「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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事業を階層構造で表現してみませんか?

図解:事業を階層構造で表現してみませんか?

会社の仕事で、
こんなことはありませんか?

上司から「あれをやれ、ここはこうだ!」と..
前後関係も分からず
作業を指示されたらどうでしょうか?

指示された作業はできるでしょうが..
不測の事態の時には対処できません。

「自分で考えろ!」と言っても、
考える材料がなければ、
最適な対応をすることはできません。

地図のように
 日本地図
 → 県の地図
  → 市の地図
   → 住宅地図」と
ブレークダウンできたらどうでしょうか?

自分の位置を確認しながら
目的地に到達することができます。

「仕事の設計図」では、これを目指しています。

仕事の設計図とは
業務の全体を体系化することです。

体系化すると
事業の仕組みとしての矛盾や過不足が見えます。
見えたら直せばいいんです。

どこに無理があるかも見えます。
やり方や手順を見直せばいいんです。

もし、これが箇条書きレベルで記述されていたとしたら?
箇条書きの1行1行は正しいのですが..
全体を構造として理解することはかなり大変です。

図解を使って、「仕事の設計図」を作成することをお勧めしています。

これには3つの工程があります。

1.思想設計
   ・経営理念、ミッション、ビジョン、クレド
   ・事業の「核」の技術やアイデアの整理
   ・強みや特徴の明確化

2.基本設計
   ビジネス・モデルの構築
    ・「儲ける構造」の明確化
    ・1枚の事業概要
     →事業全体の企画
      →分野ごとの企画
      ..事業のグランド・デザイン

3.詳細設計
   オペレーションレベルの運用設計
    ・運用を作業レベルで具体化
    ・3つに表現方法
     (構成図・プロセス図・定義書..他)
      ..運用のアクション・ガイド

もっとも重要な段階は、思想設計です。

思想設計は、
事業化の出発点として重要です。
基礎となる思想がブレているとウワモノは揺らぎます。

今の事業を、設計図にしてみませんか?

ビジネスモデル図解例「ウーバーイーツ:Uber Eats」

ビジネスモデル図解例「ウーバーイーツ:Uber Eats」

今回の図解は、ウーバーイーツのビジネスモデル図です。

ウーバーイーツは、テレビや雑誌などでもたくさん取り上げられ
どんどんと知名度を増しています。

残念ながら、私の地元では利用できません。

便利なデリバリーサービスですが、
スマートフォンを使い現金の受け渡しもないため
先進的な仕組みと思っている方は少なくないようです。

今回は、そんなウーバーイーツの仕組みを図解を用いて解説します!

もともとウーバーイーツとは、
アメリカの大企業Uber Technologies Inc.(ウーバー・テクノロジーズ社)

が始めた、 料理のデリバリー・サービスのことです。

今までの出前の仕組みを抜本的に変えてしまったことが画期的なのです。

従来の出前と言ったら、
「料理店の従業員がお客さんのところに配達する」と言うのが普通でした。
  蕎麦なら、そば屋さんの店員さん
  ピザなら、ピザ屋の店員さん
  ラーメンなら、ラーメン屋の店員さん
しかし、ウーバーイーツはこの仕組みを変えたのです。

出前のシステムには、大きな問題がありました。

料理店が自前で出前をするに負担が大きいんです。
それなりの規模のお店でないと配達要員を用意できません。

小さなお店が、売り上げを上げるために出前をしたいと考えても
配達に行って帰ってくるまでお店の人員が手薄になります。

一人・二人で営業しているお店なら
ランチタイムや夕食時は忙しさのピークです。
この時間帯には、間違いなく需要は合っても出前はできません。

でも、出前を頼まれるのはお昼や夕食時です。

料理店が自前で配達をするには、様々な負担があります。
 ・自前で配達の人員を抱える
 ・配達のためのバイクなどの設備と維持費
 ・注文を受ける際の電話応対
 ・お客さんからの集金、清算
 ・器(どんぶりなど)の回収
などなど。

これらの負担を超えた売り上げが見込めなかったら
なかなか出前に踏み込めません。

これらの先行投資のリスクを軽減したのがウーバーイーツです。

図解で表現することの意味

図解:図解で表現することの意味

企画書・提案書で長い文章を提示すると..

ほぼ読んでもらえません。
多くはざっと斜め読みして「分かった」と言って終わります。
机の中にしまわれたり。
「検討します」と言って終わったりします。

まあ、キーワードとなる言葉や結論などは目に入るでしょうが、
文章の内容を構造的に理解することは期待できません。

長い文書の問題は、受け手だけでしょうか。

実は、その文章の書き手にも大きな影響があります。

文章で伝える内容を考えると...
ヌケや矛盾に気がつきにくいのです。
何度、推敲しても間違いが残りやすいので、
情報としての完成度を高めにくいのです。

紹介しているのは
文章表現と図解表現の比較です。
伝えたい内容は、まったく同じです。

図解で伝える内容を考えると...
図解は、情報を構造化する手法なので
ヌケや矛盾に簡単に気がつきます。
気がついたら修正すればいいんです。
修正できるのでだんだんと情報の完成度を高めることができます。

左の文章と右の図解を比べてみてください。

図解を使う意味を実感してもらえます。

ホームページから集客できない理由を構造化

図解:ホームページから集客できない理由を構造化

ホームページを作っても売上が上がらないと悩んでいませんか?

高いお金をかけてホームページを作ったのに...
売上が上がらない、集客できない..

この悩みを
「売上の構造」から考えましょう!

私の体験ですが東京から新潟に引越しをするときのことです。
運送業者を探そうと、ネットで検索して5社選びました。
 
 2社からは、自動メールの返信
 1社からは、決まったフォームに書き込んだ
事務的な文書
 1社からは、担当者が苦労して打ち込んだメール
 1社からは、返信が来ません..
メールを見ていないのでしょう

この5社のうちから、どこを選んだでしょうか?

「1社からは、担当者が苦労して打ち込んだメール」
この会社を選びました。

この会社は、引っ越しを立ち上げたばかりらしく
メールの文章は下手でしたが、
新潟方面にまだ実績が無いのでぜひお願いします
と電話も来ました。

電話で話すと、元気な若いお兄ちゃんが一生懸命に
電話してくるんです。
話していて楽しいんです。

それで、この会社に引っ越しを頼みました。
当日は、元気なお兄さんが2人やってきて積み込んでくれました。

20年近くたった今でも、その会社の名前を覚えています。

この体験を構造化してみると

1.登録の段階
  ホームページを作って公開する
2.予選の段階
  検索エンジンで上から順にみられ5社が選ばれる
3.準決勝の段階
  5社を比べて2社に絞られる
4.決勝の段階
  2社から1社が選ばれる

この1社が当選です。

では、どういう条件で、この段階を登って行って
当選になるのか?

選ばれる条件は

  1.ホームページの内容
    何を発信するかで選ばれる

  2.従業員との接触
    どう対応するかで選ばれる

この2つで、予選→準決勝→決勝へと進みます。

この段階を設計することが必要です。

詳しいことは

  【図解de問題解決】ホームページで売上が上がらない
  https://www.youtube.com/watch?v=ZFbtIvXo9jA

で、解説しています。

図解で、「悩む」から「考える」へ切り替えよう!

図解:図解で、「悩む」から「考える」へ切り替えよう!

「悩む」と「考える」の違いは、何でしょうか?

「悩む」は、ひとことで言うと「ぼやっとしている」状態。
「どうしよう、どうなっている?」などと、
頭の中でぐるぐると堂々めぐり。

感情が中心になり、妄想や願望が渦巻いている。

10分考えても、1時間考えても、一晩考えても、
結果は、さほど誓いません。

時間をかけても、前に進みません。

まずは悩む状態を脱すること

どうしたら?
「悩んでいる」状態から脱し、「考えている」状態に切り替えることができるか。

まずは、書き出すこと。
 ・事実
 ・感情
 ・願望
 ・意見
などが言葉にならない状態で渦書いているので
言葉にすることです。

正確でなくてもいいんです。
不明瞭なままで良いんです。

もっとも重要なことが言語化です。
紙に言葉にして書き出すことで、自分から離れます。

次は、紙との対話です。
思考が、頭から離れ紙になることで
一人称から三人称となり、冷静になることができます

これで、「悩む」から「考える」の段階となります。

書き出した言葉を見つめながら
言葉同士の関係を見ていくと、相互に関係しているものが見つかります。

これが構造化です。

構造化することで、考えていることの過不足や矛盾に気がつきます。
気がついたら直せばいいんです。

直したら、新しい構造を創って再確認します。

すると、新しい過不足や矛盾に気がつきます。

これを繰り返すことで、どんどん良くなっていきます。

「悩む」は思考停止で時間の無駄、「考える」モードに切り替え」ことで問題解決へ

詳しいことは、ユーチューブで解説しています。

   【図解】図解は「悩む」を「考える」へ
   https://www.youtube.com/watch?v=BZCBWh0xEqs