「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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これからの働き方

自分の可能性を狭める4つの原因

図解「自分の可能性を変える「受け止め方」

自分の可能性を狭める4つの原因

自分で、自分の可能性を狭めていませんか?

可能性を狭める現象は
「職場の人間関係で悩んでいる」ところから
現れてきます。

私が、平成元年に
独立することになった原因でもあります。

自分は正しくて一生懸命やっているのに
上司が、同僚が..と、他人への不満が高まり
頭の中だけで悩んでいたことが
自分の態度となり、他人の態度になり
仕事や人間関係に現実として出てきます。

他人を批評や非難をしながら
自分が「○○すればよかった..」と後悔が重なる。

どんどん症状が進むと..
その職場での未来が描けなくなり
上手くやれない自分を傷つけながら
他人を批判しながら、後悔し続けることになります。

そして、組織に居られなくなります。

まったく私のことです。

この原因を分析すると4つで考えることができます。

【自分の可能性を狭める4つの原因】

1.他人への不満
   「○○さんが悪い..だから..」
   他罰で考える:〇〇してくれない
   自分は正しい:自分はこんなにやっているのに

2.過去への後悔
   「○○やっていたら..だから..」
   過去を言い訳にする:今できていない原因
   嫌な体験を再体験:頭の中で何度も繰り返す
   
 3.未来への不安
   「○○できるか..できないだろう..」
   障害や困難をどんどん頭の中に思い浮かべる
   未来は思い通りにならないことだらけ

 4.自分への不信
   「どうせ、俺なんか..ダメに決まってる」
   現在の自分に納得できない、もっとできたはず..
   何をやっても「俺なんか..」

と4つに整理しました。

これは、バラバラに出てくるのではなく
最初は、職場の人間関係の問題としてでききます。

でも、気持ちを切り替えれば、再出発できるのに
小さな失敗や、ちょっとした他人の言動に怯え
自分で自分をコントロールできなくなります。

どんどん悪循環のスパイラルに入り込みます。

こうなると現実が自分を傷つけるのでは無く
過去の嫌だったことや後悔が頭の中で
イメージとして何度も何度も追体験するようになり
自分を傷つけることになります。

自分の職場にいませんか?

でも、
チョット切り替えれば、
まったく別の現実が見えてきます。

新しい未来が現れてきます。

【自分の可能性を高める4つの発想】

 1.他人への感謝
   おかげ様です
   やってくれたことにありがとう
   他人に過度な期待はしない

 2.過去を財産に
   障害があった、乗り越えた・乗り超えられなかった  
   失敗したことから、どんな「学び」があったか
   過去は変えられないが、読み替えることができる
   
 3.未来を希望に
   いかに生きるかで、未来が変わる 
   障害や困難を避けていては新しいことができない
   未来は可能性、見えないから面白い

 4.自分への自信
   確証のある自信はない、自分を信じるだけ
   乗り超えられない障害はない、コツコツやるだけ
   現状の自分を受け入れて、セルフヘルプ

どちらも自分の実体験です。

会社員の時は、批判する相手がいました。
不平・不満を言う相手がいました。

でも、独立すると「すべて自分」です。
上手く行かなったら、間違いなく自分が悪い。
批判する相手は自分です。
自分しかいません。

自分が「考えて・行動する」ことで
今の自分と、新しい自分が出来上がっていきます。

目の前の現実を
 ・自分の可能性を狭める4つの原因
 ・自分の可能性を高める4つの発想

のどちらで行くか、自分で決められます。
どちらにするか、自分で選ぶだけです。

悩んでいる人はたくさんいると思います。
私も、その一人でした。

自分の意志をもって「選ぶ」ことが必要です。

図解 自分の可能性を変える「受け止め方」

社員の実力発揮のために仕事を設計する

図解:社員の実力発揮のために仕事を設計する

社員の実力発揮のために仕事を設計する

社員は誰でも、
自分の実力を発揮して活躍したいと思っています。

会社も、
社員に活躍してもらい業績を上げたい。

でも、
社員は
自分の持っている実力を
100%発揮できているでしょうか?

発揮できていないとしたら
とても、もったいないことだと思います。

上司が、部下に対して
 ・期待している
 ・しっかりやってくれ
 ・応援している
などと声をかけるだけで100%発揮できるでしょうか?

確かに
 ・声をかけるだけで、動いてくれる人
 ・放っておいても、自分でなんでもやれる人
 ・自分で考え行動して、成績を上げる人
は確かにいます。

でも、多くの人は会社の支援を必要としています。
 ・動き出すきっかけを与えたり
 ・こうやればできるとアドバイスしたり
 ・もうちょっと頑張ろうと声をかけたり
することで伸びる人がいます。

でも、能力発揮をわざと低下させている会社もあります。
 ・無茶なノルマを与えて精神的に追い込む
 ・仕事に私情を持ち込んで感情論で追い込む
 ・単なるコマとして使い消耗品として扱う
..
などなど..

会社が、組織として支援すれば
会社の、業績に貢献してくれる人を
そのままにしておいては
もったいないです。

会社の支援で目指すことは

 ・実現できる目標
  頑張れば何とかやれそうな目標
  実際に動いて達成感を感じる

 ・利益実感

  給与というより、社内での評価が必要
  やりがいにつながる

この2つです。

この2つを実現するために
会社の仕事を設計することが必要です。

会社が、組織として
「仕事を設計する」ということがないと
部分最適な作業指示書的なマニュアルになって
何も変わらずに終わってしまいます。

仕事の設計で必要なことは

 1.仕事の目的と背景を理解できる
   何のために、自分の仕事が存在するのか
   自分の仕事に、何を期待されているのか
   頑張り方が示されている

 2.業務全体と自分の位置を俯瞰できる
   会社の仕事の全体の中で、自分の役割はなにか
   自分の上流・下流の工程との関係は
   他の人との連携に配慮できる

 3.明快な手順・ツール
   自分のやるべきことが具体的になっている
   上手くやるためのツールがある
   習熟度や実力不足を組織が補う仕組みがある

この3つです。

この3つは、何も特別な事ではありません。

会社が、
組織として
どのように仕事を作業に展開し
適任な担当者で分担して
成果を出していく..
そのために必要なことです。

ですが、
組織としてできていない会社がほとんどです。

SE(システムエンジニア)として、
たくさんの会社の業務を取材しましたが
 ・この部分はAさんしかわからない
 ・ここはBさん
 ・あそこはCさん
  ..
と言われることがほとんどでした。

その人しか、その部分を知らないんです。
誰も..

当然、部分最適になっています。

どこかに、無理を強いています。

誰かが、不満を持っています。

ちょっと応援すれば成果が上がるのに
アラームを出せない人がいます。

自分が原因ではないのに
自分の担当部分で問題が発覚することで
叱責される人がいます。

一度、
社員の実力発揮のために
仕事の構造を
設計図におとしてみませんか!

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先延ばしの理由(4つの言い訳)

図解:先延ばしの理由(4つの言い訳)

先延ばしの理由(4つの言い訳)

「明日やればいいや」と
つい先延ばしにしてしまった経験はありませんか?

「明日から絶対に始めよう」と
自分に言い聞かせたことはありませんか?

そして、毎日「明日は必ずやるぞ」と
言い続けるなんてことになってしまった経験があるのでは? 

先延ばし..

誰にでもあると思います。

言い訳には4つあります。

一番多いのが、時間とお金

1.時間がない

  「今、忙しくて時間が無いんです。」
  この仕事が一段落して時間ができたら...
  と言い訳します。

  ..いつ時間ができますか?

2.お金がない

  今、自由になるお金が無いんです。
  お金が貯まったらやりたいと思っているんですが...
  と言い訳します。

  ..どれだけ貯まったら始めるのですか?

この2つは、誰でも簡単にできる言い訳です。

次にあるのが、この言い訳です

3.自信がない

  今、やれる自信が無いんです。
  失敗しないように、もっと実力を付けてから...
  と言い訳します。

  ..どうなったら自信がついたと言えますか?

そして、最も傷の深いのが、この言い訳です。

4.この問題を解決してから

  今、抱えている問題があるのでできないんです。
  問題を解決してからやろうと思うんですが...
  と言い訳します。

  
  この言い訳を言いだすときりがありません。

  目の前にすぐにやらなければならないことができ、
  常に、それを追い続けます。

  これが解決したら、次はこれ..
  そして、これ。
  そして、どんどん次が出てきます。

  解決しても新しい問題が発生します!

  そして、いつまでたっても目の前のことで終わります。

相田みつをの言葉
「やれなかった、やらなかった、どっちかな。」

まさにこの言葉通りだと思います。

やらない言い訳を論理的だと思って出し続けても
意味がありません。

どうやったら「やれるか!」を考えた方が
自分の未来に対して成果が上がります。

言い訳しないで、行動しましょう。

自戒を込めて..

実際の経験を、一つひとつ積み重ねる

実際の経験を、一つひとつ積み重ねる

実際の経験を、一つひとつ積み重ねる

「現場の知恵」を蓄積するって、どいうことなんでしょうか?

20年前から、仕事の現場でコツコツ書き溜めてきました。

問題に遭遇したときに
 ・問題の構造は?
 ・因果関係は?
 ・要素の定義は?
というようなことを書き溜めてきました。

これが書き貯まったことで、
新しい問題に出会った時に
問題解決に取り組みやすくなりました。

このように書き溜めることを、どう表現したら良いのか?
考えていたところ、良い言葉を見つけました。

———————————————–

ルネッサンス ― 再生への挑戦 [単行本]
著 者:カルロス・ゴーン
翻 訳:中川 治子
価 格:¥ 1,932
ダイヤモンド社 (2001/10/25)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478321000/teoriacojp-22

実際の経験を、一つひとつ積み重ねることで、
マネジメントの効果を高める
基本的なツールを発見することができる。

そして、一つひとつの問題に挑戦することで、
そのツールに磨きをかけて、
明晰な決断を下すことができるようになるのである。

———————————————–

「まさに、これだ!」と思いました。

私は、長く考えを整理しパワポで書き溜めてきました。
でも、100%の完成度ではありません。

書いたときに良くても..
数ヶ月して見直すと「なんじゃこれ?」というものもあります。

書いたときの頭の動きが違うんですね。

私のテーマは、「分かりやすく書き溜める」ですから、
時間が経過して、自分の思考が変わったら分からなくなる..
これでは困ります。

他の人に見てもらったらもっとわからないからです。
誰が見ても簡単に理解してもらいたいのです。

ですので、時間をかけてコツコツと修正を続けて
完成度を高めています。

長く書き溜めてきたことで
 ・論理思考の講座
 ・問題解決の講座
などの声をかけていただけるようになりました。

その講座で使う材料は、
自分の体験や勉強からコツコツ書き溜めたパワポです。

組織も個人も現場で体験した事をもとにして
自分の体験から「強み」を築きませんか。

「失敗」の定義で人生が変わる

図解:「失敗」の定義で人生が変わる

「失敗」の定義で人生が変わる

失敗は誰にでもあります。
でも、活かせる人と活かせない人がいます。

その違いは..
「失敗」の定義の違いにあります。

エジソンの白熱電球の開発で、
世界中から 6,000種類もの材料を取り寄せ実験した。
研究室にあったせんすの竹でフィラメントを作ったところ
200時間灯(とも)った。
材質を竹にしぼり10万ドルの費用をかけ20人の調査員を
竹採集のため世界に派遣1,200種類の竹で実験した。 
とのことです。(Wikipediaより)

後にエジソンは、
 「私は一度も失敗していない。
  うまくいかない方法を一万通り発見しただけだ。」

と語っています。

アメリカの発明家のチャールズ・ケタリングは
 「成功の99パーセントは、いままでの失敗の上に築かれる」
という言葉を残しています。

失敗するということは、
新しいことに挑戦して成長しているということです。

失敗を

 1.発見・学び
   できないことが分かった・別のやり方へ

 2.出発点
   新しいやり方で再出発するきっかけ

 3.気づき・再確認
   何のためか自問自答・意味を深める

このように考えませんか!

こう考えると
失敗は「財産」になります。
 
「失敗」は、自分の新しい可能性に挑戦した証です!

西洋の格言に
 「成功は忘れよ、失敗は記録に残せ」
と言う言葉があります。

人は、どうしても成功を思い出しがちです。
つらい失敗は忘れようとします。
この心理のおかげで、人の心は暗くならずにすむと言われています。

そして..
「失敗は忘れよう、次にうまくやればいいのだ」となります。
でも、これでは失敗から学べません。
学べなければ、同じような状況が来れば失敗を繰り返します。

職場に、同じような失敗を繰り返す人はいませんか?
逆に、どんどん成長していく人はいませんか?

失敗事例は情報の宝庫です。

元バスケットボール選手のマイケル・ジョーダンは
何度も失敗した、それが成功の理由だと言っています。
「9000回以上シュートを外し、300試合の勝負にも敗れ、
勝敗を決める最後のシュートを任されて26回も外した。
人生で何度も何度も失敗した。それが成功の理由だ。」

仕事の現場で発見したことを、記録して残していきませんか?!
それは「知恵」の蓄積になり、競争力の源泉になります。
仕事を考える材料であり、新人に教えるツールになります。

失敗から積極的に学ぶ事で、社内での存在感もアップします。

■講座案内■

 「現場の知恵」を積上げ「強み」を築く方法
 ~みんなが現場で工夫し、競争力を高める仕組み創り~

【開催日時・会場】
 ●日時 2016年7月25日(月) 10:00-17:00
 ●会場 [東京・大井町]きゅりあん4階
 http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC160715.php

【講座の目的】
現場には、失敗からの気づきや学びという「現場の知恵」があります。
でも、その多くは個人の頭の中にあるだけで組織の知的財産にはなっていません。
そのため、同じような問題が繰返されたり、社員が辞めることで無くなってしまいます。
会社の成長には「現場の知恵」を、「成果をあげるメカニズム」として、
積上げ・共有し・みんなで改善し続けることが必要です。それが「強み」を築きます。
社員は、ロボットのように動けと命令されたらやる気になりません。
自分で「気づき・考え・工夫したこと」が社内の標準として採用されることは
頑張る原動力になり、みんなに評価されることで仕事の手応えを感じます。
「現場の知恵」とは、簡単に言うと、社員全員で自社のオリジナルの
「仕事の教科書」を作成することです。
「成果をあげるメカニズム」を可視化することは安定的な成果を生み出す標準となり、
新人を即戦力化することや、仕事品質の担保、改善を積上げる土台ともなります。

ノウハウを伝えるために論理が必要

図解:ノウハウを伝えるために論理が必要

現場で考えながら頑張った人の頭の中には
「知恵」が積み上がっています。

でも、大きく分けると2つのタイプの人がいます。

1.聞いても役に立つ話ができない人

自分の体験をお酒の席で、
長時間、繰り返し繰り返し
・武勇伝
・自慢話し
・回顧録
同じような内容を何度も聞かされては
たまったものではありません。

個人の単なる体験談を
・時系列に
・感情がたっぷり入っている
これは、これで意味はあるのですが..

この状態では他人にとっては役に立てにくいのです。

この話を長時間の話からエッセンスを抜出すには
・かなりの無駄な時間を浪費し
・エッセンスを抜出す技術が必要
です。

個人の感じた体験談を聞くだけでは
活用は難しいのです。

2.聞くたびに勉強になる話を聞かせてくれる人

「聞いても役に立つ話ができない人」
との違いは、どこにあるのでしょうか?

違いは!
 ・客観的な内容に整理し
 ・体系立てて説明する
ことができる。

具体的には、体験の抽象度を高め、
 ・気づき(どんな場面で、どのように、背景は..)
 ・考え(問題や状況を構造的に理解する)
 ・工夫した(実際に行動できる作業行為に具体化する)
ということができると
「知恵のコンテンツ」にすることができます。

客観的に体系立てて「知恵」として共有できると
 ・再現性を高めることができる
 ・誰でも同じように成果を出せる
ことができます。

他人にも役に立つ共通の知恵として蓄積でき活用できるのです。

中高年になり、定年を迎え、新し道を考えたときに
・過去の経験をベースに
・状況を越えて役たつ知恵を
・体系的に伝える
ことができる人とできない人では
将来への可能性が大きく異なります。

できない人の選択肢が大きく狭められます。

若いときから意識し準備することは大切ですが、
定年が近づいたとしても大丈夫です。
間に合います。

過去の体験(事実)を洗い出し、
そこから、客観的に役に立つ「現場の知恵」を抽出しましょう。

長く頑張ってきた人の中には、たくさんの「知恵」が
積み上がっています。

それを若い人に教える状況を思い浮かべて書き出せばいいんです。
ただ事実を時系列に書き出しても意味がありません。

過去の経験を未来に活かすには
書き出すために、組立てるために論理が必要です。

論理は、勉強すれば身に着けられます。

ただ、考えて・書いて・発表した経験が少ないと
「生みの苦しみ」があります。

私は、昭和58年から図解していますが
今でも、新しいテーマや難しい内容を
分かりやすく図解表現するときは悩みます。
時間もかかります。

アウトプットは難しいのです。

難しいと言って、書き出さずにいたら?

頑張っている人には、必ず「知恵」があります。
諦めずにコツコツ未来のために書き出しましょう。

積上げた「現場の知恵」で定年後も活躍する

図解:社会への価値の提供の3段階

積上げた「現場の知恵」で定年後も活躍する

社会への価値の提供の3段階

会社員は、
若い時は
現場でプレーヤーとして頑張り。

ベテランになって
マネージャーやスペシャリストとして活躍します。

定年後は、どうなるんでしょうか?
これからは、年金はあてにできません。

誰でも70歳、75歳まで働く必要がある人が
どんどん増えていくでしょう。

70歳過ぎまでマネージャーはできませんし、
現場に戻ってプレーヤーになるのも難しいのでは
無いでしょうか?

再雇用してもらっても
昔の部下の下で、現場に戻るのも抵抗があります。
戻って、若いときのように活躍できればいいのですが、
上司になった昔の部下の方にも抵抗があります。

ここで、このようなルートを考えたらどうでしょうか?
 ・プレーヤー
 ・マネージャー、スペシャリスト
 ・ティチャー

定年後は、
自分が若いときから積上げた知識や技術を教えるなら
70歳代まで十分に活躍できます。

同じ会社で、後進を育てることもできるし、
業界の若い人に教えることもできます。

年齢が上がって、体力が落ちてきても
それに従って仕事を調整すれば良いんです。

20年、30年頑張って働いて定年になり
まったく違う仕事に新人として入る..
これってもったいないです。

社会の損失です。

お酒を飲んで聴くと..
若い人に伝えて欲しい知恵がたくさんある人がいます。

でも、それを「知恵と技術の商品」として
商品化できていないんです。

もったいない..

今、どんどんビジネス環境が変化しています。

ネットが進化し新しいビジネスが生まれる土壌ができました。

若い人が学歴や年齢に関係なく
 ・意慾
 ・能力
 ・行動力
で新しいビジネスを立ち上げています。

この有能な若い人と競争して行くには
どうしたら良いのか?

現場で培った「知恵・技術」の蓄積で勝負です!

若い人の持っていない知恵や技術を教えれば良いんです。

それには、長く経験して積上げた知識や技術を
文書に残し、論理で語る必要があります。

そのために図解を使ってもらっています。

中高年になって「何にも、書き溜めていない..」と
悩む必要はありません。
一生懸命に仕事をしてきた人なら
頭のなかにたくさん残っています。
それを、書き出しましょう。

簡単に、すぐに..
とはできませんが、コツコツやることで
若い人に使ってもらえる「現場の知恵」が出てきます。

現場の知恵は問題解決手法、蓄積の質・量が精度を上げる

20160721

現場の知恵は問題解決手法、蓄積の質・量が精度を上げる

私は、出かけるときに
いつもUSBメモリを持っています。

そこには
図解コンテンツ 約1万枚あります。

これまで仕事のなかで
 ・気づいたこと
 ・まとめたいと思ったこと
 ・あとで役に立つと感じたこと
を図解でコツコツ書き溜めてきました。

もちろん
仕事で顧客の図解をしたものはもちろん除きます。

家が火事になっても、
パソコンが壊れても
これさえあればと、いつも持っています。

ちなみに、クラウドではなんとなく安心できない
昭和の世代です。

ここまで書き溜めるのに
20年かかりました。
よく言う、愚直にやり続けました。

最初の方は、かなり陳腐な図解でした。
上手く表現できないことにも悩みました。
当時は、1週間で1枚の図解もかけないことが普通でした。

でも、「やれば、できる!」と思い
コツコツ描き続けてきました。

私には、誇れる学歴はありませんが、
コツコツ長く、図解を続けたことで
仕事の声をかけていただいています

平成元年に独立してから
たくさんの人と仕事をした経験から

仕事のできる人は
現場体験からたくさんのことを学び積上げている
と感じました。

たくさんのメモをもっていたり
ノートを何冊も持っています。

現場で考えて、言葉で表現した
何年もの仕事の記録です。

頭の良い人は書いていなくても
頭の中に整理してあり、
すぐに取り出せる人もいました。

でも、これはなかなか普通の人にはできません。

忘れてしまうからです。

世の中には、優秀な人がたくさんいます。

その中で、
ごく普通の頭のCPUレベルの人が
競争していくには
時間をかけてコツコツ書き溜めていく。

それしかないと思います。

私は、まさにそれです。

コツコツ書き溜めると
自分の得意分野が見えてきます。

興味のないもの、大切だと思えないものは
気づきません、書けません。
書いたものは、自分が重要だと思うことです。

たくさんたまったモノが自分の興味のある分野です。

飽きずに書き続け、たくさん貯まると
体系化することができます。

体系化すると..
何か、問題を相談されたときに
「これと、これで、このように解決しましょう」
とすぐに解決策を見せられます。

独自に書き溜めて体系化した「知恵」は
自分のノウハウです。

独自のノウハウは
「強み」として活用することができます。

考える仕事・行動する仕事の役割

図解:考える仕事・行動する仕事の役割

考える仕事・行動する仕事の役割

仕事には

 1.考える仕事
   ・事業内容を決める
   ・事業の可能性や規模を決める
   ・成功確率を高める

 2.行動する仕事
   ・計画通り行動する
   ・行動することで結果が出る

この2つがあります。

「考える仕事」とは
 ・現場を見て問題を理解し
 ・達成すべき目標を決めて
 ・実現する課題を立案し
 ・実現方法や計画を考える
これを行います。

神田昌典氏は
メルマガ、「仕事のヒント」神田昌典365日語録の中で

   事業の方程式が収入を決める。
   そして借金の額も決める。

と言われています。

「考える仕事」は、事業で最も重要なことです。

よく「一生懸命頑張れ!」
そうすれば上手くいく、成功する。
と言われることがあります。

確かに、昔のように、
 ・仕事の仕組みが固定して
 ・何をやれば良いのか決まっていいた時代
では一生懸命頑張ば良かったんです。

今でも、「一生懸命」は重要です。

でも、
一生懸命はレベルを示す言葉です。
「何を!」というテーマを示す言葉と
セットにすることで意味を成します。

何も考えずに「一生懸命」だけでは
間違いなく、上手くいきません。

「考える仕事」は
 ・Why:何のために?
 ・What:何をやるか?
 ・How:どのようにやるか?
と考えていきます。

ここがダメだと、
「行動する仕事」で頑張っても
取り返すことができません。

「戦略の失敗は戦術で補うことはできない」
と言われる通りです。

「行動する仕事」は、
「考える仕事」で、可能性を考え
 1.成果のでる手順(プロセス)
 2.上手くやる方法(コツ・工夫)

を考え
行動することを
規定したものです。
 ・規定に従って
 ・教えられて
 ・マニュアルに沿う
という仕事です。

新人にとっては
会社の仕事の標準を「覚える仕事」です。

標準通りに行動して
 ・期待する成果が出ない
 ・クレームが発生した
 ・問題が起こった
などが発生したときに
「考える仕事」で、
仕事の標準を改定していくことが必要です。

昔は、現場の担当者は上司の指示に従って
作業していけば良かったんです。

上手くいかなければ
 ・上司の指示が..
 ・会社の仕組みが..
 ・組織の文化が..
 ・社員教育もしてくれない..
などと赤ちょうちんで愚痴を言っていても通用しました。

でも、これからは
現場にも「考える仕事」が要求されます。

その期待に応えられないと..
どんどん単純作業に追い込まれ
安い給料で長時間労働を強いられ
最後は解雇へ..

会社に貢献して
より良い立場で手応えのある仕事をする。
ノウハウを積上げて独立する。

そのどちらになるとしても
「考えて、行動する」、「行動して、考える」
を意識して回しましょう。

新しい試みを潰す3つの禁句

図解:新しい試みを潰す3つの禁句

新しい試みを潰す3つの禁句

社長や上司から、こんな言葉を浴びせられたら...

 ・上手くいくのか?
 ・失敗したらどうする?
 ・責任は誰がとる?

新しい企画が実現できるでしょうか?
斬新なアイデアを前に進められるでしょうか?

新しいことを始める時に
100%成功する確証を得られるでしょうか?

やったことが無いから
机上の計画で出てこなかったことが
想定外として問題として現れます。

でも、それが「学び」になります。

自動販売機にお金を入れて、
スイッチを押せば、
そこにある缶コーヒーが出てきます。
これなら心配はいりません。

結果や工程、障害などの全てを見通せるテーマなら、
新しいことではありません。

これまでにやってきたことです。

新しいことは、
過去の経験から読み切れないことばかりです。

本田宗一郎氏は、こう言っています。
 「すべての研究は、
  失敗の繰り返しで
  99%以上の
  失敗を覚悟しなければならない。」

「読み切れる仕事」だけををやると言うことは、
新しい事をやらないと言うことです。

新しく始めることを、
過去の経験や評価基準で評価していたら..
何もできないで終わってしまいます。

社会がどんどん変化している今..
新しい試みをしないのは、
実は、リスクが高いんです。

新しいことをすれば、
問題があったり、手間がかかったりと苦労します。

でも、そこから得られる物も大きいのです。
これからは、小さな失敗をして経験を積んで、
可能性を広げていくことが必要です。

この試みが成功するための条件は2つあります。

 ・立向かうテーマが本物なのか!
  向かう物が、
  会社の目指している未来を
  実現するものでなければ意味がありません。

 ・本気で立向かう気があるかか!
  本気でないと、小さな障害でくじけます。
  「本気もどき」なら、やらない方がいいです。

新しいことを始めようとするということは..
普段、阿吽の呼吸で作業指示をしたり、
意味を考えないで
昔からやっているからと
過去の手順を「考えないで」やっている人には、
とても大変な苦しい作業になります。

この3つの言葉を言う上司には、存在価値が無い時代になった!

と言ってもいいのではないでしょうか?