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頭の中のモヤモヤを表現する4つの手法

頭の中のモヤモヤを表現する4つの手法

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図解:頭の中のモヤモヤを表現する4つの手法

頭の中のモヤモヤを表現する4つの手法

「池田さんって、どうやって図解するんですか?」と
時々聞かれます。

特別な、図解の勉強はしていません。
絵のセンスもありません。

ただ、ただ、毎日仕事の現場で気がついたことを
図解して書き溜めていたのでできるようになりました。

なぜ、こつこつ図解するようになったか!
理由があります。

それは..
これまで仕事をさせていただいた会社で、
トラブルが発生した時に、
その真の原因を見つめずに
発覚した現場担当者の意慾・能力不足だと
上から押し付けられる現場をたくさん見たからです。

担当者は「以後、気をつけます」と言うしかありません。

それが会社の解決策になってしまいます。
当然、再発します。
もったいないと思いました。

社員にとっても、会社にとっても無駄なコストです。
感情的なしこりも残ります。

そこで..
上司にも、担当者に問題の整理や真の原因を探れるように
仕事や問題を図解で整理するようになりました。

図解にして、
・仕事の成り立ち
・問題の構造
を整理するとどこに問題があるか、
誰でも簡単に探っていけます。

その役に立てたいと考えて
気が付く時に、
1枚づつ書き溜めました。

はじめの頃は、試行錯誤の連続でした。

でも、枚数がたまってくると、
やり方がだんだん見えてきます。

このやり方が「4つの手法」です。

●1つめは、「言葉にする」です。

言葉にしないと、始まりません。
全ての出発点です。

ここで、自分の語彙力が試されます。
考える力は、この語彙の量に影響されます。
でも、安心してください。
強い援軍がいます。

それは、辞書です。
国語辞典・漢和辞典・類語辞典・和英辞典..
今は、ネットの辞書で調べやすくなりました。
たくさん使ってください。

●2つ目は、「広げる」です。

出した言葉の意味から視点を上げて
高い位置から俯瞰すると広い範囲で見られます。

関連する意味の事柄を探しましょう。
「類語」で広げることができます。

反対や対立する事柄を探しましょう。
立ち位置を変えたり、アイデアを否定したり
いろいろやってみてください。

●3つ目は「深める」です。

これは、具体化です。
狭く絞り込んで、具体的な事柄を洗い出しましょう。
上手く具体化できない概念は、アイデアが甘い証拠です。

●4つ目は「まとめる」です。

まとめ方は
・意味で似たものを集めて、タイトルを付ける。
・因果関係で並べる
・時間軸や手順で並べる
・対立概念で比べる
などがあります。

「まとめる」作業をすると2つのことが見えてきます。
・情報の不足が空白として見えてきます。
・情報同士の関係の間違いが見えます
ここで、不足の部分は追加し、
間違っている部分は直せばいいんです。

この4つは、段階的に進むのではなく、
4つが関連して進み、完成度が高まって行きます。

頭の中に、表現したいことがあったら
この4つの手法を頭に浮かべてやって見ませんか!

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