考える仕事・行動する仕事の役割
仕事には
1.考える仕事
・事業内容を決める
・事業の可能性や規模を決める
・成功確率を高める
2.行動する仕事
・計画通り行動する
・行動することで結果が出る
この2つがあります。
「考える仕事」とは
・現場を見て問題を理解し
・達成すべき目標を決めて
・実現する課題を立案し
・実現方法や計画を考える
これを行います。
神田昌典氏は
メルマガ、「仕事のヒント」神田昌典365日語録の中で
事業の方程式が収入を決める。
そして借金の額も決める。
と言われています。
「考える仕事」は、事業で最も重要なことです。
よく「一生懸命頑張れ!」
そうすれば上手くいく、成功する。
と言われることがあります。
確かに、昔のように、
・仕事の仕組みが固定して
・何をやれば良いのか決まっていいた時代
では一生懸命頑張ば良かったんです。
今でも、「一生懸命」は重要です。
でも、
一生懸命はレベルを示す言葉です。
「何を!」というテーマを示す言葉と
セットにすることで意味を成します。
何も考えずに「一生懸命」だけでは
間違いなく、上手くいきません。
「考える仕事」は
・Why:何のために?
・What:何をやるか?
・How:どのようにやるか?
と考えていきます。
ここがダメだと、
「行動する仕事」で頑張っても
取り返すことができません。
「戦略の失敗は戦術で補うことはできない」
と言われる通りです。
「行動する仕事」は、
「考える仕事」で、可能性を考え
1.成果のでる手順(プロセス)
2.上手くやる方法(コツ・工夫)
を考え
行動することを
規定したものです。
・規定に従って
・教えられて
・マニュアルに沿う
という仕事です。
新人にとっては
会社の仕事の標準を「覚える仕事」です。
標準通りに行動して
・期待する成果が出ない
・クレームが発生した
・問題が起こった
などが発生したときに
「考える仕事」で、
仕事の標準を改定していくことが必要です。
昔は、現場の担当者は上司の指示に従って
作業していけば良かったんです。
上手くいかなければ
・上司の指示が..
・会社の仕組みが..
・組織の文化が..
・社員教育もしてくれない..
などと赤ちょうちんで愚痴を言っていても通用しました。
でも、これからは
現場にも「考える仕事」が要求されます。
その期待に応えられないと..
どんどん単純作業に追い込まれ
安い給料で長時間労働を強いられ
最後は解雇へ..
会社に貢献して
より良い立場で手応えのある仕事をする。
ノウハウを積上げて独立する。
そのどちらになるとしても
「考えて、行動する」、「行動して、考える」
を意識して回しましょう。