「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

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鳥の目

「考える」って、具体的には何を・どうすること?

図解:「考える」って、具体的には何を・どうすること?

「考える」とは、何をすることなのか考えました。

「考える」って
 ・同じ場面で
 ・同じテーマで
 ・同僚どうしで
考えても..
人によって「考えた」結果が、大きく違います。

この違いは、どこから生まれるのでしょうか?

人によって「どう考えるか!」
考えるという行為が違うということです。

管理職が部下に
 ・もっとしっかり考えてくれ
 ・視野を広くもって
 ・考えが浅い
 ・もっと深く考えないと..
 ・頭が固い
 ・もっと柔軟に考えないと..
 ・難しく考え過ぎなんだよ
 ・もっとシンプルに..
などと言うことがあります。

でも、これって指導になっているのでしょうか?

「考える」を形容する言葉
 ・もっと
 ・しっかり
 ・深く
 ・柔軟に
 ・シンプルに
でも、具体的にどうするのでしょうか?

「考える」とは?
 ・なに?
 ・具体的には?
 ・どうやるの?
と疑問が湧きます。

「考える」方法論として知られているのが..
 ・鳥の目になって考える 
 ・虫の目になって考える 
 ・魚の目になって考える 
 ・コウモリの目になって考える
 ・箱を大きくして考える
 ・相手の立場に立って考える
では、これで「考える」が実現できるのでしょうか?

この言葉を図解してみると..
情報を集めるために
「視点の移動」を示唆しているだけです。

手元にある情報を出発点に
視点を移動して、広く情報を集めるための
方法論でしかありません。

  図解思考の出発点:「考える」を辞書で調べると..
  http://www.teoria.jp/?p=2967

この辞書で調べた「考える」を整理すると..

大きく3つに分かれます
 1.情報を集める
 2.情報を創る
 3.考える副産物「学ぶ・学習する」
   これは、上2つの副産物と言って良いと思います

となります。

考える行為は、この2つで考えます。

 1.情報を集める
   手持ちの情報を出発点に
   「視点移動」で情報を集める
   必要なことは、「問いを立てる」こと

 2.情報を創る
   手に入れた情報を整理・吟味し
   「企画・編集」で情報を創る
   必要なことは、「要素を組立てる」こと

そうです、しっかり「考える」ためには
この2つを
 ・意識すること
 ・方法論を持つこと
が必要になります。

方法論とは何か?!
例えば、
 コピーの裏紙に
 思いつくままに、
 どんどん箇条書きを書くんだ..
これは、方法論として成立つでしょうか?

必要なことは
 ・視点を移動する方法
 ・組立てる方法
です。

図解思考は
「9つの基本形」を使った
 ・視点を移動し「問いを立て」
 ・関係を整理し「組立てる」
方法論です。

アウトプットの価値を高める思考範囲の拡大が必要

図解:アウトプットの価値を高める思考範囲の拡大が必要

企画や提案が通らないと困っていませんか?

上手く表現できないからだ
図解できれば「何とかなる..」と
期待していませんか?

企画や提案が通らない理由は2つあります。
 1つ目は、価値を正しく伝えられないこと
 2つ目は、伝えた内容が相手にとって価値が低いこと

間違いなくこの2つです。

一般的に図解は、
 ・頭に浮かんだことを整理して
 ・分かりやすく表現し表現する

ために使います。

図解は、思考を整理する方法として有効ですし、
表現方法として有効な手段です。
図解すると長い文章を読むより分かりやすくなります。

ただ図解にすると..
内容が陳腐だと、それが丸見えになります。

他人の評価は厳しいです。

原因は、
・自分の知っている少ない情報だけを
・パワポの機能でこねくり回し
それらしく何んとかしようとしていることです。

頭の中にあるモヤモヤした状態のアイデアを
整理して分かりやすく表現するだけでは
内容の価値は高まりません。

価値を高めるには

1.知っているけれど
  「気がついていない情報」

2.価値を高めるために必要だが
  「自分が知らない情報」

を取込むことです。

これがなかなか難しい。

よく言われる言葉に
 ・鳥の目になって
 ・虫の目になって
 ・魚の目になって
という視点を移動する方法があります。

間違いなく有効です。

でも、これだけで大丈夫でしょうか?

他にも、
 ・ゼロベースで考える
 ・成功体験を捨てる
 ・相手の立場に立って
などなど視点を移動するガイドがあります。

これらを使うだけで
 価値を高めるために必要だが
 「自分が知らない情報」
を探っていくことができるでしょうか?

求められるのは「視点移動のガイド」です。