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スタッフの「洞察力」を高める方法

スタッフの「洞察力」を高める方法

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20140327b

スタッフの「洞察力」を高める方法
(現場にいて気づく社員、気づかない社員..その違いは?)

指示されたことしかできない社員はいませんか?

上司の立ち場では、
「それぐらい、気をきかせてくれ!」と
苛立ちを感じたことはあると思います。

仕事の現場には
 ・気づく人
 ・気づかない人

がいます。

やる気の問題なのでしょうか?
確かに、やる気は重要です。
嫌々やっていては、何も得られません。
でも、「やる気」があれば、気づけるでしょうか?

能力の問題でしょうか?
優秀な人なら放っておいても大丈夫かもしれません。
でも、目の前の作業だけを教えられていたとしたら?
指示されたこと以外はできません。

それに、優秀な人ばかりを集めようとしても無理です。
優秀と言いう基準も、会社ごとに、職種ごとに違います。

会社が組織として、社員の気づきを高めるための
方法は無いのでしょうか?

ハローワークから採用した普通の人を
気づいて、考えて、動ける社員にしたい!
これが目標です。

社員の洞察力を高める方法として2つあります。

簡単に言うと「気づく」ために、
   考える材料を与える
ということです。

その考える材料とは
 1.仕事が見える「仕組み」を共有する
 2.「理念」を具体化して共有する

この2つです。

1.仕事が見える「仕組み」を共有する

  自分の担当部分しか見えないと..
  自分がやる作業しか分かっていないと..
  「気づけ、考えろ」と言われても無理です。
  考える材料が無いからです。

  必要なことは、仕事の全体を俯瞰して見ることです。
  その上で、今現場で何が起こっているのか?
  それは、全体の中でどういう意味があるのか?
  考えることが必要です。

  現場の仕組みからボトムアップで気づくために、仕事の全体を理解する必要がある!

 2.「理念」を具体化して共有する

  会社の壁に「顧客満足度No.1」などの理念が額に入って飾られていませんか?
  「顧客満足度No.1」で、わかるでしょうか?
  わかる場合もあるでしょう。
  でも、これでは具体的にどうすることか分かりません。
  担当者によって、理解が違い、行動が違うということが起こります。

  例えば..
  電話でクレームがきました。
  それは、マニュアルに書かれていないクレームでした。
  では、どう対処するか?
  上司がいれば聞ける、いないと聞けない。
  すぐに対処しないといけない。
  その時に、クレームマニュアルに書かれている対処方法や事例から
  クレーム対応の「思想」を読みこんで、対処を考える。
  これができるようになることが基本です。

  でも、「顧客満足度No.1」と言うようなうわべだけの理解では
  応用がききません。

  普段の現場で、自分で考えて対処する必要があったときに、
  理念をエピソードで理解していると、応用がききます。 

  理想・理念からトップダウンで気づくために、理念をエピソードで理解しましょう!

この2つが、考える社員、気づく社員を育てるために必要です。

でも、問題なのは..

社員を、単なる作業員として扱うことです。
 ・指示した通りに動けば良いんだ!
 ・余計なことを考えるな!

これでは、社員は単なる機能です。
安く使えれば誰でもいいとなる、
代替えが簡単にできる作業員です。

こう扱っておいて、
 ・考えろ
 ・気づけ
と言っても無理です。

考える材料もなければ、考える意慾も湧きません。

人は、誰でも
 ・良い仕事をしたい
 ・人に喜んでもらいたい
 ・自分も成長したい
と思っています。

でも、それができる環境がなかったり
それをやり続ける文化が無かったりすると、
一人で頑張れる人は少ないのが現実です。

会社が、組織として応援することで
多くの人が優秀な人へと変身します。

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