人によって仕事に対する意味・目的が違う
誰もが自分の仕事に、独自の目的・意味を持っている!
あなたにとって仕事とは何ですか?
どんな意味がありますか?
どんな目的にために働いていますか?
あなたは、この例をどう考えますか?
【この例は、有名なお話です】
通りを歩いていると、
道端でレンガを積んでいる人がいました。
「何をしてるんですか?」って尋ねると、
「レンガを積んでいるんだよ」と答えました。
しばらく歩くと、
道端でレンガを積んでいる人がいました。
「何をしてるんですか?」って尋ねると、
「塀を建ててるんです」と答えました。
この他にも
「お金を稼いでるに決まってるじゃないか」
「みんなの教会を建ててるのさ」という考えもあります。
同じようにレンガを積むという作業でも、
その意味は人によってまったく違うのです。
あなたにとって 「意義のある仕事」とは?
誰もが「意味のある仕事」をやりたいと考えています。
待っていたら、いつか?
「意義のある仕事」が、できるようになるのでしょうか?
待っていれば...そんなことは絶対にありません。
●誰かがあなたに、
「これが有意義な仕事ですよ」と言ってはくれません。
●大きな会社に入ったら、
「やりがいのある仕事が与えられる」こともありません。
●上司に恵まれたら、
「面白い仕事ができる」ということもありません。
●「待っていれば、いつか有意義な日々がやってくる」
というようなこともありません。
あなたにとっての有意義な仕事が、別の人には無意味かもしれません。
どんな環境にも、有意義な仕事が隠れています。
一見無駄と思えるモノの中から、何を引き出せるか?
それは、その人しだいだと思います。
世の中には、仕事に意義を見つけられる人と、
単なる作業としてしか考えられない人がいます。
この人たちを、同じレベルで、同じ方法で、同じように扱って良いのでしょうか?
作業員としては、同列でOKだと思います。
でも、その先の”仕事”として考えた時は、
社員一人一人に、まったく違う対応が必要なのではないでしょうか?
目的発想が生き方・仕事の仕方を変える時代です。
モノ造りの時代なら、
『あれより、良い物をつくれ』で良かったのだと思います。
目標とする製品を購入して、すべての部品を分解して、
どうしたら?、それより良い物をつくれるか?
モノを手にとって眺め、考えられました。
そして、目標が目に見える形でハッキリ決まりました。
でも、これからの会社や事業は...
・個人の行動の成否が、成果に大きく影響します
・個人の自己裁量が大きく、能力・判断が重要になります
会社にとって、自分にとって、その仕事はどういう意味があるのか?!
何が求められているのか?!
よりよりやり方を自分で見つけ出す力が必要になってきます。
その時、
1.レンガを積んでいる人
2.塀を立てている人
3.お金を稼いでいる人
4.みんなの教会を立てている人
1~4の人の、どの人が役に立つでしょうか?
同じ職場で、同じ仕事をしていても「頭の中」はまったく違います。
特に、最近は外国人のような若者、
残業手当が欲しいだけの社員、時間だけ働くパート、契約社員、派遣社員..
と、たくさんの雇用契約の人が混在しています。
すべての人に同じような意識で働くことを求めることはできません。
一枚岩で頑張った「以心伝心」から、
何をどうするか明確に仕事の分担の定義が必要な
「同床異夢」の時代になりました。
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