「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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〒942-0036 新潟県上越市東中島1943-91

  hidetoshi@teoria.co.jp
2017年

概念化が図解思考の守備範囲

図解:発案を可視化する手順と「図解思考」

図解というと、
丸や四角を書いて矢印で結べばいいと思われがちです。
確かに図解の一つの側面ではあります。

でも、それで図解で表現できるでしょうか?

図解本では図解パターンを使った表現方法が解説されています。

内容は
 ・図形の操作
 ・表現のテクニック
です。

図解パターンに合う内容なら役に立ちます。
簡単に図解表現できます。

でも、図解パターンに頼ると
 ・すぐに限界を感じます
 ・複雑な内容を表現できません
 ・パターンに縛られ発想が広がりません
と私は考えています。

結論は、
「図解パターン」だけでは、
自由に図解できるようにならないということです。

図解するということは、
頭の中にある「考えたこと」を
構造で理解するということです。

言葉で構造化できない内容は
「理解できていない」ということです。

■図解する手順は

1.発案(想い)
  頭の中に、表現したいことがあることが出発点
  表現したいことがないと書けません

2.概念化(図解思考の守備範囲)

  ・言語化(言葉にして)
   実現したい想い・考え・アイデアを「言葉」にする

  ・構造化(カタチにする)
  「言葉」と「言葉」の関係を整理して組み立てる

3.図解表現
  理解と記憶を助けるための表現の補助
  現場をイメージをふくらませる表象

納得できる概念化ができれば、そのまま図解になるのです。

難しいのは「概念化」の部分です。

そして、特に問題なのは、
頭の中にその「概念」が無いことです!

「想い」という願望はたくさんあっても..
それを突き詰めていくと
 ・儲かればいい
 ・幸せになればいい
 ・みんなで頑張ればいい
 ・社会のために
..
というような内容で空回りする場合があります。

書くべき「想い・考え・アイデア」が無いと..
書くことができないのです。

ただ、どんな斬新なビジネスも
最初は「妄想・願望」から始まります。

それを解決するために
 ・良く聞いて
 ・質問して
 ・こうしたらどうですか?
と提案する。

そのために、
 ・考える視点を移動する方法
 ・ヌケ、ダブリ、矛盾を発見する方法
 ・複雑な内容も1枚にまとめて俯瞰する方法
として図解思考が役に立ちます。

図解できない本当の理由「図解パターンの限界」

図解:パターンを覚えれば簡単に図解できる?

昭和58年に図解を始めた頃は、まさに試行錯誤です。
手探り状態、何度もやり直し、長時間かかりました。

若い時は悩みました。
・何を、描けば良いのか分からない
・どう、描けば良いのか分からない

何か、良い方法は無いか?
と考えるのですが、
当時はまだ図解という言葉は一般的ではありません。

図解に関する本もありませんでした。

そこで思いついたのは図解パターンです。
自分で書き溜めた図解集の中からパターンを探しました。

どんなパターンを集めたら効率的に図解できるか?
いつも考えていました。

自己流ではなく何かしっかりした理論が欲しいと思い
たくさんの本を買いました。

そんな図解本・図解思考本には

・5つの図で..
・5つの図解..
・6つの図解..
・7つの図の必勝..
・7つの..
・7つの図解..
・7つの道具..
・10の図解..
・12の図解..

このようなタイトルで、
パターンを使った図解の解説をしています。

これらでは
・チャート:論理の図解
・グラフ:数値の図解
を組み合わせて、5つ、6つ、7つ..と解説しています。

これらを整理したのが、この図解です。
いろいろ変形はありますが、ここに集約」できています。

確かに、
表現したい内容がパターンに当てはめて図解すれば簡単です。

当てはめるのですから、すぐにできます。

ただし、内容がパターンに当てはまればです。

ここで、大きな疑問です?
・パターンに当てはまらない内容は、どうする?
・複雑な内容は、どうする?
です。

結論は、図解できません。

私の考えは、
「パターンに頼ると、すぐに限界を感じる」
です。

「このパターンを覚えれば図解できる」と言っている人は、
・図解パターンに当てはまらない内容
・複雑な内容
を扱っていないのか?
とすら思ってしまいます。

ただ、図解パターンを否定するものではありません。

図解するための基礎力をつけるためには
たくさんのパターンを使って
たくさんの図解の練習をすることが必要だと考えています。

私自身、試行錯誤で図解パターンを使ったことが
今の基礎になっています。

図解パターンは、図解の入り口としては良いと思います。
でも、万能でないことを意識することが必要です。

提案営業で困ったこと 「期待≠言葉」

図解:提案営業で困ったこと 「期待≠言葉」

提案営業で困ったこと 「期待≠言葉」

私が、図解にはまり込んどキッカケです。

平成元年に、フィールドSEとしてフリーになりました。
独立当初は、まったく仕事の心配はありませんでした。
国内メーカの小型機と、外国メーカの中型機の
開発の仕事を2つの会社から交互に受けていました。
仕事は切れず、上流工程を中心にやっていたので
単価も相応にもらえていました。

でも、バブル崩壊の影響からか..
まったく仕事が無くなりました。

私に仕事を発注してくれた会社も1社は倒産。
もう1社も、規模縮小。

そこで、考えたのが

  「自分で仕事を創り出す方にならないとだめだ!」

でした。

そこで、パソコンを使ったシステムの提案営業を
するこことにしました。
そこでの体験が、図解を使うことにはまり込ませました。

当時はまだ若く、非常に几帳面でした。
営業先の、社長の発言を
一言一句聞き漏らさすにメモし
議事録を作成しました。

それを元に、「こうしましょう!」と
提案書を作成してプレゼンしていました。

でも、社長からは「違う!」と言われます。
「え?」でも、社長が言ったことです。

「そうは言ったけど、そういう意味じゃない」
など..

「期待していたのに、まったくダメ」
とも言われる始末です。

私としては、聞いたことをしっかりまとめ、
それを元に提案しています。

??????

そんなことが、何度もありました。

そこで気がついたことは、

 「心で望んでいる期待 ≠ 口で言った言葉」

 「口で言った言葉」を土台にして考えてもダメだ!
 言われた通りやることでは、期待に応えたことにならない

ということでした。

では、どうしたか..

図解を使って、「言葉にならない期待」を掘り起こそう
と考えたことが図解にはまり込んだきっかけでした。

これは、
 上司と部下とのあいだ
 発注先と下請けのあいだ
でもあります。

相手の意識していない「期待」を
探り出す手法として図解は役に立ちます。

講座テーマ「図解思考でアイデアの価値を高める技術」
~アイデアを可視化して価値あるコンテンツに磨き上げる方法~
<図解CD・ミニ演習つき/先着20名限定セミナー>
http://www.teoria.co.jp/90semi/semi01/index.html

「9つの基本形」で考える ⑧展開+⑦組成

図解:「9つの基本形」で考える ⑧展開+⑦組成

「9つの基本形」で考える ⑧展開+⑦組成

仕事を構造で理解する「9つの基本形」で考える事例です。

新しい仕事の仕組みや商品を考える時に、
他の仕事の仕組みや商品の成り立ちを参考にできます。

香水には、
複数の香りの成分が含まれています。
その中に、少しの不快な臭いの成分が配合してあるそうです。

香水の成分を、具体化「展開」すると、

香水=香り成分
  + 香り成分
  + 香り成分
  + 香り成分
  + 不快な臭い

です。

これを逆に、すると...

「不快な臭い」に
  + 香り成分
  + 香り成分
  + 香り成分
  + 香り成分
=良い香り
になるというものです。

「香り成分」と「不快な臭い」を組合わせる「組成」
することで「良い香り」になります。

この原理を利用したのが
「農業・酪農用デオマジック」という商品です。
  http://www.cainz.com/shop/g/g4549509188919/

酪農などの家畜の糞尿がある場所では、
近隣に臭いの迷惑をかけることがあります。

消臭剤や芳香剤を使っても限界がありました。
そこで、香水の原理をもとに考えられた商品が
「デオマジック」です。

デオマジックは、
この「不快な成分」を抜いた状態で提供されます。

困った悪臭(糞尿臭)に、
デオマジックを噴霧することで
ナッツ系のほのかに甘い香りに変わります。

ある農場では、
農場の民家側にポールを立てて、空中に噴霧しています。
施設から出てくる「不快な臭い」に
デオマジックの香りを混ぜ込んで良い臭いにします。

少し注意してみると、世の中には
参考になる原理がたくさんあります。
自分でゼロから考えなくても
たくさん使える構造があります。

構造を読み解く手法として「9つの基本形」があります。

私の図解思考講座では、
11月22日(水) 図解思考講座で解説します。

講座テーマ「図解思考でアイデアの価値を高める技術」
~アイデアを可視化して価値あるコンテンツに磨き上げる方法~
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「指示通りやりました!」では、期待に応えられない

図解:発信者の発言の「言葉」の通りやっても上手くいかない理由

顧客や上司の指示通りにやったのに
「違う!」
「何を聞いてた?」
「期待していたのに!」
「もっと、できるヤツと思ってた..」
というような、反応があったことはありませんか?でも、依頼を受けた方としては
打合せの場面で
若い時は、取引先の社長の要望の言葉を
一言一句聞き漏らさずに書き留めました。

それをもとに行動したのです。

でも、「違う!」と言われます。

でも、要望はすべて網羅しています。
これで違うと言われても..
と思いました。

「どこが違うのですか?」と聞くと
・新しい内容がでてくる
・前回の内容と矛盾することが出てくる
・前回の内容が不要になる
ということが起こります。

「ええ~..」です。

持ち帰ってそれをもとに、
企画書や提案書を作成し
「今度は、こうしましょう!」と提案します。

すると、また「違う!」となります。

そこで、
「どこが違うのですか?」と聞くと
また
・新しい内容がでてくる
・前回の内容と矛盾することが出てくる
・前回の内容が不要になる
ということが起こります。

「ええ~..」です。
「はじめから言ってよ」と思います。

若い時に、そのような体験をたくさんしました。

そこから、この図解ができました。

発信者(依頼する人)の発言内容を分類すると
 ・現状の分析
 ・目標の設定
 ・課題の立案
と大分類できます。

そして、その内容を詳しく見てみると
 ・明快な定義
 ・灰色な定義(内容に疑問)
 ・ヌケ(必要なはずだが、出てこない)
 ・ダブリ(同じような内容が、違う言葉で出てくる)
 ・矛盾(他の内容と整合性がとれない
というようなことが見えてきます。

ここから発見したことは

  「言われた通りにやると」いうことは...
  成功しない計画で、
  「不成功」の責任だけ追及されるということ!

ということです。

そうです。
この図のようになっているから、
発言を一言一句洩らさずメモし
その通りにやってもダメだったのです。

依頼の内容は成功の設計図ではない」のです。

これが分かってから
無駄な苦労をしなくてすみました。

部下や取引先の営業マンは苦労しています。

上司として
発注者として
部下や営業マンに、どんな指示や依頼を
しているのでしょぅか?

一度、立ち止まって考えませんか。

頭に浮かんだことを整理し分かりやすく表現するだけではダメ

図解:価値ある企画を生み出すための方法

企画や提案が通らないと困っていませんか?
図解できれば「何とかなる..」と期待していませんか?

実は、企画や提案が通らない理由は2つあります。
1つ目は、価値を正しく伝えられないこと
2つ目は、伝えた内容が相手にとって価値が低いこと
間違いなくこの2つです。

一般的に図解は、
頭に浮かんだことを整理して
分かりやすく表現し表現するために使います。

確かに、図解は分かりやすく伝える表現方法として
有効な手段です。
図解すると長い文章を読むより分かりやすくなります。

パワーポイントで
いろいろ表現機能をつけて図解すると
価値があるように見えます。

ただ図解すると..

内容が陳腐だと、それが丸見えになります。

他人の評価は厳しいです。

原因は、
自分の知っている少ない情報を
こねくりまわして何んとかしようとすることです。

分かりやすく図解表現するだけでは
内容の価値は高まりません。

価値を高めるには

1.知っているけれど
  「気がついていない情報」

2.価値を高めるために必要だが
  「自分が知らない情報」

を取込むことです。

ここを、どう取込んでいくかが重要です。

このために図解思考があります。

て頭の中にあるモヤモヤした「想い」を
・分かりやすい言葉で表現し
・構造として整理する
方法が図解思考です。

考えたことを図解にすると
・抜けているところが見えます
・ダブっているところが見えます
・矛盾しているところが見えます
見えるので修正していけます。

これをコツコツ繰り返すことで、
頭の中のモヤモヤ状態の「想い」を
体系化することができます。

「見える→直す」を繰返すことで
完成度が高まっていきます。

自社商品の可能性を広げよう

図解:商品は基本機能(モノ商品)とサービスの複合体

 

メーカーから仕入れた商品を、そのまま売っていませんか?

例えば、事務用品なら..
プリンター用紙、付箋、封筒
ハサミ、ホチキス、ノリ…などなど

メーカーから仕入れた商品なので
どのお店から買っても価値は同じです。

これを、どう売ろうか努力すると
 ・ユーチューブを使って
 ・ブログで紹介して
 ・フェイスブック、ツイッターで広げて
 ・良さを分かりやすく小冊子にまとめて
「買ってください」と売込ことになります。

誰から買っても同じ価値の商品を
売込むのですから..

価格の安さで勝負するしかなくなる!

安売りは、体力勝負になります。
資本力の小さな会社では仕入れ価格にも限界があり
長く続けることができません。

アスクルは
メーカーから仕入れた事務用品を
 
   商品= 事務用品
      + サービス(翌日配達「明日来る」)

 
として商品化したことで成功しました。

扱っている事務用品は、メーカーから仕入れた商品です。
特別な物ではありません。

  翌日配達「明日来る」

というサービスを付けたことで違いを打ち出せました。

では、
アスクルと同じ配達サービス付きを打ちだした会社との
競合に勝つにはどうしたらいいでしょうか?

もう一歩の違いを打ち出した会社があります。

ある文具店では
「書類整理のコンサルタント」として
 ・書類整理セミナー
 ・オフィス見学会
を加えて差別化を計りました。

ここで、会社の運営を上手く進めるための
事務用品の活用法をコンサルすすのです。

このコンサルを受けた会社は
当然のように、事務用品を買ってくれます。

これには、安くしますからという売り込みは必要ありません。

サービスを充実させることで、
 ・安売り競争から抜け出す
 ・新しい可能性を見出す
ことができました。

メーカーから仕入れた商品を、「どう売ろうか!」と
苦しい努力を続けていませんか?

サービスを充実させることで、差別化を計ることが必要です。

「商品は基本機能とサービスの複合体」なのです。

どの職場にも・誰にでもある4つの悩みと原因

図解:どの職場にも・誰にでもある4つの悩みと原因

どの職場にも・誰にでもある4つの悩みと原因

職場に、こんな悩みはありませんか?

 ・顧客の真意を理解できない
 ・伝えたいことを上手く表現できない
 ・相手に正しく伝えられない
 ・会議で議論がかみ合わない

これらは、すべてコストです。
その上、成長のブレーキになります。

仕事は、この4つの原因から問題が発生・拡大していきます。

1.顧客の真意を理解できない

「顧客の発言通りに、頑張りました..」と言い訳していませんか?

これでは上手くいきません。
私は、SE時代にさんざんやり、失敗しました。
打ち合わせ内容をしっかり議事録に書いて
その通りにシステム開発しても「違う!」と言われ
仕様変更を要求されました。

そこから、
 顧客が口で言っていること ≠ 顧客が望んでいること
これを発見しました。

  顧客には
   ●言葉にならない想い
   ●明示されない期待
   ●つじつまの合わない要求
  これがあります。

顧客は、自分の期待していることを、つじつまを合わせて
正しく言葉で表現できないのです。
受け止める方は、これを理解する必要があるのです。

相手の発言を、図解しながら聞くと..
足りない所、つじつまが合わないところが見えてきます。
そこをきっかけに「尋ねる」ことで、どんどん引き出せるようになりました。

相手の期待を確認する..理解  これが必要です。

2.伝えたいことを表現できない

自分の頭の中にあるんだけれど..上手く表現できない。
こんな経験はありませんか?
私は、提案営業するようになって、苦労しました。
わかりやすく表現するには、どうしたら良いのか??
提案書を何度も書き直したり、時間をかけました。
でも、上手くいきません。

悩んだ結果、図解に辿り着きました。

図解するようになって分かったこと
 書けないと言うことは、頭の中に無いんだ!
 あると思っていると表現しよう考えてしまう
 無いと納得することで、「創る」というアプローチができる
と言うことです。

  自分の頭の中には
   ●モヤモヤとした「想い」
   ●整理されない要素が混在
   ●無理な条件への対処
  これを整理する必要があります。

紙に、言葉で書いて、関係を線で結ぶ事で、
全体が見えてきました。
やっていることは図解でした。

自分の頭の整理・まとめ..企画  これが必要です。

3.相手に正しく伝えられない

誰でも、どんな職場にも、「伝わらない」という悩みがあります。
その「伝わらない」が、原因のトラブルもたくさんあります。

以前、2人に同じFAXを送って反応がまったく違うことに
驚いたことがあります。
2人とも、何の思惑もありません。
FAXを見て、相手の頭に浮かんだことが違うのです。
文章では、理解の個人差が大きいと感じました。

誰も、問題を起こそうとしているわけではありません。
ちゃんと聞いても、そこから得られる情報や解釈に個人差があるのです。
そこをしっかり理解することが必要です。

  人の特徴は
   ●興味が無いと読まない
   ●理解の個人差が大きい
   ●理解しないと行動しない
  これがあります。

  
長い文章では、読まないで「分かった・分かった」と言って、
机にしまい込んでお終いということもあります。
自分にとって意味がある文書だと理解してもらい、
理解の個人差を少なくする工夫が必要だと考えました。
そこから、図解になりました。

相手に正しく伝え行動へ..伝達   これが必要です。 

4.会議で議論がかみ合わない

同じ職場で、同じ仕事をしていても、
仕事のやり方・コツには、個人差があります。
担当分野が違えば、想像はできても細部は分かりません。
同じ会議のテーブルについても、細部まで共有することができません。

そんな前提条件の上で、
頭の中にあることを断片的に会議で発言しても、
それが正しく、会議の参加者全員に伝わることはありません。
足りない部分、未完成な部分を追及されます。
発言する方は、追及する意識は無くても
相手は追究された、人間性まで否定されたと受け止めてしまう場合もあります。

個人と個人の頭の中のことを、
不明確な言葉のやりとりで進めることに問題がありました。
頭の中のアイデアを、
 ・分かりやすく表現して
 ・所有者を「みんな」にする
これが必要です。
それを追究したら図解になりました。

 人は、誰でも違います。
   ●事実の認識、情報量が違う
   ●問題の解釈、理解度が違う
   ●行動の選択、解決法が違う
 この違いを認識したところからスタートする必要があります。

みんなの意見の土台を築く..共有   これが必要です。 

すべての仕事は、
可視化しないと協同作業することができません。

自分の頭の中にあるだけでは、
自分がやれる範囲のことしかできません。

組織を創る意味は
一人でできないことを、
たくさんの人のチームワークで
成し遂げるためです。

そのためには、
自分で考えたこと、顧客が考えたことを

 ●思考の構造化
  考えていることを構造設計して
  ロジカルチェックして
  完成度を高める必要があります。

 ●思考の可視化
 考えていることを、分かりやすく表現して
 理解の個人差を減らした状態で
 伝えていくことが必要です。

そのために図解は役に立ちます。 

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■ 2017年7月27日(木)10:30-16:30 図解講座 [東京・大井町]
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講座テーマ「図解で思考し表現する技術」
~企画・アイデアを図解でまとめ 完成度を高める「コツ・ヒント」~
<図解CD・ミニ演習つき/先着20名限定セミナー>

 ●日時 2017年7月27日(木) 10:30-16:30
 ●会場 [東京・大井町]きゅりあん 4階 第3グループ活動室 
 ●講師割引申込書(PDF)をお送りします。

詳細 http://www.teoria.co.jp/90semi/index.html

20枚の図解紹介PDFダウンロードできます。
http://www.teoria.co.jp/90semi/zukai20170727.pdf

大切なことは「脱・属人化」で改善を積上げること

図解:大切なことは「脱・属人化」で改善を積上げる

優秀な人が欲しいと悩んでいませんか?
ハローワークから採用した人が「使えない..」と悩んでいませんか?

もっと困るのは..
長く勤めていて実績を挙げていた優秀な人が辞めることです。
すると..
その人の持っているノウハウが無くなってしまうことです。

その人の頭の中にあるだけなので組織の残らないのです。
だから、人が辞めると無くなるのです。

その結果、人の入れ替わりで
組織のノウハウのレベルは足踏み状態です。

私の仕事は
仕事を仕組み化することで「脱・属人化」を計ることです。

仕事の属人化が引き起こす問題は
・優秀な人がいなくなると現場が回らなくなる
・担当者を替えると、「もとに戻して」とクレーム
・担当者の意欲と能力の上限で業績が決まってしまう
・優秀な人が辞めると現場ノウハウを失う
というようなことが発生します。

最も大きな問題は
仕事が特定の人間に深く依存することで
会社が組織として改善の手を入れられなくなることです。

優秀な個人に頼って経営するしかなくなります。

この「属人化」を脱し
仕組みにすることで
 ・個人の能力への依存を低下させ(誰でもできる)
 ・意欲や注意力の影響を低下させ(安定した品質)
ることができます。

個人の力量に頼って仕事をすると
優秀な人を採用できるかが重要です。

でも、ハローワークからは採用できません。
転職市場で応募してくるのは普通の人です。

だから..
普通の人に優秀な働き方をしてもらう仕組みが必要です。

そのために..
組織として仕事をやるための
 ・可視化(どうやるか、どうなっているか見える)
 ・計量化(数字で表し生産性を高める比較検討する)
となります。

分かりやすい例は
ハンバーガーチェーンのように運用することです。
本部が店舗の運営方法をマニュアルにすることで
一定品質のサービスを提供できるようになりました。
そのおかげで、全国にどんどん出店することができました。

でも、
・店舗が画一化して、どこに行っても同じ
・上が決めて現場が従うという、文化が蔓延する
・現場からアイデアを出しにくい
・マニュアルが固定してしまうこと
などの弊害もあります。

上位下達で、指示命令をして
現場を動かしていくことが正しいことでした。
間違いなく、それが正しい業種や組織もあると思います。

でも、社会の変化が激しい時代では
お客様と接している現場が
・お客様の変化に気づき
・現状の運営方法の改善アイデアを考え
・運営方法(マニュアル)を改定する
ことが求められます。

解決の鍵となるのが
現場で「気づき・考え・工夫する」ことです。
これを組織に積み上げることです。

現場から改善アイデアを出すには
仕事の仕組みが見えること、共有していることです。

仕事の仕組みの全体が俯瞰できると
・この手順を変えよう
・この段階を減らそう
・このやり方を違うやり方へ
..
と具体的に議論することができます。

現場で改善するには「いま、どうなっているのか?」
・可視化(手順・方法が見える)
・計量化(比べて計れる)
ということが必要です。

仕事の現場で「気づき・考え・工夫する」を
いかに組織の知恵として積上げるかが重要です。

「もっと考えて仕事をしろ!」の効果は?

図解:「もっと考えて仕事をしろ!」の効果は?

「もっと考えて仕事をしろ!」の効果は?

部下に、「もっと考えて仕事をしろ!」と
言ったことは、ありませんか?
上司に、言われたことはありませんか?

上司が部下に求めるのは
・指示を待つのではなく
・自分事として気がついて
・どうなったら成果がでるか、自分で考えて
・自発的に、行動して
・上司の期待する成果を出す
ということです。

上司は、部下に対して期待していますが、
その期待に応えてくれないと悩み、
この言葉になっています。

立場を変えて、部下から考えると
まったく意味が変わります。

部下の立場では

●何を考えるのかわからない
目の前の作業指示ばかりされているので
何を考えたら良いのか?
会社の理念も目標も知らされていないんです。

●考える材料がない
自分の担当の作業の部分しか知らないので
考えるために必要な情報がありません。
前工程・後工程に興味を持っても「黙ってやれ!」と..

●考える必要性を感じない
目の前の作業を指示さるだけ、
指示が違っていても理不尽に叱られるばかりの毎日
自分で考えるという意欲がわかない、意味が分からないのです。

●考えた経験がない
これまで考えて行動したことがない
何を・どう考えるのか?..知らない。
だって「余計なことは、考えるな!」と言われています。

●ブレーキ経験がある
以前、自分で考えて行動したら...
「指示されたことを、やっていれば善いんだ!」と
きつく叱られた経験があるのです。

というような実情があります。

上司の期待通りにならない、
さまざまな原因があるのです。
・考えない原因
・考えられない原因
・効果的なアイデアを出せない原因
があります。

上司の期待する結果が出ないので、
考えていないと思われてしまうのです。

社員は、やる気が無いのでしょうか?

本当は、やる気があるのですが
そのやる気を、どう発揮したらいいかわからないのです。

やる気の発揮の仕方を整備することが必要です。

お店のスタッフは、現場で考えて改善していますか?
・何を、考えれば良いのか?
・どう、考えれば良いのか?
・それを、どのように活用するのか?
ということを具体的に理解する必要があります。

頑張っている人は、現場に立てば「気づき」がたくさんあります。
それを、組織の財産にすることで
会社やお店の競争力を高めることができます。

そのために「現場の知恵」を蓄積することが必要です。

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「現場の知恵」で競争力を高める方法
~メンバーの「気づき・考え・工夫」を共有するマネジメント手法~

●日時 2019年5月21日(火) 10:30-16:30
●会場 [東京・京急蒲田]大田区産業プラザ

詳細→ https://johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC190508.php