「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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02月

「もっとできるはず..」を解決する、人と組織の「強み」を積上げる「考動知図」

図解:人と組織の「強み」を積上げる「考動知図」

「もっとできるはず..」を解決する、人と組織の「強み」を積上げる「考動知図」

「もっとできるはず..」と思っていませんか?
もっと成果を上げたい
もっと活躍したい
もっと成長したい
もっと...
と、多くの人は考えています。

経営者も同じです。
「うちの会社は、もっとできるはず..」と考えています。

悩んでいる時間はもったいないです。

その悩みを解決する方法が
 「考動知図」 (こう・どう・ち・ず)
です。
簡単に言うと、「現場で創るマニュアル」です。

仕事って、「考えたこと・行動すること」の積上げでできています。
「考えたこと・行動すること」で、結果が大きく違ってきます。

だから、
 1.成果のでる手順(プロセス)
 2.上手くやる方法(コツ・工夫)
を積上げ、
分かりやすいマニュアルで共有すれば良いんです。

簡単な図解で、仕事を可視化することで、
仕事の上流から下流まで、作業単位に確認でき
どこを・どう改善するか具体的に意見を言うことができます。

担当者が
 ・現場で発見したことで
 ・マニュアルを改訂して
 ・みんなが、そのやり方で動いて
 ・結果が見える
これは、社員のやる気や成長につながり
会社にとっても業績や文化につながっていきます。

これは、誰でも簡単に取り組めます。
個人の経験や会社の規模に関係なくスタートできます。
無理をしないで、できる所から取り組めば良いんです。
現場で気がついたことを書き溜める所からスタートしましょう。

ただ、簡単にすぐに効果を得ようと期待しても無理です。

成功する鍵は
  「簡単な事を、毎日、コツコツと続けられるか!」
それだけです。

優秀な人の頭の中には、現場の知恵は積み上がっています。
まずは、それを共有すること、
その上に、みんなで少しづつ積上げることです。

だんだん、仕事の遣り甲斐も、会社のノウハウも積み上がります。

長く、続けると、だんだん効果が実感できます。

私が、この手法に辿り着いたきっかけは、
親しくさせていただいていた中小企業の社長の
 「優秀な人が欲しい」
という言葉でした。
彼は、この言葉を何年も言い続けていました。

そして、ハローワークで採用した人が使いものにならないからと
イライラしながら先頭に立って、細かなことまで指示命令をしていました。

社長の指示が
 ・目の前の作業の指示しかない
 ・指示が時々違う
ので、現場が時々混乱します。
だから、現場の社員は、黙って指示通りやるしかなくなります。
下手に自主的に考えて動くと、良くても悪くてもきつく叱られるのです。

当時、若かった私は、社長は大変だと思っていました。

でも、5年、10年と同じ言葉を言っていました。
社員も、どんどん入れ替わっていきました。
片腕の人が辞めた時には、特にがっくりしていました。
業績にも、かなり影響がでたようです。

その社長と知り合った時には創業10数年でしたので、
20年以上は同じ悩みを抱えていたことになります。

この先も、同じ悩みを抱えたまま
10年、20年と続けるだろうかと考えました。

社員も、目の前の作業を指示され
その通りに動くロボットのようにされているので遣り甲斐がありません。
本当は、もっとできるのに自分の持てる力を発揮しにくく
会社や社長に対する不満だけが大きくなります。

自主的に動こうとする人から辞めていきます。

でも、社長も一生懸命だったんです。
社長は
 ・使えない社員しか集まらない
 ・自分が先頭で動かないと会社が回らないと
悩んでいたんです。

これでは、社長の気力と体力が会社の限界です。
いつまでも、社長を中心にしてしか仕事が回りません。

頑張る方向が違ったんだと思います。

もったいないと思います。

そこで
 ・社員が自主的に考えて行動する仕組み
 ・現場の経験が積み上がる仕組み
が無いかと考えました。

その手法は、実に簡単です。
2つのことを、コツコツ積上げるだけです。
 1.成果のでる手順(プロセス)
 2.上手くやる方法(コツ・工夫)

これを、現場の社員が気づいて、考えて、書いて積上げて行く。

積上げる土台が
 「考動知図」 (こう・どう・ち・ず)
です。

これだけです。
これを、みんなで少しづつ積上げて行くんです。

これを、5年・10年続けると...
大きな違いがでてきます。

図解でわかりやすく可視化することを提案していますが、
そこに行く前に、やれる所からやりましょう。

それは
 ・自分の持っている仕事のノウハウとは?
 ・会社にある仕事のノウハウとは?
と考えることから始めましょう。

私がお手伝いする時も、これが最初の一歩です。

先送りにすると、どんどん先送りされてしまいます。

実は、わたし自身が
自分の仕事を上手く進めるために
試行錯誤で、日々の仕事で積上げた方法なんです。

失敗した時、何が原因なのか?
原因と結果の因果関係はどうなっているのか?
図解で整理して積上げました。

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■ 図解講座 2015年3月19日(木)東京・大井町
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図解講座
 ●日時:2015年3月19日(木)  開催
 ●会場:[東京・大井町]きゅりあん 5階第3講習室

  思考と行動を図解で可視化する技術
  考える力・伝える力を高める 図解力アップ講座
   ~<図解CD・演習付>

詳細は
http://www.teoria.co.jp/semi/20150319/index.html

たくさんの簡単な練習課題で、
図解にどう取り組んだら良いかを体験してもらいます。

たくさん書くので、仕事の現場に帰った時に、
抵抗なく図解に向かえることを目指しています。

図解で議論を空中戦から地上戦へ

図解:図解で議論を空中戦から地上戦へ

図解で議論を空中戦から地上戦へ

社内に、こんな悩みはありませんか?
「議論が噛み合わない..」
「議論すると感情的なしこりが残る..」
「会議なのに、ちゃんとして議論ができない..」

どこにでもあります。

もったいないのが議論の「空中戦」です。

「議論の空中戦」とは
・それぞれの人の意見の完成度が低い状態で
・自分の意見はまとまっている、正しいという意識で
・完成度の低い相手の意見を正しく理解していない状態で
・自分と違うからと間違っていると評価してしまい
議論が深まらない状態で感情の応酬になってしまうことです。

誰もが、自分の意見が正しいと主張します。

相手の意見が、自分の意見と違うと
それは間違っていると対立します。

対立は
意見が違うと言う意見への攻撃から
その意見を主張した個人の攻撃へと
進展してしまうことが多いのが現実です。

過去の失敗などを持ちだされることもあります。
個人攻撃で相手を潰すことが目的になってしまいます。

誰でも体験があると思います。

私もありました。
議論していて、自分の意見の部が悪いと感じても
主張をまげないで相手を攻撃する。
もう、会議の意味が無いですね。

その逆も、あります。
議論の内容に関係なく、「お前が間違っている」と
上司が攻撃してきます。
こっちが正しいほど、攻撃力が高まります。
そうなると「ハイ」と言うしかありません。
会議は、上司の自己満足を満たす場になり下がります。

解決するために必要なことは
・意見の完成度を高める
・人と意見を分離する
ことが必要です。

そこで、「図解」の出番です。

図解で、紙に書き出します。

意見を図解すると
・ヌケ:足りない部分
・ダブリ:重複している部分
・矛盾:間違った部分
が見えます。

見えれば、直せます。

テーブルに、みんなの意見を図解して載せます。

みんなで見て、意見を出していきます。
・ここが違う
・ここをこうしよう
と指をさせます。

意見が出れば出るほど、意見の完成度が高まります。

これが、「議論の地上戦」です。

難しいことはありません。

意見を簡単な図解にすれば良いんです。

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■ あなたは稼ぐ人・安い人・余る人?
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<現場担当者向けセミナー>
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人がいなくなると「会社の知恵が失われる」

図解:人がいなくなると「会社の知恵が失われる」

人がいなくなると「会社の知恵が失われる」

仕事を教える悩みありませんか?

外部の研修機関に社員を送り込めば大丈夫ですか?

研修のテーマは様々です。
 ・管理職研修
 ・意識改革
 ・技術講習
 ・マナー、接遇..
どれも大切なことです。
仕事の現場で、直接・間接に役に立つと思います。

でも、現場に帰って
即戦力として役に立つでしょうか?

実は、その会社の仕事の「現場のやり方」を具体的に
 ・教える場
 ・訓練する場
が無いのです。

「現場の仕事を教えていますか?」と聞くと、
我が者は「現場に入れてしっかりOJTしているよ!」
という返事がかえってきます。

でも、こんな悩みがあります。
悩みは..
  ・A係長に任せると、いつもできる社員が上手く育つ
  ・B係長に任せると、いつも社員が育たない..

原因は、A係長、B係長に違いがあるのです。

社長は、上手く育てられないB係長に対して、
「お前の、教え方が悪いからだ!」と叱責します。

ホントに、教え方が悪いのでしょうか?

実は、「教え方」の前に、「教える内容」が問題です。

A係長、B係長の何が違うか!
 ・教える内容が違います
 ・教え方が違います
問題は、ここです。

会社が組織として社員に「何を・どう」教えるか、
「教える内容・教え方」の蓄積がないので
A係長、B係長に丸投げで任せたのです。

会社が、
 ・何を教えるのか
 ・どう教えるのか
コントロールできないのです。

経営者は「しっかり教えろよ!」と言うしかありません!

昔から、部下の指導方法と言うと、
  「やってみせ、
   言って聞かせて、
   させてみて、
   褒めてやらねば
   人は動かじ。」
という山本五十六氏の名言があります。

  ※上杉鷹山(うえすぎ ようざん)の
   「してみせて 言って聞かせて させてみる」
   の影響を受けたと言う説もあります。

これは、「教え方」であって、「教える内容」ではありません。

我が社には、マニュアルがある。
チェックリストがある。
だから大丈夫という会社があります。

でも、その多くは作業の手順を書いただけの場合がほとんどです。

これだと、仕事を知っている人が使って教えるには良いですが、
知らない人には、思ったほど役に立たない場合が多いのです。

このように優秀な人に頼り切って仕事を回していると..

その人の事故、病気、退職などでいなくなると、
頭の中にあったノウハウが無くなってしまいます。

これはもったいないです。

こうなると、
社長の「優秀な人が欲しい..」という悩みは
何年たっても解決されることはありません。

図解講座 2015年3月19日(木)東京大井町 10:00-17:00
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株式会社 情報機構 様 主催で、図解講座が開催されます。

開催予定
●日時:2015年3月19日木曜日  10:00-17:00
●会場:[東京・大井町]きゅりあん 5階第3講習室

講座テーマ
  思考と行動を図解で可視化する技術
  考える力・伝える力を高める 図解力アップ講座
   ~<図解CD・演習付>~

http://www.teoria.co.jp/semi/20150319/index.html

食べない人たち (「不食」が人を健康にする)

食べない人たち (「不食」が人を健康にする)

食べない人たち (「不食」が人を健康にする)

一気に読んでしました。

昨年の9月から、一日一食にしています。

一食と言っても、朝と昼は
野菜をたくさん入れた味噌汁を飲んでいます。
夜だけ普通に食べています。

一日一食にしたはじめの頃は、
お腹がすくので、ごはんをおかわりしていました。

体調もいいです。
お腹もへこみました。
負担感はありません。

最近感じるのですが
だんだん食べる量が少なくてもいいかな~と

そんな時に、この本に出会いました。

食べる量が少ないと
睡眠時間が少なくてもOKなことも実感しています。

特に、お酒を飲んだ夜は
睡眠時間が長くなります。
長く寝るのは、もったいない..
と感じるようになりました。

この本のように、
だんだん減らして行こうと思います。

ただ、外で誰かと食べる時は
普通に食べます。

食べないことが目的ではないからです。

良かったら読んでみませんか!
体調の悪い方は、一度読んでみてください。

食べない人たち (「不食」が人を健康にする) 単行本(ソフトカバー)
著 者:秋山 佳胤 , 森 美智代, 山田 鷹夫
価 格:¥ 1,300 + 税込
出版社:マキノ出版 (2014/7/15)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837672140/teoriacojp-22

頭の中のモヤモヤを表現する4つの手法

図解:頭の中のモヤモヤを表現する4つの手法

頭の中のモヤモヤを表現する4つの手法

「池田さんって、どうやって図解するんですか?」と
時々聞かれます。

特別な、図解の勉強はしていません。
絵のセンスもありません。

ただ、ただ、毎日仕事の現場で気がついたことを
図解して書き溜めていたのでできるようになりました。

なぜ、こつこつ図解するようになったか!
理由があります。

それは..
これまで仕事をさせていただいた会社で、
トラブルが発生した時に、
その真の原因を見つめずに
発覚した現場担当者の意慾・能力不足だと
上から押し付けられる現場をたくさん見たからです。

担当者は「以後、気をつけます」と言うしかありません。

それが会社の解決策になってしまいます。
当然、再発します。
もったいないと思いました。

社員にとっても、会社にとっても無駄なコストです。
感情的なしこりも残ります。

そこで..
上司にも、担当者に問題の整理や真の原因を探れるように
仕事や問題を図解で整理するようになりました。

図解にして、
・仕事の成り立ち
・問題の構造
を整理するとどこに問題があるか、
誰でも簡単に探っていけます。

その役に立てたいと考えて
気が付く時に、
1枚づつ書き溜めました。

はじめの頃は、試行錯誤の連続でした。

でも、枚数がたまってくると、
やり方がだんだん見えてきます。

このやり方が「4つの手法」です。

●1つめは、「言葉にする」です。

言葉にしないと、始まりません。
全ての出発点です。

ここで、自分の語彙力が試されます。
考える力は、この語彙の量に影響されます。
でも、安心してください。
強い援軍がいます。

それは、辞書です。
国語辞典・漢和辞典・類語辞典・和英辞典..
今は、ネットの辞書で調べやすくなりました。
たくさん使ってください。

●2つ目は、「広げる」です。

出した言葉の意味から視点を上げて
高い位置から俯瞰すると広い範囲で見られます。

関連する意味の事柄を探しましょう。
「類語」で広げることができます。

反対や対立する事柄を探しましょう。
立ち位置を変えたり、アイデアを否定したり
いろいろやってみてください。

●3つ目は「深める」です。

これは、具体化です。
狭く絞り込んで、具体的な事柄を洗い出しましょう。
上手く具体化できない概念は、アイデアが甘い証拠です。

●4つ目は「まとめる」です。

まとめ方は
・意味で似たものを集めて、タイトルを付ける。
・因果関係で並べる
・時間軸や手順で並べる
・対立概念で比べる
などがあります。

「まとめる」作業をすると2つのことが見えてきます。
・情報の不足が空白として見えてきます。
・情報同士の関係の間違いが見えます
ここで、不足の部分は追加し、
間違っている部分は直せばいいんです。

この4つは、段階的に進むのではなく、
4つが関連して進み、完成度が高まって行きます。

頭の中に、表現したいことがあったら
この4つの手法を頭に浮かべてやって見ませんか!

自分で回すか、仕組みで回すか

図解:自分で回すか、仕組みで回すか

自分で回すか、仕組みで回すか

中小企業にありがちなことですが
片腕として信頼していた社員が独立することになりました。

創業して間もなく入社して10年..
一人前になって、現場を任せられると安心していた時でした。

他に、彼の代りができる社員はいません。
これから、どうやって現場を回して行こうか..
悩ましいところです。

その現状は、彼も知ってるはずです。

若く、何も知らなかった彼に仕事を教え
仕事以外のことも応援してきたつもりでした。

社長は、裏切られたような気持ちです。

でも..
その社長も、同じように仕事を覚えて独立したんです。

仕事を覚えて辞める社員を非難することはできません。

実は、優秀な社員が育っていて現場を回してくれた良い例です。

多くの中小企業は、社長自ら入ってエンジンになって
動かしていかなければなりません。

社長が動けなくなれば、そこでストップです。

中小企業では、そんな会社が多いのが現実です。

これは「家業型」の事業運営です。
 
技術を習得して、職人としてオーナーシェフとして
現場の中心にいて仕事をします。

社長が、一番優秀です。
社長が、エンジンになって動かします。
でも、何年たっても社長は
「優秀な人が欲しい」と悩み続けることになります。

優秀な人が育つと、2店舗目・3店舗目が出せます。

でも、未来永劫社員でいてくれる保証はありません。

2店舗、3店舗を出店して落ち着いたところで
任せていた店長が相次いで辞めて行く。
辞められたあと、どうやってお店を維持しよう。

考えたくない現実です。

このリスクを解決すために必要なことが「仕事の仕組み」です。

要するに、マニュアルです

新人が来ても、
 すぐに基本を教えられる、仕事の教科書
それが必要です。

マニュアルと言うと、創造性や個性を奪う悪者のように
考える人がいますが間違いです。

仕事の基本も教えないで、現場に放りこんでOJT..
これで上手くいくはずがありません。

先輩の背中を見て、仕事のやり方に気づいていける人が
何人いるでしょうか?
また、その期間待てるでしょうか?

それまで、教育費として投資し続ける必要があります。
一人前になる前に辞められたら無駄になります。

リスクを回避する方法は「企業型」の事業運営です。
アルバイトでもすぐに戦力にできるチェーン店が理想です。
ファミレスは、調理の素人でも一定の味が出せます。

昔、私の友人が店長だった中華料理のチェーン店は
厨房にいるのが学生バイトだけでした。
普通に美味しく、お店も繁盛していました。

マニュアルは
 「普通の人でも非凡な成果」を出す仕組みです。

マニュアルが整備されていると、
仕組み中心に仕事を回っていきます。

社長が、外側から微調整するだけです。
優秀な社員が一人いれば、普通の人を雇って
いくつもの現場を回していくことができます。

誰か辞めても、すぐに代替えが利きます。

企業として成長して行くためには「仕組み」が重要です。