「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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〒942-0036 新潟県上越市東中島1943-91

  hidetoshi@teoria.co.jp
仕事のトラブルの多くはコミュニケーションが原因

「指示通りやりました!」では、期待に応えられない

図解:発信者の発言の「言葉」の通りやっても上手くいかない理由

顧客や上司の指示通りにやったのに
「違う!」
「何を聞いてた?」
「期待していたのに!」
「もっと、できるヤツと思ってた..」
というような、反応があったことはありませんか?でも、依頼を受けた方としては
打合せの場面で
若い時は、取引先の社長の要望の言葉を
一言一句聞き漏らさずに書き留めました。

それをもとに行動したのです。

でも、「違う!」と言われます。

でも、要望はすべて網羅しています。
これで違うと言われても..
と思いました。

「どこが違うのですか?」と聞くと
・新しい内容がでてくる
・前回の内容と矛盾することが出てくる
・前回の内容が不要になる
ということが起こります。

「ええ~..」です。

持ち帰ってそれをもとに、
企画書や提案書を作成し
「今度は、こうしましょう!」と提案します。

すると、また「違う!」となります。

そこで、
「どこが違うのですか?」と聞くと
また
・新しい内容がでてくる
・前回の内容と矛盾することが出てくる
・前回の内容が不要になる
ということが起こります。

「ええ~..」です。
「はじめから言ってよ」と思います。

若い時に、そのような体験をたくさんしました。

そこから、この図解ができました。

発信者(依頼する人)の発言内容を分類すると
 ・現状の分析
 ・目標の設定
 ・課題の立案
と大分類できます。

そして、その内容を詳しく見てみると
 ・明快な定義
 ・灰色な定義(内容に疑問)
 ・ヌケ(必要なはずだが、出てこない)
 ・ダブリ(同じような内容が、違う言葉で出てくる)
 ・矛盾(他の内容と整合性がとれない
というようなことが見えてきます。

ここから発見したことは

  「言われた通りにやると」いうことは...
  成功しない計画で、
  「不成功」の責任だけ追及されるということ!

ということです。

そうです。
この図のようになっているから、
発言を一言一句洩らさずメモし
その通りにやってもダメだったのです。

依頼の内容は成功の設計図ではない」のです。

これが分かってから
無駄な苦労をしなくてすみました。

部下や取引先の営業マンは苦労しています。

上司として
発注者として
部下や営業マンに、どんな指示や依頼を
しているのでしょぅか?

一度、立ち止まって考えませんか。

チームワークの成立に必要なことと産出す成果

図解:チームワークの成立に必要なことと産出す成果

チームワークの成立に必要なことと産出す成果

チームワークに問題があると..

 ・何のためにやるのか、知らない
 ・目の前の作業を、黙ってやれと言われている
 ・何も教えてもらえない
 ・あちこちから、違う指示が出てくる
 ・困っていても、協力しない・してもらえない
 ・「これをやれ!」と単純作業を指示される
 ・現場で学べない、成長できない
 ・結果が、どうだったかわからない

これらが原因となり、結果となり
どんどんチームワークが低下します。

これに、図解の手法で見出しを付けると

 ・目的:何のためにやるのか、知らない
 ・目標:目の前の作業を、黙ってやれと言われている
 ・指導:何も教えてもらえない
 ・組織:あちこちから、違う指示が出てくる
 ・支援:困っていても、協力しない・してもらえない
 ・行動:「これをやれ!」と単純作業を指示される
 ・学習:現場で学べない、成長できない
 ・成果:結果が、どうだったかわからない

ここから、今回紹介した図解が出来上がりました。

例えば..

コールセンターにクレームが来たとします。
でも、マニュアルに対応策が書かれていない内容でした。
この場合、普通は上司に確認します。

では、上司はどうするでしょうか?

クレームには、こういう対応をするという方針を確認し、
それを具体的な対応策「行動」にして部下に指示します。
このクレーム対応の方針の上位にあるのが、会社の「理念」です。

もし、「理念」が明確でないと
様々な方針が、思いつきで統一の取れないものになる
可能性があります。

そして、「組織」が、その上司に判断させないとしたら、
その上の上司、その上..となって社長まで確認しないと、
何も判断できない場合すら出てきます。

クレームにには、素早く適切な判断や対応が求められますが
それができないとなると「、期待する「成果」をだせないという
事にもつながります。

会社の「理念」に遡り、方針を確認して
マニュアルを追加する力のある人が求められています。

やっぱり人の成長が、
会社の成長やチームワークに大きく影響します。
それには、上司の「指導」や
当事者の「学習」が成長に必要です。

いかに、組織全体の力を高めるかが
管理職や経営陣には求めらます

毎日、朝礼で「お客様第一」と唱和して
「目標」を壁に貼って努力を鼓舞するのも良いと思います。

でも、それだけでは組織力は高まりません。
「組織」として「行動」を「支援」する仕組みやツールが
チームの力・人と人が連携するチームワークの性能を高め
期待する「成果」を安定的に産出します。

チームワークを考える4つの切り口

   理念 - 行動
   組織 - 成果
   目標 - 支援
   指導 - 学習

この4つを考えてみませんか!

■講座紹介———————————-
11月18日(金)に東京・船堀で
「チームを成長させる問題解決の基盤創り」
講座があります。

http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC161112.php

図解を使って相手の期待を掘り起こす

図解:図解を使って相手の期待を掘り起こす

図解を使って相手の期待を掘り起こす

普通に、図解と言うと、
企画書や提案書を分かりやすくするために
図解で「表現する技術」と思われがちです。

情報の受け手としては
この紹介している図解で言うと
 ・誤って理解したこと 
 ・正しく理解したこと

を元に「図解表現」すると言うことです。

でも、この2つの情報から
誤って理解した部分を補正して表現したとしても
情報の発信者は「そう、それが言いたかった!」と
喜んではくれ無い場合が多いのです。

もらった情報を
「表現する」というアプローチだけでは
相手の期待を表現できていないのです。

喜んでもらえる文書を作成するためには
以下の4つを受けとめることが必要です。

相手の
 1.期待しているは、自覚していないこと
 2.認識しているが、言葉で表現できないこと
 3.言葉にできるが、伝えないこと
 4.言葉で伝えたが、嘘・間違っていること
この4つです。

相手の言葉の中から
その内容を盛り込んで表現して
「これが言いたいんでしょ!」と
言ってあげることです。

ここまで、できないと意味がありません。

こう考えるようになった体験があります。

平成元年に、フリーランスのSEで独立しました。

システムを導入する会社に伺って、
どんなシステムが必要なのか打ち合わせます。

当時、その打ち合わせで詳細な議事録を作ります。
もちろん、内容は確認します。

それを元に、システムを設計し開発します。

開発が終わると、導入テストです。

問題は、ここからです。

議事録で確認した機能を満足していますが...
導入テストで「違う!」と言われます。

これでは、導入できないので
「修正してくれ!」と要求されます。

でも、
議事録を確認すると打ち合わせ通りの機能です。

議事録を広げて「議事録で確認していますよ」と
言うのですが、納得してもらえません。

「そういう意味で言ったんじゃない!」と反論されます。
システムの仕様変更を行い、プログラムの修正になります。

この体験から

顧客の

 「口で言っていること ≠ 頭で望んでいること」

この違いが原因だ、と気がつきました。

そうです、口で言っていることを
漏らさず書きとめてもダメなんです。

実体験から、これが分かりました。

真面目に一生懸命に聴きましたでは役に立ちません。

相手の言っていることの
「間違って言っていること」
を補正して受けとめた上で、

相手の頭の中にある
 1.自覚していないこと
 2.言葉で表現できないこと
 3.伝えないこと
を想像して創造するすることが必要です。

どうやったら、これができるか考えて
図解に行きつきました。

相手の言葉を考える材料として図解します。

図解すると
 ・抜けているところ
 ・重複しているところ
 ・間違っているところ
が見つかります。

ここを尋ねます。

これを繰り返すことで、
相手と一緒に、
相手の頭のなかの期待していることを
文書にすることができます。

こうやって頭の中で考えていることを
整理していくと自然に図解になっていきます。

図解の主な目的は
考えを整理して、
考えていることの完成度を高める技法です。

11月13日(金)に東京都内で図解講座があります。

そこでは、この手法も解説します。

詳しくは

http://www.teoria.co.jp/semi/index.html

図解:図解を使って相手の期待を掘り起こす

この図解は、今紹介した図解の元となったものです。
体験から、だんだんと情報が減っていく・変形することを整理しました。

この元の図を進化させて今の図解になりました。

図解の進化の参考にしてください。

伝わらない理由を解決する図解の守備範囲

図解:伝わらない理由を解決する図解の守備範囲

伝わらない理由を解決する図解の守備範囲

仕事も人間関係も、
 ・自分の意志を伝えて
 ・相手の意志を受取って
理解しあうこと
行動して結果につなげることで成り立っています。

でも、
 ・どこでも
 ・誰でも
上手く「伝わる・伝わらない」という
コミュニケーションの問題がついてきます。

すると..
「上手く伝えるために」どうするか?

伝える方法が重要と考えられます。

では、正しく伝えることができれば
全て解決するのでしょうか?

私の体験を、ご紹介します。

新規事業のアイデアを持っている社長がいました。

社員を集めて、
自分の新規事業のアイデアを
熱く語ったそうです。
それも2時間みっちりと。

でも、
 ・誰も理解してくれない
 ・誰も行動してくれない
と悩んでいました。

そこで、私に声がかかりました。

池田さんの得意の図解で
私のアイデアを分かりやすく表現して欲しい
と言うものでした。

その社長の話を、やっぱり2時間くらい聞きました。

社長としての経験も長く
魅力のある方です。
熱く語ってくれました。

もちろん説得力もあります。

私にも、社長の熱意は伝わってきます。

でも、
聞いても・聞いても..
何をやりたいのか?
具体的に見えてきません。

社長本人は、頭の中に完成していて
それを表現するだけだと思っているのです。

私から見ると
「思いつき」を、思いついた順に話しているだけ。

内容に整合性が無く
ちょっと質問すると、そこで止まってしまう。

アイデアが、思いついた状態のままで
願望が大きく膨らんだ状態になっています。

アイデアは良くても
まったく体系化されていない。
それを実現するための方法や手順が何も無い。
成功につながる根拠や裏付けになるものもない。

その無いものを伝えたつもりになって
 ・社員は分かってくれない、
 ・自発的動いてくれない
という悩みになっているのです。

社員は、何を・どうしたら良いのか
具体的な行動が分からないのです。

自分で考えて行動すると..
「そんなことは指示していない、勝手なことをするな!」
と怒られた体験がブレーキにもなっています。

これは
上手く「伝わる・伝わらない」の問題ではありません。

何を伝えるかが問題です。

この「何!」を明確にしないで
上手く伝えようとすることに問題がありました。

今回ご紹介する図解で、
伝わらない代表的な7つの理由
を上げてみました。

前半の
1.「伝えたいこと」を、自分が理解していない
2.「伝えたいこと」が、自分の考えが頭の中で整理できていない
3.「伝えたいこと」の、説明が下手(分かりにくい・専門用語多用)

この3つが図解の守備範囲です。

図解は、
 ・図解思考:考えを整理する技術
 ・図解表現:分かりやすく表現する技術

です。

伝える内容が明確なら
伝え方が下手でも伝わる確率が高くなります。

でも、伝える内容が不完全だと
どんなに熱く語っても伝わりません。
それどころか、伝わったかどうかも不明です。

まずは、何を伝えるのか
その「何!」を明確にしましょう。

ちなみに、この新規事業の社長の件ですが、
新規事業のスタートは、
みんなこのような状態です。

ここを起点にして
新規事業を設計するというアプローチで
解決に向かいました。

長い文章で表現すると、最初に書いたことと
後の方で書いたことの整合性が取れていなくても
意外と分かりません。
大半の人は、長い文章は斜め読みするだけで
「分かった!」といって机の奥にしまい込みます。

図解にすると
全体を俯瞰でき、興味のある部分に注目することが
できるので、ヌケ・ダブリ・間違いが見えてきま。

図解の良さは、
この「ヌケ・ダブリ・間違いが見える」ことにあります。

見えたら、それをテーブルの上に置いて
みんなで改善アイデアを出していけばいいんです。
三人称で改善していくことができる、
それが図解の良さです。

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■ 図解パターン練習講座 2018年2月2日(金) [東京・神田]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
図解したいテーマはありますか?
図解できないで悩んでいませんか?

  講座テーマ「図解パターン練習講座」

 ~図解パターンを活用する方法・練習~
 <図解パターンを使ったパワーポイント(PPT)提供>
  ノートパソコンをご持参ください。(パワーポイントの入ったもの)

  2018年2月2日(金)
  図解パターン練習講座
  東京 神田 
  19:00-21:30 (2.5時間)
  
前半の1.5時間は、図解パターンの解説と練習
後半の1.0時間は、自分のテーマで図解するアドバイス

ノートパソコンをお持ちください。

詳細は
 http://www.teoria.co.jp/90semi/semi03/index.html

ビッグワードで伝えていませんか?

図解:ビッグワードで伝えていませんか?

部下や協力者に、ビッグワードで伝えていませんか?

ビッグワードとは..
抽象度の高い、意味の幅の大きい言葉です。

もし、上司がこんな言葉で部下を指導しようとします。
●顧客満足度をアップしよう!
●お客様の立場で誠意を持って!
●みんなの力を合わせて!
●一生懸命頑張ろう!

誰もが..
これを聞いて、分かったと言います。

でも、人によって行動が違います。

ある人は、長時間労働で一生懸命をアピールします。
また、ある人は自分の得分野に逃げ込んで
エクセルで売上分析を行って営業に出て行きません。
また、今でも長時間労働なのに
「これ以上できません」と逆切れしたりします。

同じ言葉を聞いても
人によって、
その先の行動が違ってきます。

違うのが普通です。

解釈が違うからです。
「Aさん ≒ Bさん≒Cさん≒Dさん」

みんな少しづつ違います。

社長が、部下の行動の違いを問題にして
「言ったことを、ちゃんと聞いていない!」
「役に立たない!」
「言ったことくらい、しっかりやってくれ!」
と上から目線で叱ってききます。

誰にでも、経験があると思います。

私もさんざん泣かされました。

個人の解釈の差が、行動の差になるのです。

社長の解釈
≒ ベテランの解釈
≒ 中堅の解釈
≒ 新人の解釈
≒ お客様の解釈

チョット違います、少しずれています。
そこが問題です。

大きく違えば、
行動する前や行動のはじめに気が付きます。

ちょっとしか違わないので、
結果がでてから気がつくんです。

現業の改善なら、今の仕事の仕方の上に変えていくので
ビッグワードで指示されても
大きな行動の差がつかない時もあります。

でも、新規事業だと、困った問題が増えてきます。

新規事業を考えて協力してくれる人を広げようと
一生懸命に説明すると

こんなことが起こります。
・理想は分かった..
・情熱も分かった..
・市場も分かった..
・私は具体的に何をすればいいの?
・私にとっての意味は?
・儲からと言っても、どのような仕組み?
・どくらい儲かるの?
・その根拠は?
・メリットやデメリットは?
・コストやリスクは?
と協力者に聞かれます。

2時間熱く語ってもです。

そして、この人は分かってくれないと考えて
別の人に説明に行きます。

そして、同じことを繰り返します。
説明して回るだけでも、時間を使い・お金を使います。
あっと言う間に、半年・1年が過ぎます。

そして、みんな分かってない..と愚痴が出てきます。

この結果、時間もお金も消耗します。

もったいない

人間関係は投げたボールが返ってくる

図解:人間関係は投げたボールが返ってくる

人間関係は投げたボールが返ってくる

自分の心の内面を映し出してくれる
鏡はあるのでしょうか。

あります。

それは、自分をとりまく人間関係です。

自分のまわりには、むかつく人ばかりだとしたら、
それは、まわりの人に対して
むかつくようなボールを投げているんです。

あなたの行動に対して
同じような行動が返ってきているのです。

自分のまわりは、優しい人ばかりだとしたら
あなたが優しい人間であるということです。

まわりの人があなたの、顔・態度・言葉に
素直に反応しているだけなんです。

相手に「ばか」と言えば、
山びこのように、「おまえもばか」とかえってきます。

相手に「ありがとう」と感謝すれば、
相手もあなたに「ありがとう」と優ししてくれます。

返報性の原理(へんぽうせいのげんり)は、
人間の持つ心理のひとつです。

人間関係が悪い...
でも、それは自分が発信しているメッセージが原因の場合が多い!

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詳細、申込は
http://www.teoria.co.jp/zukai-pre/01/index.html

この図解もPDFで入っています。

これらの図解は、私が自分の勉強用に作成したものです。
図解の練習は、
初歩的な構造のものをたくさん制作することから始めると良いと思います。

みんな「不完全」なことを理解しましょう

図解:みんな「不完全」なことを理解しましょう

みんな「不完全」なことを理解しましょう

社会には、いろいろな人がいます!

身近に、こんな人はいませんか?
 ・言っていることと、やっていることが違う人
 ・その場しのぎの言い訳で、取り繕う人
 ・昨日と、今日で発言が違っても平気な人
 ・必ず時間に遅れて来る人
 ・自分さえ良ければとしか思えない発言をする人
 ・「ありがとう」が言えない人
 ・理不尽に人を責める人
 ・人の話を聞かない人
まさに、様々です。

そして、当然のように自分と同じように
「社会には、いろいろな人がいる」と思っています。

同じように感じ、考えています。

ごく普通のことです!

人間関係のトラブルの多くは、
相手に「完全」を求めることが原因です。

相手に「完全」を求めても無理です。

求めている自分は「完全無欠」でしょうか?

そんなことは、ありません。
自分だって不完全です。

社会も変化しています、確定しているものではありません。

誰も完全でない、自分にも足りないところがある。
そこから、「どうしたら良いのか?」考えることができます。

相手に完全を求めたら!、
上手くいかないと責めることになってしまいます。

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詳細、申込は
http://www.teoria.co.jp/zukai-pre/01/index.html

この図解もPDFで入っています。

これらの図解は、私が自分の勉強用に作成したものです。
図解の練習は、
初歩的な構造のものをたくさん制作することから始めると良いと思います。

「期待」を伝えられない・伝わらない4つの理由

図解:「期待」を伝えられない・伝わらない4つの理由

「期待」を伝えられない・伝わらない4つの理由

受信する側から遡りながら
4つの理由を整理しました。

1.受信者の理解
  聞いたことを正しく理解できない

  受信者の受信能力の問題です。

  受信する内容を正しく理解できないことです。
  これまで、ここが一番の問題だと言われてきました。
  受信者の知識・経験の量が、受信の力を高める方法です。

  知っていることしか理解できないんです。

2.発言者の発言
  発言は思いついたことを話すだけ

  発信する人は、頭に浮かんだことを、浮かんだ順に
  話してくるだけです。
  聞いていると問題ありませんが、並べて比較すると
  つじつまの合わないこともたくさんあります。
  抜けていること、ダブっていること、
  同じことを違う言葉で言っていることもあります。

  発言内容を、見比べて整合性の確認が必要です。
 

3.発言内容と期待
  「期待」を正しく認識できていない

  ここが一番の問題です。
  頭で具体的に認識できていないけれど、
  こうなったら嬉しいという漠たる想いがあります。
  期待してることと、自分で認識できていません。
  
  受信側で、これを汲み取ることが必要です。
  発信側では暗黙の期待なんです。
  これを満足しないと、伝わらないと感じます。

4.箇条書きの特徴
  箇条書きに依存したことが間違い

  取材で使う箇条書きの問題があります。
  箇条書きをして、優先順位を付けて..
  順番に解決しようとなりますが
  ここが問題です。

  箇条書きした項目同士の整合性や関係を
  整理する必要があります。

  後日、図解で解説します。

これが
「期待」を伝えられない・伝わらない4つの理由
です。

発信側から、受信者に届く段階で、
だんだんと情報が失われ、間違いが増えて行きます。

これを意識して、正しい伝達を考えてもらいたいと思います。

問題発生の原因を正しく掴んでいますか?

図解:問題発生の原因を正しく掴んでいますか?

仕事は、人と人のコミュニケーションが土台です。

問題が起こるのは
・上手く伝わらない
・伝えられない
事からです。

この図解は
 ・期待を伝える
 ・期待を受取る
ときの情報の変化の構造です。

私の経験した
・SEとして業務を取材するときの経験
・企画書や提案書を受注するときの経験
ここから、この分析をしました。

若い時は、受信側として
「こんなシステムを、つくって欲しい」というシステムの取材
「こんな企画書を、つくって欲しい」という企画の取材
をたくさんしました。

その時に、真面目に几帳面に議事録を作っていました。
一言も聞きもらさず、聞いて・書いていました。
ちゃんとやっていました。

自分はちゃんとやっているのにと、
上手くいかないのは相手の問題だと思っていました。

でも、相手も「ちゃんと伝えている」と思っています。

発信側は、正しく伝えたつもり
受信側は、正しく受取ったつもり

この双方の「正しいつもり」が問題。

何度も、トラブルを経験するなかで、
何が、どうなって、トラブルになるのかを
整理しようと考えました。

そこで、できたのがこの図解です。
情報を頭に思い浮かべて、伝えて行く段階で
 ・情報が抜け落ち 
 ・誤解が増えて
いきます。

問題の原因は、発信側・受信側の両方にあったので。

このように整理すると見えてきます。
どこから、どう手をつけたら良いか考えやすくなります。

問題が発生する構造を理解できました。

ただ、すぐに完璧な分析はできませんでした。
少しずつ進化させて今のカタチになりました。

この図解は、自分の困った・悩んだ体験を出発点に
どう考えたら解決できるのかを考えた結果出来上がりました。

誰にでも、困った・悩んだ体験はあるはずです。

是非、仕事の現場での「気づき」を書いてください。
書き方は何でも良いんです。
書くことに意味があります。

書くたびに、見える範囲が広がり、
深く追求できるようになって行きます。

ただ、言葉で表現することは難しい...
つい、先延ばししてしまいたくなります。
でも、「未来のために書く!」という覚悟は必要です。

これからは、個人も会社も「選ばれる人・選ばれない人」の差が
ハッキリしてきます。

その差は、どこから来るのでしょうか?
その人でないと、その会社でないとダメ
と所属する会社に思わせる、顧客に思わせる
「違い」を明確に打ち出すことが必要だと思います。

学校を出るだけ、資格をとるだけでは得られない
独自のノウハウを蓄積することが必要です。

そのために、現場で発見して「書く!」事です。

正しく「伝えられない・伝わらない」構造

図解:正しく「伝えられない・伝わらない」構造

正しく「伝えられない・伝わらない」構造
伝言ゲームは組織の宿命です。
Aさん、Bさん、Cさん..
と伝わって行くとどんどん変形します。
 
  A≒B≒C≒D≒E≒F≒G 
そして、最後は「A≠G」になります。
人を経るほど内容が変形します。
ひどい時には、無くなってしまう場合もあります。
何か、発信するということは、
その人の「頭を通して言葉」にして
発信するということです。
「頭を通して言葉」にすると言うことは
その人の意図が入っていると言うことです。
事実を書いたつもりでも
 ・書く範囲を決め
 ・表現を決め
 ・どのように発信するかを決め
ているのです。
同じ物を見ても、聞いても、
発信する人によって違いがでてきます。
人が発信する内容を整理すると
この図のように
 ・意見
 ・誤り
 ・事実
この3つが混在して
すべて事実のように語られます。
気をつけないといけないです。
人を経るたびに
 ・前の情報が減り
 ・誤りが増え
 ・意見が載せられ
 ・事実が減って
行きます。
ネット情報では、
電子的な加工は簡単なので
どれも本当のような顔をしています。
どこまで信用して良いか疑問です。
そして、発信する時も
 ・自分の主張として発信するのか
 ・世間話しをするのか
区別がつきにくいこともあります。
情報発信には、十分気をつけないと..
と反省を込めて...