「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

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現場の知恵の蓄積・活用004:問題を構造化することで「真因」が見えてくる

現場の知恵の蓄積・活用004:問題を構造化することで「真因」が見えてくる

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図解:問題を構造化することで「真因」が見えてくる

現場の知恵の蓄積・活用004
  問題を構造化することで「真因」が見えてくる

仕事の問題や、突発的に起こるトラブルなどを
個人的なものと考えると、
担当者の
 ・意欲の問題
 ・能力の問題
となり担当者への責任追及となります。

誰も、責任追及されるを分かったら
自分の担当部分で問題の発覚を恐れます。

これだと、いつでも問題が発生する可能性を
抱えたまま事業を続けることになります。

これでは、会社として
弱い部分を持ったままとです。

そこで、問題が再発しない状態に変えるための
最初の一歩が問題を構造化することです。

問題が、どういうメカニズムで発生するのか?
構造化することで「真の原因」を掴んで
再発しない仕組みにする
仕事の設計変更を行うことが必要です。

こんな例があります。

原田泳幸氏が
日本マクドナルド株式会社の社長だったときの言葉です。

(ある対談から要約)——————–
  原田氏は、ジョギングやロードレースが趣味
  走っているときに、ふらっと店舗によって、飲み物を注文したりする。
  そのときに、ガムシロップとミルクを間違えて出てくることがある。
  これを、そのとき対応したスタッフの「個人的ミス」と
  いう解釈ではいけない。
  僕から見ても、2種類の入れ物はとてもよく似ている。
  これなら間違えてしまう。
  もっとはっきりとした、誰でもわかる違いが必要。
  仕組みとして改善する。そのために現場に足を運ぶのです。
——————————————

問題は、構造的なものによって起きる場合は多いんです。

現場を動かしていく仕事の仕組み(メカニズム・構造)を理解して
どこを、どう改善したら良いかを考えることが有効です。

構造化すると
 ・全体を俯瞰することができます
 ・原因と結果のメカニズムが見えます
 ・各要素の特性は見えます
この3つが実現できます。

この結果、
 ・どこを改善すればより大きな効果が得られそうか、
 ・どこから手を付ければ効率良く問題を解消できるのか
 ・変えたときに、どのような副作用が発生するのか
見えてきます。

問題を構造化できないと..
目の前の困った現象に気を取られ
その現象が問題だとばかりに
対処療法で、その現象に過ぎない問題を
抑え込もうとしてしまうことになります。

何か問題が発生したら、
同じ問題を繰り返さないように
仕組みとして改善しましょう。

それを続けることで
どんどん仕事bの仕組みとしての
完成度が高まっていきます。

■講座案内————————————-

 ●1月19日(火)
 仕事を図解で構造化する方法(基本)
  ・図解で可視化することで構造の完成度をアップする方法
  ・受講者の図解のアドバイス
http://www.teoria.co.jp/semi/index2.html

 ●3月14日(月)
 「現場の知恵」を蓄積・活用する方法
  ~みんなが現場で工夫し、学びを積上げる仕組みづくり~
 http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC160312.php
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