経営資源の中心要素が「知恵」に変わった
従来の経営資源は「人、物、金」でした。
それに、第4の経営資源として「情報」を加えて、
4要素が、一般的な経営資源とされています。
もちろん、それには間違いはないと思います。
ただ、これからは
「知恵」で差別化する時代
になったと思います。
例えば
●研修会社では..
社員研修用のハンドブックを
作ってくれと依頼されたとしたら...
制作するのは、ハンドブックという物ですが...
販売するのは社員育成の
「知恵」を具体化したコンテンツです。
取引のキッカケは「ハンドブック」という「物」です。
販売するのは「知恵」です。
他の研修会社にも「知恵」はあります。
では、どうやって選んでもらうか!
まさに「知恵比べ」です。
「知恵」で差別化することが必要です。
●住宅の販売会社では..
戸建て住宅の広告を見ると..
様々な特長を打ち出した住宅があります。
健康、快適、家族の団欒、省エネ..
今の住宅建設は「知恵の塊」です。
単なる家と言うハードを売っているのではありません。
どう生活するか、豊かで快適な生活の提案が重要です。
その提案こそが、「知恵」です。
持っている、積上げた「知恵」で勝負です。
●他の例では...
住宅の「鍵」を販売している会社では...
取引は、鍵という「物」を販売しています。
でも、顧客は「安心・安全」を購入しています。
ここで、「鍵」を売るビジネスと定義するか、
鍵の本質である「安全・安心」を売ると定義するかで、
ビジネスの構造は大きくかわります。
これからは、
これを意識することが重要ではないでしょうか?
人が
現場の体験から
「知恵」を生み出し
商品・サービスの価値を高め
競争力を生み出す
「物」は、「知恵」が集まった結晶です。
あなたのビジネスは、
物を売っていますか?
知恵を売っていますか?
自分の仕事を
どのように定義するかでビジネスが変わります。
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