仕事は、市場原理で変化していきます。
市場原理は
・同じ物を買うなら、安い所へ流れます。
・同じ価格なら、より良いものを選びます。
購入者は、自分の満足と購入価格を比べて
よりコストパフォーマンスが良い方を選びます。
だから
安くても不味いラーメン屋さんには行きません。
少しくらい高くても
行列ができて待たされても
美味しいラーメン屋さんに行きます。
社員を雇用する時も同じです。
問題なのは
・誰でもできる仕事
・誰がやっても同じ結果がでる仕事
をやっている人です。
経営者としては、同じ結果を得るなら
「安い人」
「安く使える人」
を選びます。
同じ売上なら
人件費が安い方が、利益が大きくなるからです。
今は、
ネットが進化して社会のグローバル化が進んでいるので
人件費の安い国の人に仕事が流れます。
その上、
単純作業はどんどん機械化・ソフト化されます。
AIの進化によって、
これまで知識や経験を積上げないとできなかったことまでも
機械化されてしまいます。
問題なのは、中高年になって
「単純作業」をやっていることです。
これが得意ですという「強み」がないことです。
こうなると
誰でもできる作業で働くために
「一生懸命頑張ります」としか言えません。
経営者側からすれば
・海外や若者で安くあげたい
・機械に置き換えて節約したい
と言うのが本音です。
この仕事は「○○さん、しかいない」と
言われるようにならないと
中高年になって行き場が無くなります。
これからは誰でも
「あなたは何ができますか?、どんな貢献ができますか?」
と問われます。
これに
「○○が得意です、
こんな方法論を持っています。
これまで、こんな実績をあげました。」
と答えられないと
就職では、採用されず
社員は、雇用の継続は難しくなります。
会社は、
正社員と言えども定年まで雇用し
生活の保証をする義務はありません。
社員が会社を辞める自由があるように
会社にも社員に辞めてもらう自由はあります。
これからは人生100年時代と言われています。
誰もが、70才~75才くらいまでは
元気に働かないといけない時代です。
その時、「一生懸命頑張ります」としか言えなかったら
悲しい現実が待っているとしか考えられません。
若い時から、自分の「強み」をコツコツ積上げましょう。