経営者と社員は根本的に違います!
でも、多くの経営者の方は...
自分と同じような能力のある人を採用しようと考えます。
でも、それは無理です。
能力のある人は、独立して自分で始めます。
採用できたとしても、数年間の自分の修業期間とします、
そして、準備ができたら辞めます。
本当に実力のある人は転職市場に乗りません。
辞めなくても自由に働けます、会社が環境を提供します。
当然のように引き抜きで転職します。
転職情報誌などで優秀な人を採用しようとすることに、
無理があるのです。
それと、経営者と同じように責任感を持てるか?
持てません!
経営者は自分の資産や人生を賭けています!
でも、社員は月末に給料が入ることを疑いません。
働きや成果に関係なく給料は振り込まれるものなのです。
自分と働きを社員に期待することが無理です!
問題は、「立場の違い」・「認識の違い」から生まれます
整理してみると!
●従業員は...
決まった期日に、ほぼ決まった金額の給与を振り込んでもらえます。
その経験年数が長ければ長いほど...
それは、空気や水のように、それが当たり前と感じて
何も疑いを持たなくなります。
成績に関係なく給与はもらえるもの...危機感は生まれません
●経営者は...
決まった期日に、ほぼ決まった金額の給与を振り込む義務があります。
売上げが上がったとか、利益が無かったとか、仕事に失敗したとか...
まったく、お構い無しです。
それは、電気やガスの基本料金のように必要な支払です
利益が出なくても、給与の支払は義務です...社員は誰も疑いません
●従業員を雇う意味は...
事業を円滑に運営するには、一人でできることには限界があります、
だから社員を雇います。
そのために、自分の意のままに動いて成果を上げてくれる
従業員を雇いのです。
その活動の中から、売上げを上げ利益を生み出し給与として、
従業員に支払うことが基本だと思っています。
社員の役割は...
自分の能力を仕事を通してお金に換えること・利益を生み出すこと
●問題なのは...
給与の支払は会社の利益に関係なく必要となると言うことです。
売上げが上がらない、利益もでない、でも給与は支払う義務があるのです。
自分の給与分を稼げる従業員と、稼げない従業員がいるのも事実です。
経営者としては、そのどちらに対しても給与支払の義務は生まれるのです。
稼がない従業員には払いたくない...ホンネ
●経営者が嘆く意味は...
稼げない分は会社の持ち出しだし、
いつまでも無駄飯を食わせてはいられないと思っています。
資金繰りが悪ければ、社長の給与を減らして渡すしかないのです。
チャンと自分の給与分を稼げないなら、
指示に従って一生懸命やってくれ...となります
この関係は、いつまでたっても平行線
給与を払う方と、貰う方の関係である以上
同じように考え、同じように危機感を持って行動することを
要求することは無理です
世界の広さ・情報量・責任の重さ・仕事の動機...
みんな違います
『危機感を持て』と、言っても危機感は生まれません
部下に、無理やり命令に服従させるより
従業員や外注に、いかに安価にレベルの高い仕事を提供してもらうか!
そう考えると、気持ちが楽になります
服従させようとするから反発もあり、無理があります精神的な葛藤もあります
批判していても、嘆いても、事態はよくなりません
応援してしまいましょう
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