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図解とは「モデル化・ダイジェスト化」

図解とは「モデル化・ダイジェスト化」

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20130522zukai2

「これ、図解できませんか?」と
相談されることがあります。

ですが..

私でも、図解できないモノがあります。

その図解できない4つの理由は!

1.図解表現する内容が無い 

日記のような文章が長々と書き連ねてある。
・何が言いたいの?
・何を理解して欲しいの?
・何か決断して欲しいの?

「気持ちは分かりますが..」としか言えません。

2.抽象度の高い言葉がたくさん並ぶ

例えば、「マーケティングが重要」と言われても
確かに重要だ..
でも、広すぎる概念化ので
どこを・どうしたいの?
表現したい範囲が広すぎて、あれも・これもとなる。

1枚に全て盛込もうとしても無理。
中途半端な言葉がたくさん並んでいる
つい「分かってる?」と言いたくなってしまう。

理解が浅いので抽象度の高い言葉を多用している。

3.要素となる言葉の定義が甘い

一つの言葉を、微妙に違う複数の意味で使っていたり、
一つの概念を複数の言葉で表現していたりしている。
もらった資料を読んでも見えてこない。

考えている時間が少ないので思いつきレベルで止まっている。
言葉の定義に敏感にならないと図解できません。

4.内容の整合性が低い

図解する材料となる言葉や文章同士の関係が見えない。
包含関係や階層構造の把握ができていない。
読み込むと
・抜けている
・ダブっている
・矛盾がある
図にしようとするとアラが見えてくる
テーマの理解、基礎知識、考える材料が少ない。

主な理由は、この4つです。

これでは、私も図解はできません。

でも、図解しようと考える最初の一歩はここです。
この状態からスタートします。

めげることはありません。

ここから、
・何のために、
・何を、
・どのようにと目的を定め、
・目標を設定(着地点)して、
・材料を集める
ことになります。

そして、図解していきます。

図解を描くことは、難しいものではありません。

描く内容が整理されていれば簡単です。
内容を整理することが難しいのです。

逆に言うと..
描く内容の完成度を高めるために図解を使います。

図解の2つ機能を紹介します。

■モデル化(構造化)

【辞書で調べると】
事象の構造を抽象化して論理的に形式化する

このように考えて良いと思います
・要素同士の関係が明快
・整合性がとれている
・漏れ、ダブりがない

【具体的には】
図や矢印を使って、関係と構造を表現する

図解に描くべき内容に、構造としての完成度が必要です。
別に難しいことではありません。
分かりやすい話をしている人は、自然にできています。

ダイジェスト化(要約)

【辞書で調べると】
ある文章や出来事などの内容を要約すること

このように考えて良いと思います
・必要なポイントに絞り込む
・言葉の意味を定義
・内容を圧縮したもの

【具体的には】
文(S+V)・単語をつかって定義や内容を表現する

図解を簡単に言うと「論説文のダイジェスト版」です。
短い言葉で、分かりやすく要約したものが図解です。

というように、私は考えています。

要するに、この2つです。

考えていることを短い文に要約し
その文を箱や丸でくくって
線や矢印でつなぐと図解になります。

図解のネタは、日常にたくさんあります。

練習材料にしましょう。

図解は、水泳と同じように練習量で上手くなります。

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