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来月は「一生懸命頑張ります」が対策の営業会議

来月は「一生懸命頑張ります」が対策の営業会議

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issyoukenn

来月は「一生懸命頑張ります」が対策の営業会議

あなたの会社の会議に、こんな傾向はありませんか?

以前、ある会社の営業会議に参加したときの体験です。
この事例も、今までの仕事で関係した会社での体験を
一般論化したものです。
どの会社と特定できるものではありません。
一般論と考えてください。

どこの会社にも、
多かれ少なかれこのような傾向はあるのではないでしょうか?

あなたの会社で、こんな営業会議をしていませんか?

●翌月の1週間か10日過ぎあたりに前月の実績を発表
 目標達成したのか?
 みんなの実績が一覧表になって全員に配られ、
 すでに知っている達成・未達成を確認する

●達成できない人は、”なぜ?”達成できなかったのか理由を説明
 言い訳を言う場
 一人ひとりに”未達成の原因”を求められ
 上司の叱咤激励がなされる

●そして幹部が精神論を延々と話す会議という名の講演会
 長い講演会が始まると、幹部以外は下を向いて終わるのを待っている

●最後は、『今月頑張ります』と言って終わりになる
 今月は必ず達成します『頑張ります』と言うことで終わりになり
 でも、具体的に”何を?”を”どうしたら?”
 実績が上がるか対策が無いまま終わる...
 そして、会議の時は月の約3分の1が終わっている

●”力”いっぱい話して、社員に”カツ”を入れて満足の幹部
 精神論を話すことで”自分の仕事ができた”と満足する

これで成果が上がるでしょうか?
実績につながる行動ができるでしょうか?

このやり方で、前月より確実に実績が上がっていくと言う
自信のある会社はあるでしょうか?
その会議に参加した社員の行動が変わっていくでしょうか?

会議は、何のためにやるのでしょうか?

会議の目的を考えてみると
 ・情報の交換
  一同に会することで意思や情報を伝える
 ・新しいアイデアの創出
  一人で考えてもあたらしいアイデアは出にくい
 ・方針・手段の決定
  決定に参加して、実行動に反映していく

以上のようなことではないでしょうか?

目標が達成しなかったコトを、
責められ・みんなの前で恥ずかしい思いをする会議では、
会議に出るのが苦しくなります...
そして前月と同じ行動しかできない....
なんらノウハウが蓄積されない、
そして、また同じコトを翌月の会議で行う、
そんな会議で良いのでしょうか?

精神論講演会の結果は?!

●過去を責められても『次は、頑張ります』としか言えない
 過去をほじくっても”死んだ子”の年を数えるようなもの

●頑張るための具体的な方法が無いために成果を上げる行動に出られない
 精神論で飛び込み件数を増やす計画しか立てられない

●幹部が部下を叱咤激励することで自分の仕事が済んだと勘違い
 改善のために頭を使わなくなる、これまでのやり方の延長でしかない

●翌月同じコトが繰り返される
 精神論で向上するレベルしか上向かない、社員が消耗したら終わり

一生懸命頑張りますで成功するのか?

一生懸命だけで成功していたら..
世の中のほとんどの人が成功しています。
確信犯以外は、みんな一生懸命です。

どんな仕事にも、一生懸命は必要ですが、
十分条件ではありません。

「一生懸命」は、レベルを示す言葉です。
それは、内容を示す言葉とセットで意味をなします。

「一生懸命に頑張ったのに...」と考えていると、
「今度は、もっと頑張ろう!」となってしまいます。
それは改善して成果をあげる対策にはなりません。

今、上手くいかないということは...
今のやり方に問題があると言うことです。
それを、もっと、もっと、とやっていても上手くいきません。

現状を正しく分析する文化や習慣が無いままに、
対策をたてるので精神論になってしまいます。

結局は、会社のコスト
結局は、社長が”損”をします

会社の
実績が上がらない結果の最終責任は...
コストが上がって、利益が出てこない最終責任は...
成果を上げる可能性があっても、結果が出てこない最終責任は...
やり直し、二度手間、遅延、勘違い…の最終責任は.......
 ....

すべてが社長の責任です
トラブルのコストも、社員の”給料”も
すべて会社から金銭を支払う対象です...

会社としての実力を積み上げていく、
そのための”営業会議”を考えて見ませんか!

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