「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

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図解思考で与件を要件へ

図解思考で与件を要件へ

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図解:図解思考で与件を要件へ

新規事業の事業企画をすることが一番難易度が高いです。

何故なら、既存のビジネスが動いていないからです。
業務改善なら、現状を調査することができ
一定の情報を得ることができます。

新規事業の場合は、
考えている社長の頭の中にあるだけ。
そこから情報を引出して、事業を企画することが必要です。

「こんなアイデアがあるんだ!」から始まり
2時間熱く語っても..
事業を企画するための情報がほとんど無いのが現状です。

その2時間のほとんどが
 ・願望(これが実現できたら..)
 ・競合(マネできる企業の外側からみたこと..)
 ・過去(これまで、こんなことやってきた..)
このような内容です。

社長の頭の中は
 ・これは成功する
 ・上手く表現したい
ということであふれています。
この情報を使って「分かりやすく表現して欲しい」
と依頼されます。

でも、これでは事業の企画にはなりません。
材料が少ないうえに不完全なのです。

でも、安心してください。
どんな新規事業は、ここから出発します。

若い頃、取材した内容で一生懸命に企画書を作成し
何度もダメだしをされたことがあります。

議事録に書いてっても
「本当は違うんだ!」
「確かにそう言ったけど、この場合は..」
となります。

社長の
口で言っていた言葉でなく
心で望んでいる期待を掴むことが必要です。
若い時、掴めていませんでした。

そこで考えたのが「図解思考」です。

社長の言葉にならない期待を掴むことは
「図解思考」の出番です。

社長から与えられた情報は「与件」です。

この与件から「真意・要求」を読み取ること
 ・バラバラな情報パーツを整理し
 ・期待する未来を予見し
 ・情報不足、矛盾を補い
要件確定を確定させます。

期待の確定とは
 ・期待の完成度を高める
 ・期待を可視化する
ことです。

実は、社長自信が
 ・何のために
 ・何を目指しているのか
 ・どうなったら満足できるのか
を明確に意識していません。

期待を確定することで
「自分が、何をやろうとしていたのか!」
見えてくるんです。

必要なことは
 ・質問:ここは、どうなっていますか?
 ・予測:この先、こうなるのでは?
 ・提案:そこは、こうやった方が良いのでは?
と質問をぶつけて情報を強化することです。

図解思考は、この質問の技法でもあります。

その確定した期待をもとに
実現のための「要件」を定義します。

新規事業が立ち上がりで失敗するのは
この期待を明確にし要件に展開できていないことです。

「図解思考」で、誰でも
 ・正しい方法論を知ること
 ・しっかり練習すること
 ・日々蓄積すること
でできるようになります。

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