伝えたことが変形する2つの「壁」
私が仕事の現場で感じたことは、
・発信者の立場では、「なぜ、上手く伝わらない?」
・受信者の立場では、「なぜ、ちゃんと聞いてくれない?」
と言うことでした。
どちらの立場にたってもきちんと伝えて、
期待に応えることが必要です。
これが、図解を使うようになった大きな理由です。
人は、自分の頭に浮かんだことを、思いつくままに話すのが普通です。
この思いつくままの発言がどう伝わっていくか?
2つの壁があるんです。
1つ目は、
興味の壁
興味がない情報が抜け落ちます。
声の音波は伝わっても頭に入りません。
2つ目は、
理解の壁
理解できない情報は抜け落ちます。
知らない専門用語を言われても、
呪文のように聞こえるだけです。
そして、2つの壁を突き抜けた情報を元に
その人の論理構築能力で組立てます。
それが理解です。
ですので、
・同じ場で、
・同じ内容を、
・同時に話しても
人によって理解した内容がまるで違うのです。
その上、人は、
・自分の知りたい情報・欲しい情報しか受け取らないんです。
・自分の都合に良いようにしか解釈しません。
発信者側は「ちゃんと伝えた、分かっているはず」と思うのです。
これが問題です。
部下や協力者に、伝えるときには、この構造を
頭に浮かべながら伝えましょう!
コメントを残す