仕事への不満、すべての原因は会社にあるのか?
会社員なら、誰でも会社や仕事に不満があります。
でも、そのすべての原因は会社にあるのでしょうか?
アメリカの心理学者のアブラハム・マズローの
「マズローの欲求5段階説」と比べて考えました。
■マズローの欲求5段階説
人間の欲求は5段階のピラミッドのように
構成されていて、低階層の欲求が充たされると、
より高次の階層の欲求を欲するというものです。
1階層の「生理的欲求」
生きていくための基本的・本能的な欲求
生活のために働く
2階層「安全欲求」
安心した暮らしがしたい、安全を確保する要求
安定した生活がしたい
3階層「社会的欲求」
会社、家族、国家などグループへ帰属したい欲求
精神的な居場所が欲しい
4階層「自尊の欲求」
他者から認められたい、尊敬されたい欲求
より高い評価をして欲しい
5階層「自己実現欲求」
自分の能力を引き出し創造的活動がしたいなどの欲求
仕事を通して成長したい
優秀な人ほど、この欲求の段階を早く駆け上がります。
そうでない人は、途中の欲求で止まって
不満をくすぶらせています。
■不満の原因を分析する
不満の原因が会社にあるなら?
転職すれば解消できるはずです。
でも、違う会社でも同じような不満が湧きおこります。
不満の原因を2つの発生源から考えてみました。
●会社の課題
1.生活のために働く
2.安定した生活がしたい
3.精神的な居場所が欲しい
違う会社に移れば解消する場合があります。
会社の文化、制度、構成員との関係などが
大きく影響してきます。
●自分の課題
4.より高い評価をして欲しい
5.仕事を通して成長したい
会社が悪いと言って、
違う会社に移っても解決しません。
会社が悪いと言うだけでは解決できません。
欲求段階が上がれば、自分の問題が大きくなります。
■愚痴や不満が多い人は会社を悪者にする
飲み屋さんで酔って会社の悪口を言っている人がいます。
良く聴いてみると
・会社の文化の問題
・会社の仕組みの問題
この2つがほとんどです。
会社が悪い、上司が悪いと言いながら
自分の正当性を主張しています。
でも、その会社の文化・仕組みの中で成果を上げて
評価を得るために
・何をすべきか
・どう実力をつけるか
・回りの協力を得るか
という話は出てきません。
欲求の段階の高い場合は
「自分を変える」ことが必要です。
愚痴や不満は自分を成長させる原動力です。
自分が何をしたいのか、
・どうなりたいのか
・そのために何をすべきか
しっかりと未来見据えて考えることが必要な時代になったと思います。
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いつも有意義な情報をありがとうございます