図解思考とは、思考すること、考えることです。
より良く考えるために、価値のある成果を生み出すために
図解を使って思考する・考えることです。
三省堂 大辞林 第三
・考えること。また、その考え
・知的作用の総称。
・物事の表象を分析して整理し、あるいはこれを
結合して新たな表象を得ること。
とあります。
要するに「思考=考える」と定義していいですね。
図解する時、最も重要なことは「明快な言葉」を使うことです。
あやふやな定義では誤解されやすくなり図解表現の意味が無くなります。
その時に、頼りになるのが辞書です。
悩んだ、困ったときに頼りになります。
では、本題に戻ります。
「考える」とは、具体的にどうするのでしょうか?
「考える」ということの特徴は
・同じ場面で
・同じテーマで
・同僚どうしで
考えても、人によって考えた結果が大きく違う
ということです。
「考える」は、頭の中の行為なので見えません。
上司から「もっとよく考えてくれ」と言われます。
そこで指摘されることは
・もっとしっかり考えてくれないと困る..
・もっと視野を広くもって考えないと..
・考えが浅い、もっと深く考えないと..
・頭が固い、もっと柔軟に考えないと..
・難しく考え過ぎなんだよ、もっとシンプルに..
・少しは自分の頭で考えて..
などです。
では、
・「しっかり考える」とは?
・「視野を広く考える」とは?
・「深く考える」とは?
・「柔軟に考える」とは?
・「難しく考える」とは?
・「考え過ぎ」とは?
・「自分の頭で考える」とは?
と、大いに疑問です。
どうやったら、上手く「考える」ことができるでしょうか?
「考える」を辞書で調べると、
●三省堂 大辞林 第三版
物事について、論理的に筋道を追って答えを出そうとする。
さまざまなことを材料として結論・判断・評価などを導き出そうとする。
計画する。意図する。
工夫して新しいものを作る。
比較検討や占いの結果に基づいて判断する。
●小学館提供の『デジタル大辞泉』
知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる。
判断する。結論を導き出す。
予測する。予想する。想像する。
意図する。決意する。
関係する事柄や事情について、あれこれと思いをめぐらす。
工夫する。工夫してつくり出す。
問いただして事実を明らかにする。
占いの結果を判断・解釈する。
●広辞苑
実情を調べただす。吟味する。
思考をめぐらす。あれこれと思量し、事を明らかにする。思案する。
易えきなどによって事を判断する。
学ぶ。学習する
●大辞林
物事について,論理的に筋道を追って答えを出そうとする。思考する
さまざまなことを材料として結論・判断・評価などを導き出そうとする。
それが…である,という感情や評価をもつ。
結論を出すための材料の一つとみなす。
計画する。意図する。
工夫して新しいものを作る。
比較検討や占いの結果に基づいて判断する。
となっています。
このままでは、「考える」がわかりません。
「考える」ということを、具体的な方法論にしたのが図解思考です。
来週は、この続きを一歩深めます。
9月のZOOM講座では、この「考える」方法論から入ります。
ご期待ください。