「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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問題解決

ホームページから集客できない理由を構造化

図解:ホームページから集客できない理由を構造化

ホームページを作っても売上が上がらないと悩んでいませんか?

高いお金をかけてホームページを作ったのに...
売上が上がらない、集客できない..

この悩みを
「売上の構造」から考えましょう!

私の体験ですが東京から新潟に引越しをするときのことです。
運送業者を探そうと、ネットで検索して5社選びました。
 
 2社からは、自動メールの返信
 1社からは、決まったフォームに書き込んだ
事務的な文書
 1社からは、担当者が苦労して打ち込んだメール
 1社からは、返信が来ません..
メールを見ていないのでしょう

この5社のうちから、どこを選んだでしょうか?

「1社からは、担当者が苦労して打ち込んだメール」
この会社を選びました。

この会社は、引っ越しを立ち上げたばかりらしく
メールの文章は下手でしたが、
新潟方面にまだ実績が無いのでぜひお願いします
と電話も来ました。

電話で話すと、元気な若いお兄ちゃんが一生懸命に
電話してくるんです。
話していて楽しいんです。

それで、この会社に引っ越しを頼みました。
当日は、元気なお兄さんが2人やってきて積み込んでくれました。

20年近くたった今でも、その会社の名前を覚えています。

この体験を構造化してみると

1.登録の段階
  ホームページを作って公開する
2.予選の段階
  検索エンジンで上から順にみられ5社が選ばれる
3.準決勝の段階
  5社を比べて2社に絞られる
4.決勝の段階
  2社から1社が選ばれる

この1社が当選です。

では、どういう条件で、この段階を登って行って
当選になるのか?

選ばれる条件は

  1.ホームページの内容
    何を発信するかで選ばれる

  2.従業員との接触
    どう対応するかで選ばれる

この2つで、予選→準決勝→決勝へと進みます。

この段階を設計することが必要です。

詳しいことは

  【図解de問題解決】ホームページで売上が上がらない
  https://www.youtube.com/watch?v=ZFbtIvXo9jA

で、解説しています。

抽象度を上げて「競争の次元を変える」

図解:抽象度を上げて「競争の次元を変える」

地方では車が生活に必要です。
無いと勤めも買い物もほとんど無理です。

当然、飲みに行くにも車で送ってもらうか、
自分で飲食店まで車で行って、帰りに代行を頼みます。

地元で運転代行を調べると9社があります。

こんなに狭い地域で、9社もあるのですから
何もしなければ、たくさんの中の一つとして埋没です。

どうやって頭一つ抜け出せばいいのでしょうか?

料金を安くする?
ポイントカードの導入?
笑顔の接客?
などなど、いろいろ考えられると思います。

でも、これでは...いつまでたっても
他の代行業者と競争し続けることになります。

代行を頼むのは、酔った客です。
求めるのは安全に自宅に車と自分が帰るだけ。
時間感覚が甘くなるので長く待たされたりします。
だから、料金を安くするにも限界があります。
成果や仕事品質で差別化がしにくい仕事でもあります。

では、どうやって同業他社との競争から抜け出すか?!

ある県で、車3台で運転代行業を立ち上げた会社がありました。

この会社は、運転代行業の経験をもとにして
運転代行業に特化したシステムを開発しました。

このシステムを、他の運転代行業者に利用してもらうことを商売にしたのです。

このことにより、競合相手とお客の争奪戦に悩むことから
抜け出すことができました。

現在は、従業員数90名となり
 ・自動車運転代行業向け業務支援システムの開発・販売・システムレンタル
 ・自動車運転代行ビジネスのフランチャイズ展開
 ・介護タクシー事業
等に広がっています。

現状を改善するには、
同じ水準で考えるだけでなく
抽象度を大きく高めて考えることが有効です。

今の、事業を考えなおしてみませんか!?

問題解決の手順:「問題」を明確にする

図解思考:問題解決の手順:「問題」を明確にする

こんな問題があります。
   ——————————————-
   コロナの影響で在宅勤務に切り替わったために
   ほとんど家にこもっているためか体重が増加
   してきました。何とかしなくては...
   ——————————————-
どのように解決しますか?

本来の問題解決の手順にが3段階あります。
 1.問題定義(何が問題なのか?)
 2.原因分析(原因は、何か?)
 3.対策立案(どうすれば解決できるのか?)

問題解決の出発点は
 1.問題定義(何が問題なのか?)
これが重要です。

ここをしっかり定義することで
期待される問題解決につなげることができます。

問題なのは..
「問題は、問題だろう~。分かっているじゃないか」
というように情報を共有したつもりで
関係者の認識がバラバラで進むことです。

必要なことは
 ・正しい問題解決をするための出発点を定める
 ・関係者の情報を統一する
ということです。

そのために問題の定義が重要です。

問題定義の仕方は
多様に問いを立てて状況を明らかにすることで
問題が具体的、どういう状態なのか明らかにすることです。

明らかにするために
問いを立てます。

●いつ頃から、体重の増加を感じましたか?
 このまま改善しないと、より悪化すると感じていますか?
 
 過去に遡る、未来を考える

●増加前の体重は、どのくらいですか?
 現在の体重は、どのくらいですか?

 過去と今の状態を比べる

●どんなことから体重の増加を感じたのですか?
 ダイエットしないといけないと感じた出来事はありますか?
 そもそも体重増加が問題なのか?

 問題と感じた出来事など..

このように、図を頭に思い浮かべることで
相手に自分に問いを投げかけることができます。

たくさんの情報を得るためには「思いつき」に
頼っていることはできません。

視点を移動して問いかけることで
必要な情報を得ることができます。

その「視点移動」が図解思考の1つの機能です。

問題解決では図解思考で現状を「観察」する

図解:問題解決では図解思考で現状を「観察」する

問題解決は
 ・現状を確認して(before)
 ・行動して(どう行動するか考え)
 ・期待する結果を得る(after)
ということです。

重要なことは「正しい現状分析」です。

では、どうやって現状分析するのか?

現場に入って担当者に取材します。

ここに問題があります。
担当者の力量に寄って取材内容が異なるということです。

要するに、
 ・見える人
 ・見えない人
がいます。

優秀な人は、
目の前に見える現象に影響されず
見えない原因をも理解しています。

優秀でない人は、
目の前に見える現象以上には理解していません。

問題解決で、期待する結果を得るためには
期待する結果につながる行動が必要です。

では、結果につながる行動とは?
と「思考する」ことです。

その考える材料になるのは
困った状況を正しく確認することです。

ここで
見えない原因を「観察」するために
 ・問いを立てて自他に質問する
 ・構造で考えて想像を広げる
ことが必要です。

そのため方法が、「図解思考」です。

図解思考することで
 ・現象を観て、それを出発点にして
 ・見えない原因を察する
ことができます。

正しい問題解決には、正しい現状分析が必要です。