「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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「学び」を促進する経験

図解:「学び」を促進する経験

仕事では、自分を成長させるチャンスに出会います。

でも、そのチャンスは
 ・困ったこと
 ・悩むこと
 ・大変なこと
 ・苦しいこと

という面を持っています。

そのチャンスを整理すると
●初めての仕事
  まったく未経験で知識もない
  自分の知らなかった世界が広がります
  → 知識を吸収するチャンス

●不慣れな仕事
  慣れない仕事では、誰もが苦労します
  ぶつかって、つまずくことが未来につながります
  → 習熟度を高める伸びしろがあるということです

●失敗・トラブル・クレーム
  自分が気がつか無かった点を指摘してもらえます
  誰でも、どこにでもあります逃げずに向き合いましょう
  → 問題の解決への思考体験を積めます

●高い責任への就任
  抜擢されて昇進したら現場から離れます
  人や仕事を管理する仕事は現場とは大違い
  → 仕事をそれまでと違う視点で捉えられます

●社会の変化
  社会の変化で、衰退する産業や職種、伸びる産業や職種が変化
  会社も自分もどんどん変化しないと生き残れません
  → 変化に対応する体験へ

●範囲を超えて働く
  今まで事務をやっていたのに営業もやることになったら..
  喜んで取り組んでみましょう、新しい自分が発見できます
  → 多様な体験を得られることは未来につながります

これらは、すべて自分と環境への挑戦です。

昨日と同じ事を今日やって、
今日と同じ事を明日もやる…

これでは成長しません。

成長には
 ・困ったこと
 ・悩むこと
 ・大変なこと
 ・苦しいこと
が必要です。

これらがふりかかってきたら
従来の思考方法や行動を見直すチャンスです。

新しいやり方を考える機会を得たのです

問題解決では図解思考で現状を「観察」する

図解:問題解決では図解思考で現状を「観察」する

問題解決は
 ・現状を確認して(before)
 ・行動して(どう行動するか考え)
 ・期待する結果を得る(after)
ということです。

重要なことは「正しい現状分析」です。

では、どうやって現状分析するのか?

現場に入って担当者に取材します。

ここに問題があります。
担当者の力量に寄って取材内容が異なるということです。

要するに、
 ・見える人
 ・見えない人
がいます。

優秀な人は、
目の前に見える現象に影響されず
見えない原因をも理解しています。

優秀でない人は、
目の前に見える現象以上には理解していません。

問題解決で、期待する結果を得るためには
期待する結果につながる行動が必要です。

では、結果につながる行動とは?
と「思考する」ことです。

その考える材料になるのは
困った状況を正しく確認することです。

ここで
見えない原因を「観察」するために
 ・問いを立てて自他に質問する
 ・構造で考えて想像を広げる
ことが必要です。

そのため方法が、「図解思考」です。

図解思考することで
 ・現象を観て、それを出発点にして
 ・見えない原因を察する
ことができます。

正しい問題解決には、正しい現状分析が必要です。

「PDCAサイクル」を回しているという錯覚

図解:「PDCAサイクル」を回しているという錯覚

仕事で「PDCA」を使っている人は多いと思います。

私自身、何度もお世話になりました。
とても役に立つ考え方だと思います。

  Plan  (計画)  実行計画を作成する
  Do  (実施・実行)計画に沿って行動する
  Check(点検・評価)計画に沿っているかを確認する
  Act (対策・改善)計画・実行の調整処置をする

計画を立て、実行し、計画通りか確認し、対策を立てる。
仕事で
 ・品質の向上
 ・効率アップ
には、とても重要な考え方です。

でも、問題は...
自分の頭の中では「PDCA」しているつもりだが

現実は..
 ・思いつき Plan(計画)
 ・これでできると、検証しないで
 ・考えないで Do(実施・実行)
 ・結果が出ない
そして、思いつきPlan(計画)

これは「PDCAもどき」です。

これでは、PDCAを回したことになりません。
「思いつき」は、成果につながる計画になりません。
正しく計画されないと「Check」はできません。
「思いつき」が外れたしかないのです。

そしてまた、これならどうか?
と「思いつき」を繰返すことになります。

「PDCA」を回しているという自己満足、錯覚です。

実は…
しっかり「PDCA」するには
 ・前提条件が明確で
 ・知識や経験がある
 ・計画する要素を頭に思い浮かべられる
とういうことが必要です。

これらをしっかり確認して「PDCA」を回して
成果につなげましょう。

図解思考は「言語化→構造化→言語化」

図解思考は「言語化→構造化→言語化」

何か問題が発生した時に、どう改善するのか。

まず必要なことは、「言語化」です。
よくやるのが、コピー用紙の裏紙に
箇条書きで、どんどん書出すことです。

書出す箇条書きの言葉は
 ・困った状況を定義
   現状分析するための材料
 ・どう改善したい
   目的や目標を定義
というために使います。

ここから
箇条書きを使って、状況を構造で理解します。

今の困った現象を引き起している要素は何か?
 ・要素をまとめ
 ・因果関係を整理する
これが構造化です。

構造化できると
どこに真の原因があるか自然に見えてきます。

箇条書きの羅列では見えなかったことが
構造化することで見えてくるのです。

見えたら直す。

どの部分を、どう直すのか

図解で改善策を立てることで
 ・要素を入替えると
 ・因果関係が変化する
と、どういう状態が発生するのか
こうやると「こうなる」という
仮説を立てることができます。

これを図解を使って、言葉に表現することで
分かりやすく伝える(プレゼン)することができます。

問題解決では
 ・言葉で定義すること
 ・構造で理解すること
が重要です。

図解思考を活用することで
この2つの分野を上手くできるようになります。

図解思考の出発点:「考える」を辞書で調べると..

図解思考の出発点:「考える」を辞書で調べると..

図解思考とは、思考すること、考えることです。
より良く考えるために、価値のある成果を生み出すために
図解を使って思考する・考えることです。

三省堂 大辞林 第三
 ・考えること。また、その考え
 ・知的作用の総称。
 ・物事の表象を分析して整理し、あるいはこれを
  結合して新たな表象を得ること。
とあります。

要するに「思考=考える」と定義していいですね。

図解する時、最も重要なことは「明快な言葉」を使うことです。
あやふやな定義では誤解されやすくなり図解表現の意味が無くなります。

その時に、頼りになるのが辞書です。
悩んだ、困ったときに頼りになります。

では、本題に戻ります。

「考える」とは、具体的にどうするのでしょうか?

「考える」ということの特徴は
 ・同じ場面で
 ・同じテーマで
 ・同僚どうしで
考えても、人によって考えた結果が大きく違う
ということです。

「考える」は、頭の中の行為なので見えません。

上司から「もっとよく考えてくれ」と言われます。

そこで指摘されることは
 ・もっとしっかり考えてくれないと困る..
 ・もっと視野を広くもって考えないと..
 ・考えが浅い、もっと深く考えないと..
 ・頭が固い、もっと柔軟に考えないと..
 ・難しく考え過ぎなんだよ、もっとシンプルに..
 ・少しは自分の頭で考えて..
などです。

では、
・「しっかり考える」とは?
・「視野を広く考える」とは?
・「深く考える」とは?
・「柔軟に考える」とは?
・「難しく考える」とは?
・「考え過ぎ」とは?
・「自分の頭で考える」とは?
と、大いに疑問です。

どうやったら、上手く「考える」ことができるでしょうか?

「考える」を辞書で調べると、

●三省堂 大辞林 第三版
 物事について、論理的に筋道を追って答えを出そうとする。
 さまざまなことを材料として結論・判断・評価などを導き出そうとする。
 計画する。意図する。
 工夫して新しいものを作る。
 比較検討や占いの結果に基づいて判断する。

●小学館提供の『デジタル大辞泉』
 知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる。
 判断する。結論を導き出す。
 予測する。予想する。想像する。
 意図する。決意する。
 関係する事柄や事情について、あれこれと思いをめぐらす。
 工夫する。工夫してつくり出す。
 問いただして事実を明らかにする。
 占いの結果を判断・解釈する。

●広辞苑
 実情を調べただす。吟味する。
 思考をめぐらす。あれこれと思量し、事を明らかにする。思案する。
 易えきなどによって事を判断する。
 学ぶ。学習する

●大辞林
 物事について,論理的に筋道を追って答えを出そうとする。思考する
 さまざまなことを材料として結論・判断・評価などを導き出そうとする。
 それが…である,という感情や評価をもつ。
 結論を出すための材料の一つとみなす。
 計画する。意図する。
 工夫して新しいものを作る。
 比較検討や占いの結果に基づいて判断する。

となっています。

このままでは、「考える」がわかりません。

「考える」ということを、具体的な方法論にしたのが図解思考です。

来週は、この続きを一歩深めます。

9月のZOOM講座では、この「考える」方法論から入ります。
ご期待ください。