以前、関係した会社で外国の大学を出てベンチャー企業を
立ち上げた人がいました。
その人は、周りの人が馬鹿に見えるのか?
自分の考えが一番正しいと考え、他の人の意見は聞きませんでした。
確かに、CPUとしての能力は高いのでしょうが...
企業に必要な能力には、いろいろな分野があります。
会社経営のすべてに精通して高い能力を
発揮できる人はどれだけいるでしょうか?
彼は、自分の知らない・経験の無い分野でも、
自分の考えが正しいと考えていたのだと思います。
確かに、CPUとしての高い性能を持った頭なら、
人が習得に10年かかることでも、
頭の良い彼なら3年で済むかもしれません。
どんな分野でも人より早く実力をつけることができると思います。
でも、会社を運営するすべてを、
自分ひとりでこなしていくことは難しいし効率も悪くなります。
何もやっていない分野ならゼロです。
でも、「自分の方が優秀だ..」と周りの意見を聞かなくなります。
結局は、そのベンチャーはあっというまに頓挫しました
誰もが、素質・能力・経験・実力が違うのです。
この体験から
「仕事の実力を決める8つの要素」の図解ができました。
一面だけ見て、仕事の優劣を判断することは危険です。
自分の判断基準は正しいのか?、常に考えることが大切です。
人の能力は、この8つの要素の総合力なのです。
1.人生の目的が違う
人生の目的や目標が計画なら、一生懸命頑張れます。
頑張れる意味がしっかりしていると辛抱できます。
2.受取る力が違う(パソコンでは入力装置)
聞く力・読む力・感じる力...情報の収集能力が違う。
相手の気持ちまで読み取れないと意味が無い...感じる力が弱いと不幸になる。
3.人脈が違う(パソコンではインターネット)
人脈や協力者の広がりが違う。
名刺交換した数ではない、個人としてどれだけの人が協力してくれるかが違う。
4.頭の性能が違う(パソコンでは演算装置(CPU))
頭のよさ、スマートさ、本質的な頭のよさが違う。
やっぱり、頭で考えられることしか行動できない。
でも、頭が良いだけでは...
5.考える力が違う(パソコンではOSとアプリケーション)
仕事を処理する能力、発想法、企画力...その訓練・経験が違う。
これからは頭で、どう考え、どう表現し、どう実行していくか..考えることが差別化になる。
6.知識・経験が違う(パソコンでは外部記憶装置、データベース)
体験から蓄積された情報の有無は大きい。
考える・判断する材料、少ない材料で判断すると、より良いレベルの思考や判断ができない。
知識・経験が少ない、誤った情報を持っていたら?
7.伝える力が違う(パソコンでは出力装置)
伝える力・書く力・話す力....情報発信能力は重要となる。
多くの人の協力を得られるためには、プレゼンテーション能力は必要です。
8.行動力が違う(パソコンでは運用)
自由に行動できる体力や、積極的に動き回る行動力が重要。
計画に沿って実行する気力・意思・やりきる力が重要。
より良い仕事ができるように成長したいと考えたら
この8要素を磨いていくことです。
頭のCPUが低かったら知識・経験のデータベースを
充実させて行けば良いと思います。
これからは、社会人として40年以上働くことになります。
どんな仕事でも10年、20年と蓄積して行けば、
それなりのものがたまって行くはずです。
私は、仕事の現場で気づいたことを図解して蓄積してきました。
現在、たくさんの図解コンテンツがあります。
何かあったら、そこから選んで組合わせると
問題解決のストーリーを組立てる事ができます。
頭のCPUが低くても、コツコツやれば
誰でも・何でもできると思います。
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社会人をスタートする、最初の会社の、最初の研修は
若い人にとって「仕事って何!」に大きな影響を与える
大事な一歩だと思います。
研修で、
・どう仕事に取り組んだら良いのか?
・どう考えたら良いのか?
・どう勉強したら良いのか?
・どう生きたら良いのか?
学んで欲しいと思います。
みなさまの研修の材料の一つにしてもらえたら嬉しいです。