「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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若い時から準備
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会社は、どんな人を採用したいか?

あなたが面接官だとしたら、この図のような人を採用したいと思いますか?
今、安定した会社員であれば実感がわかないと思います。
でも、今は..大企業でも安心できない時代です。
その時に、どのように自分の価値をアピールしたら良いでしょうか?

この図の人は..
自分の都合を言っているだけで採用する側の価値を表現できていません。
毎日の現場の仕事を、「一生懸命に作業として頑張った」人です。
本人は、大変だったけれど頑張ったと思っています。

でも、会社はボランティア組織ではありません。
資本主義の中にある、市場原理にさらされた会社です。

会社が欲しいのは、
 会社のシステムの上で、能力をお金に変える事のできる人材
です。
会社の本音は、会社のシステムに合う人、お金に変える能力の高い人です。
会社は、売上や利益を上げるための機能として人を採用するのです。

私には、こんな能力があります、技術があります、経験があります、実績がありますと言うには、
若い時から意識して準備していくことが必要です。

あなたが「入替可能な労働力」では、未来がありません!

ジェームス・スキナー氏が『年収300万円時代の真実』という
発言の中で問いかけています。
是非、見てください。
   ジェームス・スキナー氏『年収300万円時代の真実』

【抜粋】
30代男性の収入の層が一番厚かったのは
10年前には500万円台の収入の人、
今は300万円台の収入の人が多くなった

これは経済格差が無くなった。

これまでの工業化社会の中で入替可能な労働力は
たくさん育成されてきた。
ちゃんとした教育を受けて働けるようになれば
それなりの収入を得て生活ができるようになっていた。

でも、そこですごいことがおこった..

入れ替え可能な労働であれば
国内だけで入れ替える必要はなくなった。
世界の中で一番安くやってくれる人のところに
その労働を持っていけば良いと言うことがわかった。
世界の中の安い労働力に流れて行った。

これからの時代に、どのように生きていけば良いのか?

その答えは簡単です!
「あなたは、入れ替え可能な人間であってはいけない!」
と言うことなんです。

あなただけの味を持つ必要がある。
あなただけの強みを持つ必要がある。
あなただけの芸術性を、
あなただけの創造力を持つ必要がある。
..

誰にでも真似をすることのできない価値を
提供する人間になればこれほど良い時代はない。

 

ジェームス・スキナー氏
『年収300万円時代の真実』 

これからは明確に選別される時代です

あなたは将来、どう働きますか?
これからは、確実にこの3つに分類されます。
誰でもできる仕事を、誰でもできるレベルでやっていたら..
間違いなく「入れ替え可能な人材」として扱われます。

人を大切にする会社はあります。
それは、「できる人材」、「会社の役に立つ人材」を大切にすると言うことです。
でも、誰でもできる仕事を誰でもできるレベルでやっている人には厳しくなります。
これは間違いありません。
時間給で安く働くか、余る人になるか、嫌でも選別されます。

「稼ぐ人、安い人、余る人」著者:キャメル・ヤマモト  出版社: 幻冬舎 (2001/08)

これから、自分はどう働くか自分で決めて行動する必要があります。
誰も、「安い人、余る人」にはなりたくないと思います。
稼ぐ人は、自分の能力を使って稼ぐ人です。
そのために、若い時から準備して行きましょう。

会社と社員の関係が変化してきました

これまで就職して、長期雇用を前提に会社の人事に従っていました。
でも、それを続けることができるでしょうか?

社会は変化し続けます。
会社も変化しないと生き残れません。
会社の変化に対応できる社員、変化を生み出せる社員は残りますが、
指示命令に従うだけの社員では、変化に対応できない人が出てきます。
会社は、市場原理の真っただ中にいます。
会社の売上・利益に貢献してくれない社員を抱えていくことはできません。
社員にとっても、自分の得意分野と違う能力を要求されたら
積極的に働くことができません。

会社と社員の関係は、この図のように変化していると考えると分かりやすくなります。

もう、会社は乗りものです。
自分の人生の一時期に乗るものです。

会社に対して価値を提供できれば、会社は乗せてくれます。
会社と言う乗り物に乗る価値があれば、乗れば良いんです。
お互いの提供するものと得られるものが等価交換できれば成り立ちます。
間違いなく、その等価交換できる期間だけの関係になっていきます。

でも、若い社員は..
こんなことを考えていませんか?
 ・会社が、もっと社員教育にお金を使うべきだ..
 ・会社は、もっと社員のことを考えるべきだ..
 ・会社は、もっと..

会社は、もう社員の人生のためのマネジメントはしません。
出来ません。
社員個人の幸せを優先して考えることはありません。

  これからは..
会社の都合に合わせた社員教育はするでしょうが
社員のキャリアプランを考えてではありません。
社員は、自分で自分の設備投資をして自分の価値を高めて行く必要があるのです。


人と組織の「強み」を積上げる「考動知図」(こう・どう・ち・ず) 有限会社 テオリア 池田 秀敏