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社員を即戦力化できない本当の理由

社員を即戦力化できない本当の理由

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20140401a

社員を即戦力化できない本当の理由

組織として現場の仕事を社員に教える環境がない

「できる」と思って採用した人が期待外れ..
そんな体験はありませんか?

期待できる学歴があり
社会経験があり
同業他社での経験年数があり
物腰・押し出し・弁もたつ..

期待して現場に入れた
でも、期待した通りの結果をだしてくれない。

経営者としては、
 ・期待通りに動いてくれない、そんなこと常識だろう!
 ・しっかり結果を出して欲しい、もっとやる気を出せ!
というように思っていまいがちです。

新人を現場に入れて育てるときの2つの問題

多くの会社にある問題です。

1.教える内容を現場に丸投げ
 
  OJTと言って、現場管理職に
  新人教育を丸投げします。
  忙しい中、工夫して教えるのですが、
  誰もが、
  自分の知識・経験からしか教えられない。

  だから、
  教える内容・教え方に大きな差がある。

  優秀な人の下なら、成長が早く
  優秀で無い人の下だと、戦力になる前に辞めることも。

  よく、教え方が悪いと担当者を責めますが
  教える内容が定まったいないので、
  教え方以前の問題です。

2.成長の筋道が計画されていない
  
  教える内容が定まっていないので、
  もちろん、  
  教え方も定まっていない。
  
  何を、どうやって覚え、できるようになっていくのか、
  習熟度を確認できない、指導が思いつき..
  になってしまう。

  その結果、
  結果の数字で、もっと頑張れと言うしか無い。

この状態では、いつまでたっても新人を戦力かできません。

その原因は、
    組織として
   現場の仕事を社員に教える環境がない

これです。

要するに、現場の仕事を教えられないんです。
そのためのマニュアルが無いんです。

マニュアルと言うと、人をロボット化して
人間性を無くして、指示通り動かすという偏見があります。

本来は、
現場の仕事の知恵を積上げたノウハウ集です。

どうやったら良い仕事ができるか!
 ・成果の上がる手順(プロセス)
・上手くやれる方法(コツ・工夫)

を、文書化したものです。

それは、
 ・社員に仕事を教えるテキスト
  これを元に、新人に仕事を教え一定の成果を出させます。
 ・業務改善の土台
  現場での発見を元に、そのノウハウを書き変えていきます。

そして、これが実現できない理由は3つあります。

1.可視化できていない
  自分の担当部分しか知らない
   ・人によって見えるモノが違う
   ・全体最適の対策を立て難い

2.共有化できていない
  組織として共通認識が持てない
  ・会議で議論が噛合わない
  ・知恵・技術の伝承が難しい

3.標準化できていない
  人によってやり方がバラバラ
  ・成果のでる手順(プロセス)?
  ・上手くやる方法(コツ・工夫)?

こうなっている場合が多い。
これだと、新人を即戦力化することは難しい。

社外研修に出して、モチベーションアップしても、
モチベーションアップで改善できる部分しか良くならない。

必要なことは
自分の会社の仕事を教える研修!

実は、この状態で最も問題なのは..

優秀な社員が辞めると、
業績がガクンと落ちること。

中小企業の場合は、
社長が一番仕事のできる人。
その社長が病気やケガで現場に出られないと、
事業がとん挫してしまう。
指示しないと回らなくなる。

10年、20年やってきても、
順調に成果を上げられるようになっていても。
何年も勤めた管理職がいても..

社長がいなくなると、
あっというまに事業が成り立たなくなる。

経営幹部に頼り切っていると..
独立されたり、同業他社に引き抜かれると悲劇。

要するに、
優秀な個人に頼り切っていてはダメ。

新人を即戦力化することができると言うことは、
会社にノウハウが蓄積されていて、
それを段階的に教えられるということ。

それができれば、ハローワークで採用した普通の人に
「仕組み」の下駄をはかせて優秀な働きができるようにできる。

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