「社長のゴーストライター」としての体験
先日、親しくしているIT企業の社長から
『池田さんの仕事は
社長のゴーストライターなんだから、
それをもっと打ち出したら
それが一番分かりやすいよ!』
と言ってもらいました。
これまで、何回もその社長の仕事をさせてもらっています。
全国に販売しているソフトのプレゼン資料や説明資料、
提案書などの作成です。
技術者が、プレゼン資料を作ると..
機能の説明になるんです。
これだと利用者に興味を持ってもらえないし、
ソフトの良さも理解してもらえない
と言うことから、
私が図解で分かりやすく作ることになりました。
私に依頼する前には、
彼は、自分でやろうと考えて
私がやっていた図解講座や企画書作成講座に
何回か参加していました。
でも自分でやるより
頼んだ方が早くて良いモノができそうだと感じたので、
私に声をかけていただきました。
「社長のゴーストライター」ですから
何度か打ち合わせします。
彼は表現したい「核」となるモノをしっかり掴んでいます。
それを、どう表現しようか..
問題は、そこだけです。
そこに、私の出番があります。
図解を使って、
質問をしながら
核心に迫っていきます。
ただ、一直線にはいけません。
紆余曲折はありますが..
どんどん進んでいけます。
ですので、
打ち合わせの回数も、それほど必要ではありません。
とても優秀な方で、
打ち合わせしながら、
私の方がたくさん刺激を得られます。
とっても勉強になります。
先日も、どんどん進化していて、
話しを聞いていて、嬉しくなりました。
「俺も、頑張らないと!」と感じました。
でも、..
同じように、私に依頼するのですが
「核心」を掴んでいない社長がいます。
普通は、このタイプの方が多いです。
この「核心」を掴むまでが大変です。
紆余曲折どころか、行って戻って..
見える所から、少しづつ掘り起こします。
まさに「スイスチーズ法」で攻略します。
やりたいこと、考えていることを
言葉に表現しながら
細かく分割し、
一つづつ確認して行きます。
何度も何度も、打ち合わせが必要です。
どちらも、
私への依頼は、「私のアイデアを表現して」です。
でも、労力はかなり違います。
時間も大きく違います。
どちらも、遣り甲斐があります。
でも、でも...
困った社長がいます。
「私のアイデアを表現して」というのですが..
聞いても、聞いても..
アイデアが出てきません。
やりたいことの「核」が無いんです。
こう言う社長は、すぐに結果を欲しがります。
2回くらいの打ち合わせで、結果を欲しがります。
そして、
「池田さんは、表現できるんですか?」ときます。
表現する内容が無いんです。
感情だけが渦巻きます。
そして、
「○○新聞の記者は、上手くまとめてくれた」とも言います。
それは、そうです。
過去の事実をまとめるなら簡単です。
問題は、未来をどう築くかが重要なんです。
そこを話しても理解できないと..
私の図解の表現力の出番まで行きつきません。
誰にでも分かりやすく表現するには
・創って
・表現する
いうように「創る」という段階が必要です。
これから年末がやってきます。
2015年も、すぐそこです。
一度、じっくり未来を考えてみませんか?
英語で未来形は「Will」です。
自分の意志で築いていくということなんだろうと思います。
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