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カラオケで考える仕事の仕組み

カラオケで考える仕事の仕組み

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図解:ビジネス・プラットホームの完成度が成果に影響する

カラオケで考える仕事の仕組み

もう30年くらい前のことです。
20代後半で、東京から地元の会社に転職しました。
地元ではちょっと大きな会社で100名以上の社員がいました。
そこのソフト開発の部門に入りました。

会社の忘年会など宴会は大人数です。
ホテルの大広間にたくさん集まります。

当然のように
途中からカラオケがでてきます。

すると
社長から「池田君が歌え!」と
1番目の、ご指名がかかります。

当時、転職したばかりの新入社員です。
断ることもできません。

なぜ、私が指名されるかと言うと..
次の人が歌いやすくなるからです。

自慢するのもなんですが..
私が歌うと会場の注目を集めます。

それも..
「歌詞はあってるが、曲が違う?」と。
なんだこりゃですね。

そして
歌い終わると、みんなからオオ~終わった~。
と歌いやすくなります。

そんな理由から、毎回指名されました。

そこで、どうしたかと言うと
ちょっと年上のお姉様達に応援してもらいました。
そうデュエットです。
「銀恋とか、3年目の..」です。
それだと、何とか歌えます。

カラオケの機械は、すごいです。
曲が流れ
曲にあわせて歌詞が進んでいきます。

歌詞を覚えていなくても、
どう歌うか分からなくても
カラオケにあわせれば、何とかなります。

その上、お姉様のバックアップがあるんです。
半分歌うだけですみますので、
それなりに格好がつきます。

ただ、2年目くらいからは指名が無くなりました。
「歌が上手くなったので、面白くない」と言う理由です。

ここで、仕事の仕組みにもどります。

職場に新人が入ってきたとすると、
その新人は、どのくらいの期間で一人前になるでしょうか。

もう昔のように3年も4年も待てません。
即戦力になって欲しいのが実情です。

でも、新人には現場を任せられません。
失敗した後始末の方が手間とコストがかかるからです。

でも、ここでカラオケを頭に思い浮かべてください。

新人が担当する仕事に
 ・何を
 ・どのように進めるか
カラオケのような仕組みがあったらどうでしょうか。

その上、応援してくれるお姉様のような存在がいて
時々、応援の手を差し伸べてくれたら
一人前に近い仕事ができるのではないでしょうか。

その仕組みを「ビジネス・プラットホーム」と呼んでいます。

この仕組みの完成度が高ければ、
新人にも現場を任せることができます。

新人をバックアップする仕組みなしに
精神論で「頑張れ!」とやっても無理です。
形だけの責任者にして後始末が大変です。

この仕組みがあれば
熟練者は、新人を使いながら
複数の現場を見て回していけます。
ポイントでアドバイスすれば良いんです。

どんな仕事でも、
 ・考える部分
 ・単純作業の部分
に分けることができます。

単純作業の部分は、教えて練習させれば
即戦力化が期待出来ます。

問題は、「考える部分」です。

ここは、簡単に習得させることはできません。

カラオケのようなバックアップがあって、
十分に期間をとって経験を積ませることで、
一人前になっていきます。

そうです、「歌詞しかあっていない!」と
言われた私が歌えるようになるんですから。

カラオケってすごい仕組みです。

ちなみに、何でも歌えるようになったわけではありません。
難しい曲は、今でも歌詞しかあっていません。

歌えと言われると..
今は、「ああ人生に涙あり」を歌います。
男性のデュエットです。

音楽が掛かれば、日本人なら誰でも知っているので、
酔った勢いで一緒に歌います。

仕事の仕組みをカラオケで考えてみませんか!

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