て仕事ができるようにならないと
..意味が無いんです。
これからは、どんな業種も
この仕組み化(標準化・システム化)の必要性は増すと考えます。