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図解に対する2つの誤解

図解に対する2つの誤解

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図解:図解に対する2つの誤解

上手く言いたいことを伝えられないという悩みは
誰にでもあります。

伝えたいことを分かりやすく図解すると
企画、提案、プレゼン資料、会議資料、打ち合わせに効果抜群です。

図解は、仕事に役に立ちます。

こう書くと、
伝える側からすると、図解は伝えるための手法と思われ
伝えられる側からると、図解は理解を助ける表現方法となります。

図解は、伝達のための道具と言って良いと思います。

でも、こう定義してしまうと..

図解を書くために
「わかりやすくて、美しい図解のつくり方」
というようになってしまいます。

ここから2つの誤解が生まれます。

1.図解は、「絵を描く」ものという誤解

  こうなると、図解できない人は
    ・センスがないから
    ・絵心がないから
  と、言い訳することになります。

2.図解は、図形を組み合わせるものという誤解

  よく聞く言葉で
  「図解は、〇や□などを線や矢印で結べばいいんです、簡単!」
  と、言う発言となります。

この2つは、間違いです。

ただ、昭和58年から図解をしている私でも
はじめの頃は、このように思っていました。
たくさんの人が誤解されるのは仕方のないことです。

あれから30年以上、たくさんの図解をしてきた結果、
図解は、図形を使った表現方法ではあるが
図形ではないので、図形から考えるのはおかしいのです。

絵でもないから、センスも絵心も不要なんです。

図解で必要なことは

 図解を使って、
 ・思考を広げること
 ・思考を整理すること
 ・内容の完成度を高めること

 なんです。

要するに、図解を使って思考することが必要です。

表現したい内容の完成度が低い状態で
 図解を使って
 ・頭の中のモヤモヤを整理して
 ・分かりやすく表現しよう
とするところに無理があるのです。

ただ図解を図形として考えて上手くいく場合があります。

それは、
 ・内容が簡単で
 ・図解パターンに合う
場合です。

これだと、あまり苦労なく図解することができます。

ただ技術が進化して、仕事の仕組みが複雑になった現代は
図解パターンに合う内容だけを図解するだけでは間に合いません。

図解パターンは基礎力としてたくさん練習することをお勧めしますが、
その先を行くには、図解パターンの図解から抜け出すことが必要です。

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