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「もやもや状態」から図解する手順

「もやもや状態」から図解する手順

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20130606zukai

「もやもや状態」から図解する手順

図解講座で...
 「何を、どう図解するのか?
     手順やパターンを具体的に教えてください!」
という質問というか要望を受けます。 

でも、このように質問する人は...
 ・決まった手順に従って
 ・パターンにあてはめれば...
図解ができると思っているのです。

要するに...
「手順を明確にしてくれればその通り図解をする!」
「手順が分からないから図解できない。」
と言っているのです。

良くやるのがネットにある無料の図解テンプレートを集めて
その枠に入れれば図解出ると思ってたくさん集めます。

でも、厳しいようですが、これでは
いつまでたっても図解できるようになりません。

偉そうなことを言っていますが、
私も、そうでした。
簡単に図解できるテンプレートを探しました。
でも、空のテンプレートを前にしても..
図解できるようになりませんでした。

そして、たくさん図解する体験から
このように考えました。

図解には3つの段階があります。

—————————————–
1.状況
—————————————–
たくさんの人が集まって話しても、
一人で考えた時も...

最初は、混沌とした状態です。
どんな斬新なアイデアでも、最初は状況は同じです。

自由に、アイデアを膨らませることは、
それまでの基準に当てはめると
不合理・整合不良・無意味..
のような事柄がたくさん並びます。

この状態で、一足飛びに図解することはできません。

—————————————–
2.解析・判断
—————————————–
その状況は「どうなっているのか?」を
見極めることが必要です。

  ・現実は整理されていない
  ・漏れ、重複、勘違い..
  ・目的、目標も不確定
  ・制約条件、資源も未確認

この図の例では、混沌の中からA,B,Cを分けます。
ことが最も大切なこととなります。
A,B,Cが分けられないと手が出ません。

状況を正しく判断して整理する段階が最も重要です。

—————————————–
3.処理・表現
—————————————–
この段階で初めて..
図解の手順やパターンが利用できます。

AならばXのカタチに当てはめて表現する。
BならばYのカタチに当てはめて表現する。

ただ単純にカタチに当てはめることはできません。
いくつかの基本のカタチの組合せや
入れ子構造を考えることで図解になります。

では、どうしたら..
この「混沌」とした状態を
整理して図解できるのでしょうか?

表現する基本のカタチを意識して
図解表現の材料となる要素(言葉・文)の
関係を整理することです。

私が図解してきたものを振り返りながら
体験から整理したカタチです。

それは、
 9つの基本形
  ・比較(並列・対立・親和)
  ・進展(因果・移動・段階)
  ・構造(組成・展開・包含)
で、要素同士の関係を整理していきます。

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