「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

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現場の気遣いの工夫が「強み」を築く

現場の気遣いの工夫が「強み」を築く

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図解:現場の気遣いの工夫が「強み」を築く

現場で考えた「気遣いの工夫」は、誰かが考えたもの。

昔、東京都内の食品スーパーに勤めていました。
ですので休みの日には、あちこちのお店を見学していました。

本当に、様々なお店があります。

お店の運営ノウハウが違うんです。

ある都内にあるお店では、イチゴのパックを買うと
レジにあるポリ袋に空気を入れてクッションになる
包装をしてくれます。
つぶれにくくする工夫です。

イチゴを買って帰って、
つぶれたイチゴがあったら残念です。

これは店員さんが考えた小さなアイデアです。
 ・このようなアイデアが1000個あるお店
 ・10~50個のようなお店
とどちらが繁盛するでしょうか。

どちらのお店に買い物に行きたくなるでしょうか?

もちろん、気遣いのたくさんあるお店です。

「お客様の立場に立て!」と精神論を言っているだけでは
お店は良くなりません。

「一事が万事」という言葉があるように、
気遣いのあるお店は、どの部分でも気遣いがあります。

これは、どんな業種でも同じです。

気遣いの工夫は、現場で誰かが考えます。

その「気づいて・考えて・工夫する」ことを
組織に提供し、みんなで共有することで
組織力は高まっていきます。

これが積みあがると組織の「強み」となります。
 ・誰かが考え
 ・組織に提供し
 ・みんなで使い
 ・改善を重ねてより良くグレードアップ
 ・積上げて伝承して組織知にsuru
積みあがっていくことで
組織の「強み」が
よりレベルの高い強みになっていきます。

例にあげたイチゴの包装のようなアイデアは
学歴や経験と関係ありません。
現場で、状況をよく見て、考え続ければ
何処かのタイミングで出てくるものと思います。

普通の中小企業にも、そのような小さなアイデアは
たくさんあります。

でも、それが共有や伝承できていないことに問題があります。

そして、誰かが失敗して得た知恵には
コストがかかっています。

それが共有・伝承できないと
同じ組織の中で
同じような失敗をして、また個人の知恵として得ます。
人によっては得られないで
何度も同じような失敗をします。

必要なことは一つの失敗は、一つの組織で1度だけにして
コスト最小で組織の知恵にすべきです。

現場で「気づいて・考えて・工夫する」人材を育てましょう。

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