「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

TEL.025-531-1151 

〒942-0036 新潟県上越市東中島1943-91

  hidetoshi@teoria.co.jp
コミュニケーションの障害となる個人の資質を考える

コミュニケーションの障害となる個人の資質を考える

このエントリーをはてなブックマークに追加

コミュニケーションの障害となる個人の資質を考える

コミュニケーションの障害となる個人の資質を考える

同じ内容を伝えても...聞く人はみんな、違います。

●解釈が違う
●理解が違う
●価値観がちがう
●記憶も違う

そして、聞いてないかもしれません。
そして、自分の立場や都合・力量で考えて行動します。

やっかいなのは「言えば通じる」という前提

コミュニケーションは、主観と客観から成り立っています。
人を介することによって、
主観と客観の割合が最初は5割5割であったとしても、
人を経由するたびに、主観の割合が増えていきます。

人間は誰しも人の話を聞くときは
自分なりに勝手に聞いてしまう傾向があります。

誰もが、 ”聞き手の決定権”...を持っているのです。

聞き手の決定権とは....
1.それまでの生活から体得した経験・知恵・生活条件...から聞く
2.その時の健康状態・精神状態...から聞く
3.その場の自分の置かれた立場・損得...から聞く
4.話相手に対する好き嫌いの感情...から聞く
人は、人の話を自分なりに、
聞きたいように勝手に聞くということです。

自分が話した意図通りに相手が聞いてくれる、
ということは難しいことなのです。
十人十色、千差万別、の言葉があるように、
10人いれば10通りの”聞き手の決定権”があります。
ですから、話すには「相手がどう聞くか」を
考えないと上手く伝わらないと言うことです。

日常の職場で「私は、ちゃんとそう言ったはずだ」とか、
「いいえ、私は聞いていません」と言うように、
言った・聞いていないの水掛け論で
一歩も譲らないということが起こる場合があります。

社長や上司の立場で「そんなことを言った覚えは無い」とか、
「人の話をちゃんと聞け」などというように
ごり押しをしても意味はありません。
自分だって、部下だって、
人の話は自分で聞きたいようにしか聞けないのですから。

自分の意図通りに聞いてもらえなかった場合は、
相手の聞き方のせいにしないで、
”聞き手の決定権”を意識して話すことが大切です。

コミュニケーションに影響を与える「個人差」を考えてみます。
同じ情報を受け取っても「解釈」には大きな個人差がります。
その「解釈」から考え、行動するのですから、結果にも個人差が生じます。

ここでは、誰にでも納得できる「個人差」の要因を紹介します。

・人によって経験・能力・頭の性能・人脈..が違う
・人によって仕事のできる意味が違う(訓令・命令・号令)
・人によって認識している事実が違う(4つの事実がある)
・人によって理解する内容が違う(盲人と象)
・人によって価値観が違う(同じものでも評価が違う)
・人によって仕事に対する意味・目的が違う
・性別による(男性・女性)考え方の違い
・人によって優先順位(レベルとタイミング)が違う

« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA