想像と創造を辞書に当たると…
・想像:現実には存在しない事柄を心の中に思い描くこと。
・創造: 新しいものを初めてつくり出すこと。
とあります。
どんな物も事も、想像(イメージ)することが先行します。
想像した通りに行動することで創造ができます。
家を建てる時は、
建築士に設計図を書いてもらいます。
木造住宅でもたくさんの図面を書きます。
ネットで調べて見ると..
木造の戸建住宅でも、たくさんの設計図が必要です。
・建築図は..
仕上表、仕様書、案内図、配置図、平面図..
矩計図(断面詳細図)、部分詳細図、平面詳細図、外構図
・構造図は..
基礎伏図、床伏図、小屋伏図、軸組図..
木造以外の場合は標準仕様および標準図
・設備図は..
電気設備図、給排水衛生設備図、空調換気設備図
照明器具、給排水機器、空調換気機器、床暖房機器
そして、実際に家を建てる時には、
大工さん、屋根屋さん、左官屋さん、屋根屋さん...
電気屋さん、設備屋さん..
たくさんの人が入れ替わり立ち替わりで作業をしていきます。
もし、この人たちを一同に集めて、
「良い家を作りたい!、意見を出して」
と言ったとしたら、どうでしょうか?
この技術者の人たちは何と言うでしょうか?
・設計がしっかりしないとダメだ、
・設計図がなければ家は建たない
と言うでしょう。
どんな家を建てるのか、想像することから始め。
それを具体的に行動するための設計図が必要なのです。
でも、普通の会社ではみんなを集めて「頑張ろう!」の
ような会議が行われていることがあります。
これじゃ、上手くいかないですよね。
物事を作るとき、
最初は、頭の中の知的に想像(計画・設計図)すること。
次に、
物質的に創造すること。
どんなモノも、2度創られるのです。
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■ 想像 (知的創造)
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・最初は、頭に思い浮かべる
・そして、具体的な設計図に展開する
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■ 創造 (物的創造)
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・設計図をもとに、材料を集め
・設計図通りに組立てる
面倒なことを書いていますが...
誰でも、普段の生活でやっていることです。
・旅行の計画を立てる → 旅行に行く
・料理のレシピをつくる → 料理を作る
・勉強の計画を立てる → 勉強する
・デートのプランを立てる → デートする
どれも、行きあたりばったりでも何とかなるかもしれませんが..
事業を立ち上げる時に、頭の中にありありとイメージし、
それを実現するための
「知的想像」の段階が弱いと、
期待通りの「物的創造」ができません。
頭の中に思い描けないものは、具体的に実現できないのです。
これからのビジネスマンに必要なことは、
・顧客や上司の期待を掴んで
・どうなったら満足なのかに想いをめぐらせ
・それを実現する設計図を作成し
・その設計図をもとに、材料を集め
・設計図通りに組立てる
ということです。
前段階として、「知的創造」が重要です。
それには、過去から積み上げた
経験から得た「知恵」が必要です。
その積み上げた「知恵」で、「こう創ろう・こうしよう」と
・具体的な作業レベルの提案に具体化できる人と
・指示されたら頑張ります
と言う人では大きな差がつきます。
どちらになりたいか!?
自分で決めて、行動していくことが重要です。
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