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視点

問題解決の手順:「問題」を明確にする

図解思考:問題解決の手順:「問題」を明確にする

こんな問題があります。
   ——————————————-
   コロナの影響で在宅勤務に切り替わったために
   ほとんど家にこもっているためか体重が増加
   してきました。何とかしなくては...
   ——————————————-
どのように解決しますか?

本来の問題解決の手順にが3段階あります。
 1.問題定義(何が問題なのか?)
 2.原因分析(原因は、何か?)
 3.対策立案(どうすれば解決できるのか?)

問題解決の出発点は
 1.問題定義(何が問題なのか?)
これが重要です。

ここをしっかり定義することで
期待される問題解決につなげることができます。

問題なのは..
「問題は、問題だろう~。分かっているじゃないか」
というように情報を共有したつもりで
関係者の認識がバラバラで進むことです。

必要なことは
 ・正しい問題解決をするための出発点を定める
 ・関係者の情報を統一する
ということです。

そのために問題の定義が重要です。

問題定義の仕方は
多様に問いを立てて状況を明らかにすることで
問題が具体的、どういう状態なのか明らかにすることです。

明らかにするために
問いを立てます。

●いつ頃から、体重の増加を感じましたか?
 このまま改善しないと、より悪化すると感じていますか?
 
 過去に遡る、未来を考える

●増加前の体重は、どのくらいですか?
 現在の体重は、どのくらいですか?

 過去と今の状態を比べる

●どんなことから体重の増加を感じたのですか?
 ダイエットしないといけないと感じた出来事はありますか?
 そもそも体重増加が問題なのか?

 問題と感じた出来事など..

このように、図を頭に思い浮かべることで
相手に自分に問いを投げかけることができます。

たくさんの情報を得るためには「思いつき」に
頼っていることはできません。

視点を移動して問いかけることで
必要な情報を得ることができます。

その「視点移動」が図解思考の1つの機能です。