「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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04月

「9つの基本形」を使った図解思考と図解パターンの利用との違い

図解:「9つの基本形」を使った図解思考と図解パターンの利用との違い

図解しようと考えると、
まず最初に浮かぶのは図解パターンです。

私自身、始めの頃は図解パターンを使うことで、
様々な図解を作れるようになるのではと考えて
図解パターンを集めていたことがあります。

自分で作った図解からパターンを探したり、
ネットからたくさんダウンロードしたりしました。

何となくカタチになっているけれど..
空いた枠に何を入れるの?

単なるデザインとしてのパターンになっていない?
と感じていました。

使えるものもありましたが
思ったようには使えないのが現実でした。

企画書・提案書に図解を入れる時に
図解パターンに頼ると
 ・すぐに限界を感じます
  (表現したい内容がパターンに合わないと使えない)
 ・複雑な内容を表現できません
  (簡単な内容しか表現できない)
 ・パターンに縛られ発想が広がりません
  (パターンから考えてしまう)
となります。

結論は、「図形パターン」だけでは、
自由に図解できるようにならないということです。

図解するということは、
頭の中にある「考えたこと」を構造で理解するということです。

ただ、図解パターンでできるのは簡単な内容ですから、
簡単に図解できます。
すぐに「できた!感」を得られます。

でも、そこまでです。

これからは、どんな仕事もサービス業化しています。
同じモノ商品を扱っていてもサービスの違いで商品価値が変わります。
ネットが進化しているのでサービスの組み立てが難しくなっています。
どうやって「違い!」を生み出すサービスを組立てることができるか、
「考えて差別化する」ことが必要な時代に求められるのが図解思考です。

図解パターンを使って図解できると思っていても図解思考はできません!

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普通の人に「できる人」の行動を教えて育てる

図解:普通の人に「できる人」の行動を教えて育てる

できる人、できない人の違いは..

 ●できる人は..やるべきことを
   ・知っている
   ・上手くできる

 ●できない人は..やるべきことを
   ・知らない
   ・上手くできない

この差を埋めるのが社員研修です。

でも、多くの会社が、
組織として社員に「教える内容」をコントロールしていません。

誰が教えるかによって
 ・教える内容が違い
 ・教え方が違い
 ・結果が違う
のです。

部下が上手く育たなかったら
上司は教育担当者に
「お前の教え方が悪い!」と叱責しがちです。
そう言われても、急に任された教育担当者としては、
納得できないままに「頑張ります!」としか言えません。

「教え方」に問題があったのでしょうか?

「教え方」の前に、「教える内容」に問題があるのです。

新人に「何を、教えるか」が明確になっていますか?
現場の教育担当者の
知識・経験の範囲で教えているのが現実です。

その結果、即戦力化ができず成長にもバラツキが出てきます。

会社が、
組織として社員に「教える内容」をコントロールしていない
それが原因なのです。

この状態を変えていくには、
組織として
「教える内容」をコントロールする仕組みと文化を築くことです。

具体的には、
「現場の知恵」を集めて「組織の標準」の

 ・基本を創る
   できる人の「行動」を細く分析し、改善の土台を創る

 ・成長させる
   現場担当者の「気づいて・考えて・工夫した」ことで
   土台を改定し続ける

これは理想の「行動台本(仕事の教科書)」を創り進化させ続けることです。

そんな面倒なことをしなくても
うちは人も育ていると反論もあると思います。

「教える内容」を会社が組織として責任を持たず
新人を現場に入れて
現場の人を教育担当者にして
 ・何を、どう教えるか丸投げし
 ・自分で考えろ!
 ・しっかり教えてくれ!
 ・期待してる!
と言って上手くいけばいいのですが…

間違いなく言えるのは、即戦力化は難しいのです。

個人に十分な知識や経験が無ければ考えられないし、
考える材料が少なければ陳腐な内容になります。

ネットが進化した現代では、
一人の優秀な個人のアイデアだけではやっていけません。

たくさんの社員の持っている「現場の知恵」を
積上げて競争力のある「強み」を創ることが必要です。

理想の「行動台本(仕事の教科書)」を創って、
組織の標準として「できない人」に教え、組織力を底上げしましょう。

実は、あちこちに競争力のあるノウハウは散らばっています。
それを、組織の知恵として集めればいいんです。

でも、言うのは簡単ですが…
本気にならないとできません。

つい、目の前の仕事に追われてしまいます。
明日から、明日からと思いつつ1年がたってしまいます。

従業員の優秀さのレベルによって活かし方が違う

図解:従業員の優秀さのレベルによって活かし方が違う

中卒で組立て工として就職した人がいました。

彼の未来は、どのようになるのでしょうか?、
明るいでしょうか?

今なら派遣の期間工として忙しい時にだけ声がかかり、
暇になったら契約を切られる。
いつも不安定な単純作業の労働者です。

彼は、このラインの中で作業効率を高める工夫や
改善提案をたくさんしました。

それが実績をあげ、どうなったか...
そのラインから外され
工場全体の生産性を高める改善を考える部門を作ってもらい
責任者になりました。(部下のいない一人の部門です)

大きな工場ですので、
毎日作業改善を考えることが楽しくて仕方がなかったそうです。
工場全体で数百人、彼の携わったラインの組立て工も数十人いました。
当時は、中卒で工場で働く人はたくさんいました。
同じような条件なのに、組立て工を続けている人と、
彼のように改善部門をつくってもらえる人。

何が違うのでしょうか?

彼のような社員がたくさんいれば会社は成長します。
でも、新卒でもハローワークから採用しても、
なかなか見つかりません。

待っているだけではダメです。
彼のような人は、ほとんどいません。

やり方はあるはずです。

組織が、個人が成長する土台を創り、
考えて行動する方法を教え支援することで、
たくさんの普通の人を成長する優秀な活動ができる人に
変えていくことができます。
ただ、全員を同じようにはできません、
「活かし方が違う」のです。

社員個人と組織が成長する土台を創り
成長させる方法が「現場の知恵」の蓄積です。

「現場の知恵」を
 ・現場で生み出して
 ・現場で成長させて
行くことです。

これをこのように
 ・共有(できる人の知恵を、みんなで使って成果へ)
 ・蓄積(標準化として、組織の「強み」を積上げる)
 ・伝承(新人に仕事を教える教科書で、即戦力へ)

使います。

誰がやっても成果のでる標準化マニュアルは
誰が創るか????

  管理職や現場を離れた社員が
  マニュアルを作ってもダメです
  
  成長しないマニュアルは意味がありません

現場の社員に「この通りやれ!」と
ロボット化してするのか????

  決まった通りに動くことを社員に強制して
  「やる気を出せ!」ということ事態が無理です

  やる気のでる仕組みと文化が必要

最も重要なことは
その標準化マニュアルを、どんどん改善していく
文化や仕組みを築くことです。

その出発点であり、土台創りが「現場の知恵」

PDF資料ダウンロード
http://www.teoria.co.jp/20190521.pdf

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社員が期待通りに動かない理由

図解:社員が期待通りに動かない理由


経営者・管理者はこのように思いがちです..
 「なぜ、自分と同じように仕事ができないのか?」
 「なぜ、自分と同じように一生懸命やらないのか?」
 「なぜ、自分と同じように自分で考えないのか?」
このように部下に望んでいませんか?

つい部下の能力・意慾の問題にしてしまいがちです。

そして、こう言ってしまいます。
 「やる気を出せ!」
 「しっかりやれ!」
 「期待してる!」
 「任せた!」

要するに、
部下が一生懸命やれば「何んとかなる」
と定義しているんです。

一生懸命はレベルを示す言葉です。
これは、「何を、どのように」頑張るかと
セットになって意味を成します。

成果を生み出す方法が明確で
そのように行動すれば上手くいく仕組みがあれば
「一生懸命!」を指導するだけで
結果を出せるのでしょうが...

冷静に考えると

・精神論では、期待通りに動けない

 問題なのが、上司の期待が明確でない
 Aさん、Bさん、実は頭にある成果を出す方法が違う
 隣で同じ仕事をしていても微妙に違います
 
 ここに精神論で指導しても???

・モチベーションの上下で結果が違っても困る

 人は誰も、日々体調も精神状態も違います
 その人の最大値を常に発揮できる状態でない場合もあります
 
 でも、そこを無視して精神論では??
 

社員の立場で考えると..

どうやったら成果が出せるか理解していません。
どのように行動したら上司の期待に答えられるのかわかりません。

だから

 ・何をすれば良いのか分からないから悩む
   ..言っても動かないと言われてしまいます。

 ・正しいやり方が分からないから期待通り動けない
   ..ちゃんとやらないと言われます。

 ・どこが悪いのか分からないから成長できない
   ..何を改善すべきか教えないで、ダメだと言われます。

 ・「やれそう」だと思えないので不安
   ..目標が高すぎるので意慾が高まりません。

その結果
褒められる期待通りの結果が出ないので、
やれるという自信が持てなくなります。

「やる気を出せ!」とだけ言われると..

言葉では「頑張ります」と言っても心の中では
不満が積み上がっていきます。

<社内企画者・技術営業マン・提案営業マン向けセミナー>
言葉にならない相手の期待を読み解き真の要求を満たす

  問いを立てる技術・組み立てる技術

~企画・提案の価値を高め顧客満足を引出し業績拡大へ~

 ・日時:2020年5月14日(木) 10:30-16:30
 ・会場:[東京・大井町]きゅりあん4階第1特別講習室

  講座概要
  http://www.teoria.co.jp/20200514.pdf

 ・申込
  https://johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC200503.php

図解思考は「想い」を行動レベルに具体化する

図解:図解思考で「想い」を可視化する

頭の中で考えたことが、すべての出発点です。

言葉にできない「想い」のレベルでは、
想いを実現する行動ができません。

人は
 ・言葉でしか考えられないのです
 ・考えられないことは行動できないのです

 ・行動しないと、結果は出ません。

「何を・どうするか」を言葉で定義できない限り、
何の役にもたたないのです。

でも、日記のように
思いつくままに書いた文章では
意味がありません。

主張が明確で、それを裏付ける柱がないと
信用してもらえません。

信用されないと仕事では使えません。

図解を使うと「想い」を構造化して考えられるので、
主張と裏付けのしっかりした文書が作れます。

図解することで、
内容のロジカルチェックができるからです。

頭の中で分かったつもりの事を図解しようとすると、
なかなか上手くいきません。

理由は、図解表現が難しいのではありません。
表現しようとする内容があやふやだらかです。

図解思考することで、
「おぼろに浮かんだ概念」を「実現の方法」として
分かりやすく表現できます。

図解思考することで、
頭の中にあるモヤモヤした「想い」を可視化することができます!