「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

TEL.025-531-1151 

〒942-0036 新潟県上越市東中島1943-91

  hidetoshi@teoria.co.jp
05月

組織を変える3つの視点

20130521teoria

組織を変える3つの視点

長く続いた組織は
 ・これまで、これでやってきた..
 ・このままで、とりあえず問題はない..
 ・新しいことをやりたいが..
事を荒立てたくない、自分だけ浮きたくない
と考える傾向にあります。

でも、社会が変わっています。
組織も変化していかないとじり貧になります。

内部の人間だけでは、自己満足はできても、改革はできません。
何しろ、それまでの利権にアグラをかいてきた張本人ですから、
かっちりできがっている利害構造を崩すことはできないからです。

やはり組織を変えるのは「人」です。
地域を元気にする「よそ者、若者、ばか者」という言い方があります。
町おこしや村おこしで言われている言葉です。

「地域」を「組織」に変えても同じことが言えます。

地域や組織を変えるには、
この三者の協力が欠かせないのです。
地域や組織の習慣や慣行、しがらみを通り越したところに、
新しいものが見えてくるのだと思います。

それぞれ、特徴を考えてみると..

——————
■ 若者
——————
初めて、仕組み・文化に接する人たちです。
良いも悪いも、評価するだけの経験がありません。
だから、新鮮な気持で「問う」ことができます。

 ..なぜ、そうやるんですか?

その上、若さというエネルギーは、
いつの時代でも大きな推進力に違いありません。

——————
■ バカ者
——————
既存の仕組み・文化を疑う人たちです。
組織を批判的に考えるので
上層部から「バカ者」と呼ばれ、
批判分子と危険視されます。

 ..そうやる意味がわからない?

変化にはいい意味での「馬鹿」が必要です。
過去のしがらみにとらわれないということで、バカと言われます。
馬鹿になって、真剣に 打ち込んでくれる人がいてこそ、
ほかの人も真剣になれます。

——————
■ よそ者
——————
他の組織からの転入している人たちです。
他の仕組み・文化を知っています。
ですから他と比較するすることができます。

 ..他では、こうやっています!?

新しい視点で、それまでの気づかなかった、
地域や組織の強み・良さを発見してくれるものです。

そして...

もう一つの大きな意味があります。
それは、「若者・バカ者・よそ者」は失敗を恐れないということです。
もともと、地位や名誉も既得の利益もありません。

だから、何も恐れる心配はありません。
まわりから批判されても失うものはありません。

だから、「若者・バカ者・よそ者」は大胆なアイデアが出せます。
目先の利害にとらわれずに行動できます。

組織は、環境に合わせて変化できないと...じり貧になります。

「若者・バカ者・よそ者」の3つ目ので、
今の組織や仕事の仕組みを見直ませんか?

何も難しいことはありません。
 ・この作業って必要なの?
 ・なぜ、このやり方をやっているの?
 ・これを止めたら、何か影響が出るだろうか?
単純な疑問を、投げかけるだけでOKです。

成功の2つの鍵は勇気と根気..土台は「本気」

20130521zukai

成功の2つの鍵は勇気と根気..土台は「本気」

や目標を実現するために
必要な2つの鍵..

それは、

1.勇気
  自分の知識・経験のないことへの挑戦
  尻込みしていては道は開けない!

2.根気
  実現するまで努力を継続する
  簡単に実現することはない

この2つの鍵が無いと、扉は開きません。

でも、「本気」が無いと
鍵は見つかりません。

本気だと言いながら、
 ・何の行動もしていない人
 ・やりたいことにつながる勉強をしていない人
そんな人はいませんか?

「いつか独立する」と言いながら
 ・上司の愚痴を言いながら
 ・3年も4年も同じ話をしている
何の準備もしていない人いませんか?

やったことのないことを始めるには
「勇気」が必要です。

必ず困難や障害があります。
それを乗り越えるには「根気」が必要です。

1年や2年の頑張りでは..
思ったことができない方が多いと思います。

10年とか、15年、20年かかって、
やっと自分のやりたかったことが見えてきて、
それを実現する実力が着いてくる方が多いと思います。

たった、5年や10年であきらめたら..
実現できません。

何事かを実現するためには必要なことは!

  本気
 
成功への扉を開くのは、自分の「本気!」が土台にないとダメ!

求められる役割は、年齢・経験と共に変化する

求められる役割は、年齢・経験と共に変化する

若い時で、専門の技術を売りにするなら、
それは意味があるでしょうが。

一つの業種で、何十年も..
最初から、最後まで同じ職種..
それは、どんな会社でも難しいと思います。

そして、何年やっても専門性を磨けない
社会的に認知されない職種もあります。
長く続けるだけで専門性を磨けるか疑問もあります。

年齢・経験を重ねてマネジメントになった時、
いくつかの職種を経験したことが役に立つことがあります。

いくつかの業種や業務を経験し、
ゼロから習熟していく過程を経験することも
必要な経験だと考えます。

その時に、
どう、ゼロから学んだか?
どう、教えてもらったか?
どう、練習したか?
などの、自分で自分を教育・訓練した
経験は、どんな仕事でも役に立ちます。

—————————————————-
「専門性を磨けば、キャリアは安泰」のウソ
突然の人事異動にガッカリしているあなたへ

実は、会社にとって、専門家はリスク

さて、世の中では専門性を高めて、キャリアを積み上げるべきだと言われています。会社が職場で求める人材の要件が高度化し、専門性が高まってきたことは紛れもない事実です。その意味では、専門性を高めることを真っ向から否定はしません。

http://toyokeizai.net/articles/-/14010

ボツ・失敗を「お宝」に変える、ボツと失敗の原因分析

図解:ボツと失敗の原因分析

ボツ・失敗を「お宝」に変える、ボツと失敗の原因分析

新しい事業を企画するときの「壁」は
 ●ボツ  誰もわかってくれない、OKがでなかった
 ●失敗  頑張ったけれどダメだった

これは、企画がスタートしたか、していないかの違いだけです。
上手くいかない根っこは同じです。

アイデアが良くても実現できない
根っこは、この4つの原因にまとめられます。

—————————
1.必須技術の弱さ 
—————————
社内の現存技術では無理だと言うことです。
どこかから調達する必要があります。
失敗は、自社の技術を過信した結果です。
 
若い新人と優勝経験のある熟練者が、
空手の試合をしました...
熟練者は、「俺の方が、経験も実績もある..」と考えました。
さて、どうなったでしょうか?
若い新人の体力や瞬発力にはかないません..
自分の「強み」で勝負しようとしたのですが、
自分の「弱み」で勝負することになりました。
そして、負けました。
  
事業企画を実現するために必須な条件は何か!
しっかり見極めることが必要です。

自分が、「強み」と思っているモノが、
「強み」で無かった..

  ..必須技術が確立すれば!

—————————
2.実現設計の甘さ
—————————
方法・手順の選択ミスです。
実現のための設計図の完成度は高かったのでしょうか?
複数の実現の方法を選択肢として並べ、
選択する基準を考え抜いて選んだでしょうか?
確たる理由も無く選んでしまうことがあります。

お昼になったお腹が空いた...どうやって空腹を満たすか..
そばにするか、ラーメンか、定食か、牛丼か..
空腹を満たすための方法は複数あります。
どんな基準で選ぶのか?
昼食なら簡単ですが事業立上なら責任重大です。

ラーメンを選んだら、次は...
どのラーメン屋さんにするか、歩いて行くか、ひとりで行くか、
どんなトッピングで食べるか?...
たくさんの手順のクリアが必要です。  
  
東京にいて、札幌のラーメン屋さんに行きたいと考えても、
お昼休みの時間では行って帰ってこれません。

無理な計画を立てなかったでしょうか?

経験のないことに対しては、PDCAできません。

  ..事業化の力がアップすれば!

—————————
3.組織の力量不足
—————————
組織管理が弱いと計画は良くても何も生み出せません。
「みんなで力を合わせて頑張ろう!」は、重要ですが...
メンバーの能力を見極めて、能力によって公平に分担する必要があります。

昔の取引先の社長が若いころに大学受験に失敗したそうです。
そこに、その行きたかった大学出身者が中途入社してきました...
どうなったと思いますか?
その大学出身者を、無茶な重用をしたのです。
50歳を過ぎて、○○大学卒もないだろうとみんな思ったのですが..
社長が、彼を高い役職に据えました..
コンプレックスの成せる無理難題です。
彼は、屁理屈は達者ですが、論理的な会話ができません。
もう、社内はガタガタです。

その会社の事業は...
それが直接の原因ではありませんが、とん挫してしまいました。

協力しあう文化が社内に土台として育っていないと、
「仕事の仕組み」を載せて組織力にすることはできません。

  ..組織力が高まれば!

—————————
4.市場が未成熟
—————————
商品化や事業化が早すぎたのです。
商品化や事業化には、社会の環境を待つことも必要です。

昔、ISDNが普及し始めた頃にパソコン通信を使って
通販を企画し事業化を考えた会社がありました。
パソコン通信で商品情報を送って受注するのです。
ISDNが普及し始めて、パソコン通信より格段に
写真の転送が早くなりました。
その会社の幹部は、「全国にISDNが普及すれば..」
と言っていました。

ISDNと言えど、今から考えると、
写真など送ったら時間がかかって仕方がありません。
商品の検索など、とても現実的ではありません。
 
今のようなネットで写真も動画も自由にみられる
環境とは大きく違います。
これなどは、商品化や事業化が早すぎたのです。 

TVやカタログ通販は広がっていましたが、
パソコン画面で商品を買うというところまで行っていませんでした。

   ..時代が、後押ししてくれたら!

「ボツ・失敗」には、
 ・アイデアの問題で失敗することがあります。
 ・アイデアが良くても、
  この4つの原因で「ボツ・失敗」につながります。

ボツになった時、失敗をした時は、
その記録を残しておきましょう。

どれだけ臨場感をもって蓄積できるかが重要です。

時代が移り、社内・市場の条件が変わると..
「ボツ・失敗」が「お宝」に変わります!

しっかりと記録に残しましょう!

会社を変える4つのアプローチ

図解:会社を変える4つのアプローチ

会社を変える4つのアプローチ

現場で、何か問題が発生したら?
そして、それが繰返されたら?

解決するアプローチは4つあります。

現場で、何か問題が発生したら?
そして、それが繰返されたら?

解決するアプローチは4つあります。

1.人事を変える

簡単な解決策です。
 「あいつが悪い」
と個人攻撃をして首のすげ替えで解決を計ります。

人を入れ替えるのが一番簡単です。

問題なのは..
社員の能力が問題が
意欲が低いからだと
問題の原因を一方的に押し付けてしまうことです。

でも、それで解決できればいいのですが..
そうならない場面がたくさんあります。

仕事の現場では
社員の能力・意欲の問題は少なからずあります。
でも、それだけで無い方が多いのではないでしょうか?

2.やり方を変える

上手く行っている会社のやり方をマネをする。
でも、それだけでは上手くいきません。

はまればOKですが..
なかなか上手くいかないのが現実です。
当然です、環境が違うんですから。

問題なのは..
どこかにある「正解」を探すことです。
昔は、真似するモデルがありました。
そこのノウハウを導入すれば上手くいきました。

でも今は、単純な真似では上手くいきません。
自分の会社にとっての「最適解」を見つけることが必要です。

3.仕組みを変える

やり方を変えて上手くいかないと
全体の「仕組み」を変える必要性を感じます。

成果を上げる仕組みを問い直す時です。
小手先の改善では解決できないと認識するところから
スタートすることが必要です。

商店街がシャッター通りになっています。
長く続いた老舗でも、やっていけない時代です。
ビジネスモデルを考え直す時代になったんです。
一度立ち止まって、商品やサービスの在り方を
考え直してみませんか。

自社の「強み」を軸に考えることで、
過去の資産を活かし、新しい展開を望めます。

4.文化を変える

そして、最後に行きつくことが
会社の文化を変えるということです。

「文化を変える」とは、
 ・理念を明確にし
 ・浸透させて
 ・その理念に共有する人に「変える」
と言うことです。
言うのは簡単ですが、時間もエネルギーも必要です。

もっとも重要なことが
社長自身が、
 ・理念を明確にし
 ・体現する
そこからスタートすることです。

私は、
図解で、仕事を可視化して標準化することを仕事としています。

具体的な作業を組立て行くときに、
 ・Aの手段が良いのか?
 ・Bの手段が良いのか?
とどちらかを選ぶ場面があります。

この時の選ぶ判断基準が「理念」です。

分かりやすい理念を掲げ、社員に浸透させていきましょう。

問題を解決するために、
状況に応じて、アプローチを変える必要があります。
正しく見極める必要があります。

 対処法 → 体質改善 へ

より成果を上げるには、より上位の解決策が必要です。

「以心伝心」から「同床異夢」の時代の組織運営

20130518teoria

「以心伝心」から「同床異夢」の時代の組織運営

「同床異夢」の時代では、マニュアルは重要です。

そして、最も大切な事は..
 ●マニュアルを改善する方になるか
 ●マニュアルに従って作業する方になるか

それは自分で決めて行動しなければなりません。

以前の仕事の仕方は
 ・長時間、一緒に仕事をして
 ・お互いに状況を理解でき
 ・言葉で言わなくても伝わった
「黙ってやれ、しっかりやれ、頑張れ!」
「期待している!」
「あれを、こうして」
と言って通じました。

「以心伝心」が期待でき
「言葉」というコンテンツは最小限で済んだ

 
でも、これからは
 ・ネットが絡んで仕事が見えにくくなり
 ・多様な雇用契約があり(契約・請負・期間・パート)
 ・働く目的も時間も所属も違う
 ・隣にいても考えていることが分からない
 ・外国人や、中高年の常識の通じない若者がいて
伝わらないことが前提で、
「誰が・何を・どのように」明快な役割分担が必要
「言葉」できちんと定義しないと動けません。

「同床異夢」を理解しないと仕事を回せない
これからはマニュアルが大切な時代

でも、今でも
「以心伝心」を期待して応えてくれる人はいるが、
それを期待できるように育てるには時間がかかる。

マニュアルと言うと、単なる作業指示書で
それに奴隷のように従わせる悪者のように
イメージされやすいのですが..

会社の仕事の「標準化」が正しい位置づけです。
社員が、同じ仕事のやり方をしているようで、
Aさん、Bさん、Cさんが微妙に違うやり方をしています。
もちろん結果も違います。

それは、教わった人が違い、経験が違い、工夫した量が違う
そこから来ています。
会社として、どうやれば一番良いのか?!
それをみんなで考えて「標準化」する。

その検討する話し合いが最も重要です。

声の大きい人の意見に合わせるのではなく
合理的に一番成果の出るやり方に統一する。

これが文書になったモノがマニュアルです。

そして、それは固定したものでなく
どんどん最適な内容に書き変えていく!
書き変える人は、仕事の現場での「気づき」を得た人です。
自分の発案で、仕事の仕組みが変わり
成果が出ればみんなから賞賛される。

その土台が、仕事を可視化するマニュアルです。

仕事が可視化されたマニュアルは、改善の土台です。

過去の成功と失敗の体験の活かし方で人生が変わる

20130518zukai

過去の成功と失敗の体験の活かし方で人生が変わる

若い時に、上司や先輩に飲み屋に連れて行ってもらい、
飲ませてもらい、叱られたり、昔話を聞かせてもらいました。

そこで感じたことは
どうでも良い話の中に、
 ・役に立つ話をしてくれる人
 ・単なる自慢話で終わる人
がいることに気がつきました。

年齢や社歴には関係ありません。
学歴だって同じ程度です。

違いは..
仕事のできる人、できない人の違いと発見しました。

 ・仕事のできる人の話は、
  酔って騒いでも有益な話が混じっています。

 ・仕事のできない人の話は、
  酔って騒ぐだけで得るものがありません。

それは、受けとめる方の力量かもしれませんし、
仕事のできる人だから、
良いように解釈したとも考えられます。

仕事のできる人は..
現場で体験したことから何らかのノウハウを貯めていて
それを仕事に応用していくように感じました。
困ったことが起きても、すぐに何らかの対処ができました。

方や、仕事のできない人は...
毎日やっているルーチンワークなら安心できるのですが、
不測の事態には、頼りがいがありません。

これは、過去の成功体験と失敗体験を
どう取り扱ったかの違いだと考えました。

———————————
■ 思い出で止めると
———————————
思い出話しだと
  ・自慢話
  ・武勇伝

酒の席の話で終わります。
その人の経験は、特別な例で応用が利きません。

昔のことを思い出しながら、
たくさんの脚色が入り
「気持ち良く話す」ことが目的となるので...
1度めは良くても、2度3度と続くと
聞く方は苦痛になります。

———————————
■ 知的資産として活かすと
———————————
知恵のデータ・ベースと定義すると
 ・過去から積上げた知恵
 ・未来を考え、築く材料

社内で共有して活用できようようになります。

他で応用できるように抽象的なまとめがあり、
具体的な事例とセットになっているので
その場にいなくても、現場の状況をイメージでき、
疑似体験できました。

仕事のできる人を思いだすと、
昔ですから、ドキュメントにまとめることはありませんが、
ノートを持っていたり、たくさんのメモを持っていたり、
頭の中に体験が整理されていたように感じます。

それを、お酒の席で聞かせてもらっていたのです。
それも、無料どころかお酒付きで..

現場で発見した「知恵」を、ノウハウとして蓄積しましょう!

それは、自分の未来を築く材料になります。
社員の「知恵」を集めれば会社のノウハウになります。

「失敗」の定義で人生が変わる

20130517zukai

「失敗」の定義で人生が変わる

失敗は誰にでもあります。
でも、活かせる人と活かせない人がいます。
その違いは..
「失敗」の定義の違いにあります。

アメリカの発明家のチャールズ・ケタリングは
 「成功の99パーセントは、
  いままでの失敗の上に築かれる」

という言葉を残しています。

失敗するということは、
新しいことに挑戦して成長しているということです。

エジソンの白熱電球の開発で、
世界中から 6,000種類もの材料を取り寄せ実験した。
研究室にあったせんすの竹でフィラメントを作ったところ
200時間灯(とも)った。
材質を竹にしぼり10万ドルの費用をかけ20人の調査員を
竹採集のため世界に派遣1,200種類の竹で実験した。 
とのことです。(Wikipediaより)

後に、
 「私は一度も失敗していない。
  うまくいかない方法を一万通り発見しただけだ。」

と語っています。

失敗を
1.発見・学び   
できないことが分かった・別のやり方へ
 2.出発点
   新しいやり方で再出発するきっかけ
 3.気づき・再確認
   何のためか自問自答・意味を深める
このように考えませんか!

こう考えると
失敗は「財産」になります。
 
「失敗」は、自分の新しい可能性に挑戦した証です!

反省とは、実体験から「知恵」を生み出す行為!

20130516zukai

反省とは、実体験から「知恵」を生み出す行為!

失敗から学び、同じ失敗を繰り返さない人と
同じような失敗を繰り返す人がいます。

何が違うんでしょうか?

上司が「反省しろ!」と言っても、
反省でなく、後悔や懺悔をしている場合が多いんです。

反省・後悔・懺悔..どれも似た言葉です。
何が違うんでしょうか?

●反省
 ・振り返って考えること
 ・過去の自分の言動やありかたに間違いが
  なかったかどうかよく考えること。

●後悔
 ・あとになって悔やむこと

●懺悔
 ・犯した罪悪に気づき、それを神仏や他人に
  告白し、悔い改めること

辞書で調べるとこのように違いがあります。

後悔は、
「二度と失敗はしたくない」
と、感情的に思うだけです。

懺悔は、
「未熟な私が原因です」
と、これも感情的に思うだけです。

反省は、失敗したら
「計画に無理があった」
どこに無理があったのか?、
どんどん具体化して、追体験します。
そこから、次に失敗しない「気づき」を得ます。

反省は、状況を具体的に考え生産的です。

必要な事は、
失敗を材料に「何を改善するのか」具体的に踏み込むことです。
これができると経験値が高まります。

「反省」と言いながら、
後悔や懺悔という感情的で抽象的なことをやっている人間は、
成長できません。

反省を「ふり返り」と言い換えても良いかと思います。
積極的で合理的に、
失敗を未来に活かす材料を取り込む作業と考えれば良いのでは!
と考えます。

成功要件は、失敗から正しく学ぶこと!

20130515teoria

成功要件は、失敗から正しく学ぶこと!

失敗ってなんでしょうか?
 ・計画通りにいかなかった..
 ・成果を生み出せなかった..

冷静に見つめる事で、失敗から学べます。

「なぜ?」は、責任追及されていると感じさせます。
 「なぜ、できなかったのですか?」
 「私が、未熟だったんです。」

これでは、個人が問題だということになります。

こうなると、その人を
 ・取り替える
 ・教育、訓練して変える
という対策しか出てきません。

これでは、仕事の仕組みを改善し続けることはできません。

「なぜ?」を5回繰り返してみましょう。
ただ、単純に「なぜ?」と言っても意味がありません。

この5つの質問で考えましょう
 DO:正しく実行できたか?
 Plan:計画に無理は?
 Solution:実現の方法・手順は?
 Vision:目指した目標は?
 Question:もともとの発案は?

感情に流されず理性的に、具体的に頭の中での追体験しながら
紙に書き出してみましょう。

「気づき」が得られます。
積み上げると、自分を価値あるものとして高めてくれる
「自分商品化」の土台となります。