「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

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協同作業の情報を「ジョハリの窓」で考える

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20130625zukai

協同作業の情報を「ジョハリの窓」で考える

仕事は、一人で完結させることができません。
必ず、誰か協力してくれる人がいて成り立ちます。

個人の技術や能力が全てのような
刀鍛冶のような仕事でもです。
 ・刀を注文してくれる人がいて
 ・刀を欲しがる人を見つける人がいて注文があり
 ・原材料を納品してくれる人がいて
 ・弟子や協力してくれる人
たくさんの人がかかわっています。

工場での生産、商品の売り買い、サービスの提供などでは
たくさんの人がかかわって仕事が成り立ちます。
正しくかかわらないと上手くいきません。

そこで問題が発生する原因は..
コミュニケーションです。

仕事って、すべて見えているのでしょうか?
分かりあって協同作業をしているのでしょうか?

「ジョハリの窓」で考えると
 ・共通に認識できている部分
 ・自分の気がつかない部分
 ・相手が気がついていない部分
 ・自分も相手も気がついていない部分
この4つに分かれます。

職場では、誰も一生懸命です。
時々、確信犯的にさぼる人はいますが...
ほとんどの人は「一生懸命やっている」と思っています。
でも、自分の知っている範囲で一生懸命です。
一生懸命やっているのに上手くいかないと思っています。

でも、その一生懸命は会社にとっての「全体最適」ではなく、
「部分最適」である場合が多いのです。

私は、SEとして多くの会社のシステム化に携わりました。
業務を取材するなかで、
 ○○はAさん、
 □□はBさん、
 △△はCさんに聞いて..
となることがたくさんありました。

会社の仕事なのですが、
すべての業務を把握している人が誰もいないのです。
把握していくすべがないのです。

「俺は、全部知っている。やってきた。」と
言う社長はいますが..
10年前の現場を知っているだけだったりします。

「今の仕事がどうなっているか」概要はわかります。
問題が起きれが、そこに入りこんで解決もできます。
でも、解決に時間がかかります。
「できる人」が入らないと解決できません。
新人に教えて育てていくことや、
問題が起こらないように事前に対処することが
難しいのが現実です。

一番の問題は、この「危険地帯」の部分です。
誰も気がつかいない状態で実行されている場合があります。
 ・昔からやてきたから
 ・マニュアルに手順として残っているから
 ・先輩に教えられたから
などと、明確な意味が分からずに
誰かがやっている場合があります。

誰かがやっている場合は問題が起きませんが、
担当していた人が辞めた時に、
問題が遅れて発生することがあります。

会社の仕事の作業の一つひとつを
明確に意味を意識して実行する環境を創りましょう。

この環境創りに、
それまで蓄積した自分のノウハウを活かすことで、
自分の役割や存在感がアップします。

代替えできない人材となります。

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