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必要なことは「強み」を発見して・育てること!

必要なことは「強み」を発見して・育てること!

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図解:必要なことは「強み」を発見して・育てること

必要なことは「強み」を発見して・育てること!

ドラッカーは「仕事の哲学」という本の中で
このように言っています。

『強みを生かすことによって、
  「個人の目的」と「組織のニーズ」を結びつけ、
  「個人の能力」と「組織の業績」を結びつけ、
  「個人の自己実現」と「組織の機会」を結びつける。』

これからは、目の前の事に一生懸命やっているだけでは
期待される成果をあげることができません。

単純作業員として時間給をもらうには良いかもしれませんが、
ビジネスマンとしては評価されません。

自分のもっている「強み」を軸として
自分の出番をプロデュースしていくことが求められます。

自分の人生は、主体性を持って取り組むことからしか築けません。
そのために必要な事は、自分を活かす「強み」です。

でも、おぼろに自分の「強み」を夢想してしても..

見つけることができません、時間が経過するだけです。
何も変わりません。

あなたは
自分の「強み」を正しく理解していますか?

「強みは何ですか?」と尋ねると..

私には、「強みなんてありません」と
「できない」ことに悩む人が多いのが現実です。
 ・学歴が無い
 ・経験も無い
 ・誇れる実績が無い
 ・人付き合いが苦手
  ....などなど..
弱い所が、たくさん出てきます。

自分の「できないこと・弱い所」にばかりに
目がいってしまいます。

そして、
 「このままじゃダメだ、何とかしたい」
 「もっと活躍したい」
と悩みます。

でも、「弱み」ばかりの人はいません。

他人から見たら、
 ・ここイイじゃないですか!
 ・これって、他の人には真似できませんよ!
 ・こんなことできるなんてすごい!
という所があります。

他人から見たら、良く見えます。
「強み」は、他人には見えやすいんです。

「強み」を発見することで、
自分がどこに向かって行ったら良いか見えてきます。

すると...
目指すべき目標をたてられます。
頑張り方が見えてきます。
応援してもらいやすくなります。

最初は、リトルリーグレベルの「強み」でも、
5年、10年、15年、20年..と続けることで、
この仕事は「○○さんに頼もう!」と言われる
競争力のある「強み」に成長させることができます。

これを私は
「強み積み上げ」と言っています。
日々の仕事の現場での失敗や成功、問題、悩みからの
「気づき」を書き溜めておくことです。

仕事の現場での経験を、ソリューション(問題解決手法)として
 ・人に教えられるように、
 ・問題解決で使えるように
蓄積していると、必ず役に立ちます。

定年退職した人にもったいない人がたくさんいます。
素晴らしい経験をし、実績もあるのに、
若い人に教えられないんです。
ソリューション(問題解決手法)として蓄積していないんです。
場を与えられれば、言える・実力発揮できると言っても、
何ができるか発信しなければ声はかかりません。
もったいないです。

経験したことを、言葉にして記録することで、
客観的になれ、そこから何を学べるか見えてきます。
それを長く続ければ、次第に積み上がって行きます。

面倒くさいと言葉にして書き溜めておかないと、
10年、20年すれば完全に忘れます。
記憶の内容もあいまいになってしまいます。
これでは役に立ちません。

記録する。
これが大切です。

それと、もう一つのアプローチがあります。

それは、自分の「弱み」にフォーカスすることです。

『火天の城』(かてんのしろ)という映画のなかに

  『不器用は、宝だ!
   不器用者は、工夫して努力する。
   毎日、コツコツとやっているうちに
   心で計れるようになる。
   体で感じられるようになる。
   不器用を喜べ。
   なあに、昔、棟梁に教わったんだ。』

こんな言葉があります。

これは、まさに自分の「弱み」をコツコツと克服することです。

時間がかかるでしょう。
器用な人が簡単にやることでも、
不器用な人は何倍もの時間がかかります。
でも、時間をかければ器用な人よりも上手くなる。
ということだと思います。

焦らず、時間を味方にして取組みましょう。
悩んで考えることが多いと思います。
でも、その時間が大切何だと思います。

私が図解をやった理由は、人に上手く伝えられなかったからです。
上手く話せないので「紙にしゃべらせる」という意識で
分かりやすい提案書を目指していました。
分かりやすくするためにどうしたら良いか?、
悩んで考えて図解に進んできました。
今でも、人前で話すのは緊張します。
下手です。
それを補うために分かりやすい図解を続けています。

そして、自分の「弱み」を克服できたら、
同じ悩みを持つ人の応援ができます。

同じ方法論で解決できない場合でも
自分のやって来たことを参考にしてもらえます。
 ・何が分からないか
 ・何ができないか
理解してあげられます。

これが良いんだと思います。

そして、次は「弱み → 強み」への変換です。
視点を変える・場所を変えると..
克服した弱みは「強み!」になります。

この「気づき」で、大きく目の前が広がって行くと思います。

自分一人で悩まず、自分の「強み・弱み」を
誰かに相談してみましょう。
そして日々の仕事の現場での「気づき」を書き溜めましょう。

自分の「強み」を発見でき、「強み」を成長させられます。

会社も、個人と同じです。

3年以上続けてこれた会社なら必ず何か「強み」はあります。
取引先に「なぜ、うちから買うんですか?」と聞いてみましょう。

会社の「強み」が見えてくるかもしれません。

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