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「考動知図」で仕事を可視化(見える化)する意味

「考動知図」で仕事を可視化(見える化)する意味

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図解:「考動知図」で仕事を可視化(見える化)する意味

「考動知図」で仕事を可視化(見える化)する意味

仕事は、現状維持で続けていくことはできません!

では、どう変化したら良いのか?

ある筆のメーカの例です。

そこでは、長く修行した職人さんが筆を作っていました。

職人さんたちは、それぞれ小部屋をもっていて
そこに自分の仕事の材料や仕掛品も山積みにしていました。
そこは、不良在庫や不良品の温床でもありました。

経営者と言えども
生産・技術・品質の全てを職人さん個人に
頼り切って生産していました。

職人さんの意見を聞かないと何もできません。

これでは、
 ・品質を高める
 ・生産性を上げる
という経営で必要なことの手が打てません。

これでは経営になりません。

このままでは、会社としてやっていけないと危機感がありました。

そこで、その筆のメーカー筆の製造を80工程に分けました。

工程を分けることで、
 ・工程ごとの難易度が見えます
 ・工程ごとの作業負荷が見えます
 ・工程ごとのコストが見えます
 ・工程ごとのリスクが見えます
これで、製造計画が立てられます。

これができることで
 ・どこで不良品が出るのか
 ・どこで製造が遅れるのか
見えてきます。

工程の全体が見えるので
 ・品質を高めるための方法を考えやすくなり
 ・生産性を高めるための方法を考えやすくなり
ます。

見えれば改善できるんです。

多くの会社では、
最終結果として、売上・利益の金額や率だけ示して
仕事が見えていると思っています。
そして、社員に「もっと頑張れ!」と言う場合があります。

これでは、社員は
 ・今の仕事のプロセスをどう直せば良いのか?
 ・今の仕事のやり方をどう変えれば良いのか?
頑張る方法が分かりません。

分からないから各自が自分の考える「頑張る!」を実行します。
組織としての連携プレーができません。
当然、上手くいきません。

業績は、プロセスをコントロールすることでしか
変えることができません。

そのために仕事が見えないと困ります。

見えないと優秀な個人の努力に依存するしかありません。
その人が辞めると、会社に何も残りません。

こうなると社長は
「優秀な人が欲しい..」と
10年たっても、20年たっても悩むことになります。

もったいないです。

仕事が見えると、
 ・足りない所
 ・間違っている所
が見えるのです。

見えれば直せます。
直せば良くなります。

現場の社員のアイデアを取り入れて
業績がアップすれば
 ・会社にプラス
 ・アイデアを出した社員も嬉しい
と、ボトムアップの文化につなげていくことができます。

こうなると、どんどん改善して積み上げていけます。

仕事の可視化(見える化)は、これを目指しています。

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コメント

  • 草開 孝範 より:

    いつも有難うございます。

    今回、パワーポイント300例を申込み

    致します。

    宜しくお願い致します。

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