「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

TEL.025-531-1151 

〒942-0036 新潟県上越市東中島1943-91

  hidetoshi@teoria.co.jp
図解講座

パターンに頼った図解ではすぐに限界!

図解パターンを使って、図解していませんか?

図解パターンは、覚えればすぐに使え、
図解ができるようになったと実感できます。

私もたくさん作っています。
間違いなく役に立ちます。

でも、ちょっと複雑なテーマを考えると使えません。

どうパターンに当てはめようか?
と考えても、当てはまりません。

その上、考えたことを
ムリにパターンに当てはめようとすると
本来の頭の中のアイデアが深まりません。

これからの仕事は、ネットが絡んできて、
目の前に、商品も伝票もお金も通過しません。
商品だけでなく、サービスもネット経由で提供されます。
ビジネスの構造を理解していないと改善策案は浮かびません。

図解パターンという情報の構造化だけでは無理があります。

でも、図解パターンを使った図解を否定するものではありません。
私自身、図解パターンを使った図解をたくさん作成しています。

図解パターンでの作成経験は、図解の基礎として有効です。
たくさんやることで、間違いなく図解力が上がります。

「人材マッチングシステムの概要」の図解を見てください。
これはパターンでは作れません。

図解:複雑な図解

これを見せると
物販の営業マンやデザイナーや広告企画マンには
複雑すぎてわけがわからないと不評です。

でも、ビジネスモデルの開発をしている人
システム設計をしている人には
1枚にまとまって非常に分かり易いと好評です。

全体が、1枚にまとまっているので
ビジネスの全体を俯瞰できます。

全体を理解して
部分に入って、
「この部分を詳細にすると?」と
具体的な検証がしやすくなります。

全体を見て、部分に入り
だんだんに全体の仕組みとしての完成度を高める
そのために、この図解を使っています。

「図解の応用表現(対比+段階+移動)」の図解を見てください。

図解:複雑な図解3つのモジュールの型の組み合わせ

この複雑な図解でも
簡単な3つのモジュールの
組み合わせでできています。

私が考案した「3つの型」は、
「9つの基本形」に展開しています。
この「9つの基本形」が、
・思考を整理するモジュール
・思考を表現するモジュール
です。

これを組み合わせれば、
簡単な情報の構造化から
複雑な図解でも分かり易く整理し表現できます

モチベーションが続かない2つの理由

図解:モチベーションが続かない2つの理由

モチベーションが続かない2つの理由

モチベーションが続かない理由は2つあります。
一つ目は、思ったように結果が出ないから
二つ目は、努力しても褒めてもらえないから

です。

この二つが、大きな理由です。

一つ目は、思ったように結果が出ないから

頑張ったら、
その分の成果を確認したいと思います。

1日頑張ったら、
2日頑張ったら..
努力した分が目に見える成果が欲しい。

と思うのは普通です。

でも、努力が成果につながるには..
長い時間がかかります。

誰でできる程度の努力をして
人より大きな成果が欲しい。

これは無理です。

ある程度の努力が積みあがって
結果が目に見えてくる場合があります。

成果が出る臨界点はどこか、いつか?

テーマや努力の程度によって
異なります。

どこを目指していますか?
 ・10枚のドミノを積むか?
・100枚のドミノを積むか?
・10000枚のドミノを積むか?

どこを目指しているのか?

それによって、努力の期間が違います。

それに納得しましょう。

二つ目は、努力しても褒めてもらえないから

目新しいこと、斬新なことを始めると
最初のうちは、誰でも興味を持ってくれる。

上司も取引先も、気にかけてくれます。

でも、日が過ぎるうちに...
誰も、声をかけてくれなくなる。

それが普通です。

大きな成果を目指す人は孤独です。

成果が出ればチヤホヤしてくれるが...
それまでは孤独に耐えなければならないのです。

注目を集めることを求めるのは止めましょう。

大きな成果には長期間の孤独が必須!

どんなスポーツも基礎練習は必要です。

体力作りを黙々とやる必要があります。
練習は、誰も応援してくれません。
それは、当然です。

誰にも気にされなくても
声をかけてもらえなくても
一人でコツコツやることが必要です。

孤独に耐えられないと伸びません。

本当に目指していることがあるなら
自分のために、
いつか大きな結果がでると信じて
進むしかありません。

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図解の注意点「フォーカス・ディープ・ノイズカット」

図解:図解の注意点「フォーカス・ディープ・ノイズカット」

頭の中の「想い」を
図解しようと考えるときに必要な3つの注意点です。

 1.フォーカス
 2.ディープ
 3.ノイズカット

この3つが重要です。

1.フォーカス

焦点を合わせることです。
何を書くのか絞り込みが重要です。

図解のアドバイスするときに、
何枚もの文書を出してきて
「あれも、これも図解したい」と言う人がいます。

気持ちは分かります。

大きな文字になっていたり
書いてある割合が多い部分に
絞り込んでアドバイスをすると、
「一番言いたいことは、そこじゃないんです」
と言い訳します。

書きたいことの優先度や具体化の
作業が進んでいません。

現状は、材料を集めて
それなりに書いただけの状態です。

でも、自分の中では
文章で書けているから
後は図解して分かりやすくするだけ。
と思っています。

これが、図解のブレーキになります。
・図解という表現のテクニックが無いから
・図解のテクニックが難しいから
図解できない。
と言い訳することになります。

これではいつまでたっても図解が上手くなりません。

文章でも図解でも、
・一度に
・すべてを
・1枚に
表現することはできません。

自分の表現したいことが
・大きい(抽象度が高い)
・たくさん(内容が多い)
場合には
何枚かの文書に分け、組み立てる
ことが必要です。

最初に、一番表現したいことに
焦点を合わせましょう。

2.ディープ

内容を深めることです。
見ても価値がないことでは意味がありません。

若い時(30代後半)に、
企画書を勉強している女子大生に
企画書のアドバイスを求められました。

彼女の企画書を見ながら
正直に..
「きれいに書けているけで、内容が無い」と
言ってしまいました。

まさに、若気の至りです。

それ以来、音信不通。

自分には意味があっても
見る人に「見る価値」があるかが重要です。

きれいに表現できていることと
価値ある内容があることと相関しません。

パワーポイントが悪者にされますが、
ここに問題があるのではないでしょうか?

3.ノイズカット

名前の通り「雑音の除去」です。
企画書など書きなれないと雑音が入ります。

1枚の中に
あれも、これも、それも..
たくさんの内容が入ります。

見る方は、「気持ちは、分かるが..」となり
理解しようとす意識が止まります。

その1枚に書きたいことを定義したのに、
頭の中では、もっと上位概念を描いていると、
定義以外の要素を入れてしまいます。
入れても気がつきません。

これが問題です。

これは、なかなか自分では気がつきません。

表現する内容の定義があいまいだと
アドバイスのしようもありません。

必要なことは、
「何を表現する1枚なのか」を
明確にな定義することです。

図解する場合は、
この3つを意識して内容を絞り込み、価値を高めましょう。

実は、この3つができれば
自然に頭の中の書く内容が構造化できます。

構造化すれば、そのまま図解になります。

図解講座では、
体験から得た、そのテクニックをお伝えします。

知っていれば、戸惑いません。

必要なことは
・何を、描くのか
・どう、描くのか
知って図解に向かうことです。

3つの「型」で図解する手法

図解:3つの「型」で図解する手法

3つの「型」で図解する手法

昔は、いくつかの図解のパターンを作って
図解しやすいようにしようと考えていました。

でも、パターンを使う図解の仕方では
複雑な図解を作ることはできません。

パターンに合えば、図解になりますが、
それでは、本当に図解できるとは言えません。

そこで、昔から作ってきた大量の図解を眺めて
3つの「型」を作りました。

「型」とは?
 ・考えを整理する単位!
 ・考えを表現する単位!
です。

この「型」で考えれば
誰でも図解できるようになります。

ただ、水泳と同じで練習が必要ですが!

3つの「型」で図解する手法のスライドショー
http://www.slideshare.net/hidetoshiikeda/ss-54514019

中高年になって出番のある人・出番のない人

図解:中高年になって出番のある人・出番のない人

アウトプットしていないと専門性を発信できない

あなたは、何かの専門家ですか?

「これが得意だ!」と言うものを持っていますか?

若い時だったら、良いですが、
30代、40代、50代と進むと
「得意!」と言える専門性を持っていないと
悲しいことになります。

中高年になって
何かの専門性を持っていないと
誰からも仕事の声がかかりません。

この図は、
「中高年になって出番のある人・出番のない人」
を分かりやすく図解したものです。

1.得意と言えるモノが無い

得意分野が無いので、誰でもできることを
「一生懸命やります!」と言うしかありません。
誰かに、誰でもできる仕事(作業)を与えてもらう。
これしかありません。

若い時は、やっていけますが
年齢が上がるたびに、不利になっていきます。
給料も、若い人と同じレベルでもらうしかありません。

その仕事も、機械化され仕事が無くなったり
海外に流れて自分に来なくなります。

「代替え可能な人材」では、未来はありません。

2.得意分野がある?

○○を□□年、経験しました。
○○会社で、部長でした、任せてください。

仕事の現場で体得した
問題解決の手法(ソリューション)を概念化して
・違う業界、違う問題に応用することができない
・他人に「知恵」として教えることができない
となると...と
ちょうど良い案件に、ちょうど良い組織があって
本人が現場に入ることができれば役に立つかもしれません。

でも、そんな環境が簡単に揃うわけもなく
「俺は、これが得意だ!」と言い続けても
役に立たないと言うことになります。
その人を良く知っている人に
「場」を設定してもらえると活躍できます。
ハマれば良いです。

「場」を設定してもらえるかどうかで
活躍できるかどうかが決まります。
これでは、本当の専門家とは言えません。

「自称専門家」と言われてしまいます。

3.指名される専門家

独自に長く積上げたオリジナルのノウハウを持っている。
そのノウハウを分かりやすく発信することができる。

何かテーマを与えられた時に、
すぐに、「これと・これを使って、こう解決しましょう!」と提案できる。
それも、分かりやすい文書を使って。

文書になっているので、他の人にも教えることができる。
若い人を育てることもできる。

自分の体験から積上げた問題解決手法(ソリューション)を
自分のオリジナルのノウハウを文書にして体系化して持っている。
これが必要です。

自分の得意分野を根拠(エビデンス)をもって発信できるので、
他の得意分野を持っている人から声がかかります。

この人が「指名される専門家」です。

この「1.得意と言えるモノが無い」の人は論外です。

20年、30年、働く中で
自分の専門性を身につけないと
働く場所がなくなります。

問題は
「2.得意分野がある?」、「3.指名される専門家」
のどちらになるのかです。

違いは簡単です。

持っている専門性を文書でアウトプットできているか?
ということです。

独自に長く積上げたオリジナルのノウハウを
文書にしてもっているかということです。

オリジナルなノウハウとは
自分の体験の中から学び得た問題解決の手法です。

考えて働いていた人なら必ずあります。

「2.得意分野がある?」の人は、
その頭の中になる現場の体験を書きだすことです。

書けば
・体験がノウハウになり
・WEBや文書で発信しやすくなり
・それを欲しいという人の目に留まり
声がかかりやすくなります。

書くことで
・冷静に見つめ
・筋道が通り
・完成度が高まり
役に立つノウハウになります。

若い時から、20年・30年後を見据えて
書く習慣をつけることで
未来の可能性を広げることができます。

中高年でも、遅くはありません。
考えて仕事をしてきた人の頭の中には
役に立つノウハウがたくさんあります。

時間を作って書きだしましょう。

初めは、アウトプットは苦労しますが
だんだん自分の持っているノウハウが見えてきます。

自分は「何の専門化なのか!」明確になります。

発言の「あいまいな人・明快な人」の違い

図解:言の「あいまいな人・明快な人」の違い

発言の「あいまいな人・明快な人」の違い

提案型の営業する人なら体験があると思います。

顧客の発言を聞いても
 ・何を言いたいのか、わからない
 ・願望ばかりで、具体性がない
 ・やりたい気持ちはわかるが、何をしたいのか
 ・現状の悩みはわかるが、何を目指すのか

と、なんだか要領を得ない。

文書に、まとめようとしてもまとまらない。

聞いても、聞いても、
 ・核となる技術
 ・軸になるアイデア
も見えてこない。

もっと業績をあげたいという気持ちはわかるが。

そんな体験はありませんか?

私は、新規事業の企画書を作成する仕事を
していますのでよくありました。

池田さん、「私の新規事業のアイデアを図解して」と
電話で依頼がくることがあります。

そこで、お伺いする前に、
 ・概要を頭に入れて
 ・関連業種の調査をしたいので
 ・頭の中にあるアイデアを
 ・適当に思いついたことを気軽にメモして
 ・メールでもFAXでも良いので送ってください
とお願いします。

でも、ほとんどはメモの送付はありません。

打ち合わせに伺って
2時間くらい、お話を聞きます。

その内容を分析すると
 ・明快な人
 ・あいまいな人

に大別できます。

「明快な人」は、簡単です
傾聴して、まとめていけば
自然に足りない部部が見えてきます。

打ち合わせしながら
足りない分を追加すればいいんです。

多くの場合は、「あいまいな人」です。

「あいまいな人」は
 1.期待しているは、自覚していないこと
 2.認識しているが、言葉で表現できないこと
この部分がほとんどです。

現状の問題を何とかしたい
「もっと良くしたい」という気持ちが出発点です。

そして、持っている
 ・商品やサービス
 ・技術
 ・実績や顧客
をどう使いたいか、という断片が踊ります。

でも、新規事業のスタートは、これでOKです。

誰でも、願望から出発します。

この願望を実現するための
 ・何を 
 ・どのように
を業務システムとして設計すればいいんです。

要するに、
まだ、中身がないから
「中身を創ろう」というアプローチをすれば、
完成に向けて、どんどん進めます。

問題なのは、
中身がないのに「表現して」と言われることです。

聞いても・聞いても中身がないので
打ち合わせの途中から「中身を創る」というアプローチに
切り替えます。

多くの人は、
「中身を創る」というアプローチに
納得されるのですが..

ごくたまにですが、
「池田さんは、表現できるんですか?」
といわれます。

本人の頭の中には、
 ・素晴らしいアイデアが完成していて
 ・それを、分かりやすく表現するだけ
と固まっているのです。

そこまでで、2~3時間は話しています。
話の内容は、願望だけが堂々巡り..

彼の話の中には
「○○新聞の記者は、私の話したことを上手くまとめてくれた」
とのことです。

だから
「池田さんにも、上手くまとめて欲しい」と。

新聞社の記者との違いは
 ・過去の事実をまとめる
 ・未来を定義して、そのための課題をまとめる
ということです。

過去の事実は確定したこと。
未来を築くことと混同しては上手くいきません。

私も、若い時は苦労しました。
顧客の要求通りに一生懸命まとめました。

でも、「あいまいな人」の発言を聞いて
「表現しよう」と苦労しました。

その体験から
どう考えて、どうアプローチすれば
顧客の期待に応えることができるのか?
と考えて、この図解は出来上がりました。

この図を頭に入れて
どう質問をして期待を掘り起こせば良いか
見えてきます。

友人のデザイナーと話しても
同じような体験がたくさんありました。

同じようなことで悩んでいる人がいます。

この図解を頭に入れて、顧客の期待を掘り起こしてほしいです。

掘り起こし方は、次回!

———————————-
11月13日(金) 東京都内で図解講座

図解の主な目的は考えを整理して、
考えていることの完成度を高める技法です。

11月13日(金)に東京都内で図解講座があります。
そこでは、この手法も解説します。

詳しくは
http://www.teoria.co.jp/semi/index.html

図解を使って相手の期待を掘り起こす

図解:図解を使って相手の期待を掘り起こす

図解を使って相手の期待を掘り起こす

普通に、図解と言うと、
企画書や提案書を分かりやすくするために
図解で「表現する技術」と思われがちです。

情報の受け手としては
この紹介している図解で言うと
 ・誤って理解したこと 
 ・正しく理解したこと

を元に「図解表現」すると言うことです。

でも、この2つの情報から
誤って理解した部分を補正して表現したとしても
情報の発信者は「そう、それが言いたかった!」と
喜んではくれ無い場合が多いのです。

もらった情報を
「表現する」というアプローチだけでは
相手の期待を表現できていないのです。

喜んでもらえる文書を作成するためには
以下の4つを受けとめることが必要です。

相手の
 1.期待しているは、自覚していないこと
 2.認識しているが、言葉で表現できないこと
 3.言葉にできるが、伝えないこと
 4.言葉で伝えたが、嘘・間違っていること
この4つです。

相手の言葉の中から
その内容を盛り込んで表現して
「これが言いたいんでしょ!」と
言ってあげることです。

ここまで、できないと意味がありません。

こう考えるようになった体験があります。

平成元年に、フリーランスのSEで独立しました。

システムを導入する会社に伺って、
どんなシステムが必要なのか打ち合わせます。

当時、その打ち合わせで詳細な議事録を作ります。
もちろん、内容は確認します。

それを元に、システムを設計し開発します。

開発が終わると、導入テストです。

問題は、ここからです。

議事録で確認した機能を満足していますが...
導入テストで「違う!」と言われます。

これでは、導入できないので
「修正してくれ!」と要求されます。

でも、
議事録を確認すると打ち合わせ通りの機能です。

議事録を広げて「議事録で確認していますよ」と
言うのですが、納得してもらえません。

「そういう意味で言ったんじゃない!」と反論されます。
システムの仕様変更を行い、プログラムの修正になります。

この体験から

顧客の

 「口で言っていること ≠ 頭で望んでいること」

この違いが原因だ、と気がつきました。

そうです、口で言っていることを
漏らさず書きとめてもダメなんです。

実体験から、これが分かりました。

真面目に一生懸命に聴きましたでは役に立ちません。

相手の言っていることの
「間違って言っていること」
を補正して受けとめた上で、

相手の頭の中にある
 1.自覚していないこと
 2.言葉で表現できないこと
 3.伝えないこと
を想像して創造するすることが必要です。

どうやったら、これができるか考えて
図解に行きつきました。

相手の言葉を考える材料として図解します。

図解すると
 ・抜けているところ
 ・重複しているところ
 ・間違っているところ
が見つかります。

ここを尋ねます。

これを繰り返すことで、
相手と一緒に、
相手の頭のなかの期待していることを
文書にすることができます。

こうやって頭の中で考えていることを
整理していくと自然に図解になっていきます。

図解の主な目的は
考えを整理して、
考えていることの完成度を高める技法です。

11月13日(金)に東京都内で図解講座があります。

そこでは、この手法も解説します。

詳しくは

http://www.teoria.co.jp/semi/index.html

図解:図解を使って相手の期待を掘り起こす

この図解は、今紹介した図解の元となったものです。
体験から、だんだんと情報が減っていく・変形することを整理しました。

この元の図を進化させて今の図解になりました。

図解の進化の参考にしてください。

図解の守備範囲と可能性

図解:図解の守備範囲と可能性
図解の守備範囲と可能性

私が、図解をやるようになった体験があります。

キッカケは、配管CADシステムの開発でした。

デジタイザーというドラフターのような大きな盤に
設計図を貼って座標を取り込みます。
その座標の2点の差と縮尺から実長さを取りだして..
何てことをやっています。
平面図入力して立体図への変換もありました。

はじめは、プログラムの仕様書を文章で書いていました。
データ処理ならそれでも大丈夫でした。

でも、デジタイザーから図面データを取り込む所が
文章では書ききれなくなりました。
書いている自分でも、書いている時は良いのですが
後で読み返してもサッパリ理解できません。

そこで、A3版の方眼紙を横にして
テンプレート(穴空き定規)でデータ構造や操作手順
データの流れなどを図解するようにしました。

こうすることで、
 ・自分の頭の整理ができて
 ・目で見ながら設計のミスを発見し修正し
 ・後から見てもすぐに理解できる
 ・他の人への説明もしやすい
と言うことを体験しました。

その後、平成元年にフリーのSEとして独立したことから
システム開発の提案営業を行う必要がありました。

でも..
でも..

上手く営業トークできないいんです。
しゃべれない
しゃべっても下手

伝えたいことがサッパリ伝わりません。

伝わったと思っても、
全然違う内容で理解されたという場面もありました。

どうしよう..

そこで、当時あった
マックのインスピレーションというソフトで
図解で提案書を作成するようになりました。

まだ、パワーポイントはありませんでした。

しゃべれないので、どんどん図解にのめり込みました。
面白かったんです。

これらの体験から、

 1.発案(自分の考え・アイデアを発想する)
 2.記号化(自分の言葉で表現する)
 3.発信(相手に伝える)

 4.受信(相手が受け取る)
 5.解読(相手が理解する)
 6.行動(相手が行動する)

 7.成果(行動の結果が出る)

人に伝えて、行動してもらい結果を得るには
この7段階があると考えました。

問題なのが、
 ・自分の頭の中にあるモヤモヤとした言葉にできない「想い」
 ・相手が行動して生まれた成果
を比べることです。

言葉にできない「想い」ですから
相手には伝わっていません。

でも、上司と部下の関係だと
上司は「何で、分からないんだ!」となり
部下は「言ってもらわないと分からない」と
なってしまうことが問題です。

私は、図解の守備範囲は
 2.記号化(自分の言葉で表現する)
 3.発信(相手に伝える)
 4.受信(相手が受け取る)
 5.解読(相手が理解する)
この4段階を考えています。

ただ、たくさん図解して
そのコンテンツが蓄積されると
副産物として
 
 「アイデアが出てくる」

ということがあります。

何か現場で発見があると
以前作った、
 ・あの図解の、あそこと
 ・この図解の、ここを
組合わせると..
と発想が広がってきます。
難しかった図解も手早くできるようになりました。

図解コンテンツの蓄積は
間違いなく

「1.発案」を、刺激してくれます。

それと、相手の期待通りの行動をしてもらうために
図解したものを
 ・手順書
 ・チェックリスト
 ・補助ツール
のようにして行動をフォローすることで
ミスやトラブルを減らすことができます。

図解をはじめて30年くらい経ちます。

あっというまでした。

これまで、コツコツ図解してきました。

このご紹介している図解は
10数年かかっていまに至ります。

書いて・直して・使って・直す..
その繰り返しで完成度を上げてきました。

図解をしようとして
難しいと感じておられる方も多いと思います。

短い時間で完成度の高いモノを作成しようとすると
難しいです。

70~80%できたらOKにしましょう。

そして、それを誰かに見せて説明しましょう。

相手の反応と自分の中に生まれる心のモヤモヤが重要です。

たくさんの人に図解を仕事に役立ててもらいたいと思います。

図解講座
 ●日時:2015年7月23日(木)
 ●会場: [東京・大井町]きゅりあん4階研修室

■講座テーマ
 図解の理論と具体的作成ノウハウ

■2大特典
 1)図解制作CD-ROM
 2)図解ビフォー・アフター添削サービス

詳細
http://www.teoria.co.jp/semi/index.html/

手順・パターンに当てはめて図解できる..としたら

図解:手順・パターンに当てはめて図解できる..としたら

手順・パターンに当てはめて図解できる..としたら

もう10年ちょっと前のことです。
東京の田町駅近くで図解講座を開催していただきました。

最初は、20名ほどの会場が用意されていましたが
参加申し込みが多かったのか40名の会場に変更となりました。

参加されたみなさんの前で、図解の理論を解説していきました。

40分くらい経った頃に
唐突に女性が手を上げました。

そして..
「そんな面倒な理屈を聞きに来たんじゃない。
 簡単に図解するパターンを教えて欲しい」
と発言されました。

私は「?」です。

彼女の発言に影響されたのか、
あちこちから
「そうだ、面倒な理屈はいらない」
という声が上がりました。

また反対に
「しっかりした理屈は重要だ」
と言う声もあがりました。

講師の私の目の前で
理屈不要派と理屈必要派が
数人ずつ激しく論争しています。

結構、激しいです。

面白い

不謹慎ですが、そう思いました。

この体験で
「図解って必要とされているんだ!」
と実感しました。

その時の治め方が良かったのか、
参加された数人の方と今も親しくさせていただいています。

翌日、主催者にクレームが入ったとのことです。
内容は
 「もっと聞きたかったのに、聞けなかった」
と言うものでした。

この時の体験から、この図解の右半分を作成しました。

   図解パターン → 図解
 
パターンに当てはめれば図解できる。
と言うものです。

パターンに当てはめれば図解できるでしょうか?

たくさんのパターンを紹介している本もあります。
そのパターンに当てはめれば図解ができると
解説してあります。

でも、それで図解できるでしょうか?

私は、もともとがSEとして配管CADシステムの
 ・データ構造
 ・操作オペレーション
 ・システムの構造
などを手書きで図解していたので
パターンを使って図解したことが無かったのです。

その後も、提案書を図解で作成していました。

パターンに当てはめれば図解できるかも?
と思ってやって見たことはあるのですが、
上手く行きませんでした。

この図解の左半分は

  チェックリスト → 図解パターン

です。

これも良く言われました。
池田さんは、たくさん図解しているんだから
提案書や企画書を作成するための
「取材することのチェックリストは作れないか?」
と言うことです。

何人もの人に言われました。

これは、試してみるまでも無く無理だと思いました。

クライアントに定型的な質問をして
発言を書き出すだけでは無理なんです。

この2つの体験を合わせると

 チェックリスト → 図解パターン → 図解

となります。

もし、これができたらどうなるでしょうか?

 ・誰でもできる
 ・学生バイトでOK

「考える」ことが不要になると言うことです。

こうなるとどうなるか?

誰でも・簡単にできるとなると
 ・考える必要が無い
 ・知識や経験が不要
 ・苦労して考えを整理する必要が無い
 ・仕事が単純作業になる
単純作業は、給料が安い方に流れる

私も、あなたも不要になります!

「考える」ことが不要になることはありません。

なぜ図解するのかと聞かれたら
「考える」ために図解するんです。

 ・アイデアを整理して
 ・内容の完成度を高め
 ・思考や行動の価値を高め

他人や他社との差別化を計り活躍の場を広げるためです。

図解を役に立てて欲しいと思います。

図解の理論と具体的作成ノウハウの概要PDF
http://www.teoria.co.jp/semi/20150723zukai.pdf

http://www.teoria.co.jp/semi/20150723zukai.pdf

図解で議論を空中戦から地上戦へ

図解:図解で議論を空中戦から地上戦へ

図解で議論を空中戦から地上戦へ

社内に、こんな悩みはありませんか?
「議論が噛み合わない..」
「議論すると感情的なしこりが残る..」
「会議なのに、ちゃんとして議論ができない..」

どこにでもあります。

もったいないのが議論の「空中戦」です。

「議論の空中戦」とは
・それぞれの人の意見の完成度が低い状態で
・自分の意見はまとまっている、正しいという意識で
・完成度の低い相手の意見を正しく理解していない状態で
・自分と違うからと間違っていると評価してしまい
議論が深まらない状態で感情の応酬になってしまうことです。

誰もが、自分の意見が正しいと主張します。

相手の意見が、自分の意見と違うと
それは間違っていると対立します。

対立は
意見が違うと言う意見への攻撃から
その意見を主張した個人の攻撃へと
進展してしまうことが多いのが現実です。

過去の失敗などを持ちだされることもあります。
個人攻撃で相手を潰すことが目的になってしまいます。

誰でも体験があると思います。

私もありました。
議論していて、自分の意見の部が悪いと感じても
主張をまげないで相手を攻撃する。
もう、会議の意味が無いですね。

その逆も、あります。
議論の内容に関係なく、「お前が間違っている」と
上司が攻撃してきます。
こっちが正しいほど、攻撃力が高まります。
そうなると「ハイ」と言うしかありません。
会議は、上司の自己満足を満たす場になり下がります。

解決するために必要なことは
・意見の完成度を高める
・人と意見を分離する
ことが必要です。

そこで、「図解」の出番です。

図解で、紙に書き出します。

意見を図解すると
・ヌケ:足りない部分
・ダブリ:重複している部分
・矛盾:間違った部分
が見えます。

見えれば、直せます。

テーブルに、みんなの意見を図解して載せます。

みんなで見て、意見を出していきます。
・ここが違う
・ここをこうしよう
と指をさせます。

意見が出れば出るほど、意見の完成度が高まります。

これが、「議論の地上戦」です。

難しいことはありません。

意見を簡単な図解にすれば良いんです。

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