「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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仕事の社会環境の変化

「考える仕事」を放棄して作業に逃込んでいないか?

図解:現場で「考える仕事」の比重が高まってきた

「考える仕事」を放棄して作業に逃込んでいないか?

私は、若いときに何度か転職しました。
新しい会社に入るたびに「早く仕事を覚えよう」と
いつも考えていました。

誰でも、このように

新人で会社に入ったら
「早く仕事を覚えよう!」と考えます。

翌年に後輩が入ってきたら
「早く仕事を覚えてもらおう!」と考えます。

数年たち職場のリーダーになると
「いかに、新人を育成するか!」がテーマになります。

考えるのではないでしょうか。

現場の仕事には
「覚える仕事」があります。

「覚える仕事」とは
 ・成果のでる手順
 ・上手くやる方法

を覚えて、習熟度を高めて
行動して成果を出すことです。

新人教育では
「覚える仕事」を教えることで
早く成果を出せるようにすることです。

精神論も大切ですが
成果につながる行動を教えることが重要です。

でも、
覚えたこと、指示されたことだけを
一生懸命やっても評価されません。

「覚える仕事」の習熟度を高めて
期待した成果を出せるようになった上で、
今の仕事のやり方を土台に
どんどん改善のアイデアを出して
 ・成果のでる手順
 ・上手くやる方法
改善し続けることが求められます。

これが「PDCA」です。

昔は、現場の担当者は上司の指示に従って
作業していけば良かったんです。

上手くいかなければ
 ・上司の指示が..
 ・会社の仕組みが..
 ・組織の文化が..
 ・社員教育もしてくれない..
などと赤ちょうちんで愚痴を言っていても通用しました。

でも、これからは
現場にも「考える仕事」が要求されます。

その期待に応えられないと..
どんどん単純作業に追い込まれ
安い給料で長時間労働を強いられ
最後は解雇へ..

では、
管理職は、どうでしょうか?

現場が決められた通りに動いているか?
それだけを管理・監督するだけで
管理職の仕事を全うしたことになるでしょうか?

管理職の大きな役割は
成果を生み出す
 ・成果のでる手順
 ・上手くやる方法

を現場の改善を超えた範囲で変えていくことです。

これについては
組織学者アージリスは
「シングルループ学習・ダブルループ学習」

という言葉で定義しています。

シングルループ学習とは、
すでに備えている考え方や行動の枠組みによって
現場の問題解決を計っていくこと。
現場で改善していくやりかたです。

ダブルループ学習とは、
従来の事業の枠組みを捨てて
新しい考え方や行動の枠組みを取り込むこと。
経営者・管理職が改革していくやり方です。

神田昌典氏は
メルマガ、「仕事のヒント」神田昌典365日語録の中で

   事業の方程式が収入を決める。
   そして借金の額も決める。

と言われています。

「考える仕事」は、
成果を生み出す仕事のメカニズムを
どんどん変えていくことです。
事業で最も重要なことです。

でも、率先垂範と言いながら
現場の作業に逃げ込んでいないでしょうか?

「考える仕事」は簡単に成果が見えません。
3日間こもって考えても
いいアイデアが出ない場合も多いです。

だからと言って
現場の作業に逃込めば、自分が頑張った結果が見えます。
これだけ仕事が進んだという手応えを感じられます。
自分にも他人にも言い訳ができます。

でも、「考える仕事」で得られるはずの
仕事の改革は遠のきます。

社会の変化によって
昨日と同じことをやっていては
だんだんじり貧になります。

管理・監督しかしてこなかった人は
「今までのやり方で、もっと・もっと..」と
長時間労働や量をこなす改善策しか出せません。

昔なら、それでも何とか生き残っていけたでしょうが
これからは無理です。

経営には、この2つが必要です。

 ●経:考える仕事
    どう行動すれば成果がでるか考える
    経典の「経」、考えたことを書き記したもの
    戦略

 ●営:行動する仕事
    行動して成果を出すこと
    運営の「営」、営む・オペレーション
    戦術・戦闘

戦略の失敗は現場ではフォローできません。
逆に戦略が素晴らしくても現場がダメだと成果は出ません。

「考える仕事」、「行動する仕事」は
どちらも重要です。

未来を築く2つのアプローチ

図解:未来を築く2つのアプローチ

未来を築く2つのアプローチ

社会は、どんどん変化しています。

これまでやってきたやり方で、
もっと、もっとと頑張るだけでは上手く行きません。

自社商品を持って
「良い商品です、買ってください!」
と発信しても売れません。

商品にサービスを付加して
顧客の問題解決を応援する仕事に
変化していくことが必要です。

変化できないと..
どうなるか

あちこちのシャッター商店街のようになります。

変化するために必要なことは
 ●過去:これまでの蓄積が未来を築く材料
     しっかりした蓄積が必要です
     「強み」を生み出す材料となります

 ●願望:期待する未来を構築する設計思想

     何のために・どうなりたいのか!
     到達地点やありたい状態を明確にする
この2つです。

これまでやってきたことを、
掘り起こしていくと..
ある瞬間がやってきます。

これまでの前提(フレーム)を変ると
新しい視点に気がつきます。

「!」

自分のやってきたことは、
何だったのか?!
一言に収斂できます。

これには、考え続けるしかありません。

やり方は2つあります。

1つ目は、誰かに話を聞いてもらう
 ・否定しないで話を聞いてくれる人
 ・評価しないで話を聞いてくれる人
 ・意見を言わないで話を聞いてくれる人
を相棒に、どんどん話しましょう。

話しているうちに、
自分の考えていることが見えてきます。

2つ目は、どんどんメモすることです。
 ・意味の通じる箇条書きで
 ・思いつくままに、どんどん書きます
 ・書いたことを見て、アイデアを膨らませます
どんどん書いていきましょう。

頭の中で、悩むだけで考えていると錯覚している人がいます。
一行のメモも書かずに悩んでも、前に進みません。

書いて考えるのです。
考え続けると、見えてきます。

見えると、明快な未来を定義できます。

定義できると、
 ・過去の蓄積を材料にして
 ・足りない部分は、他から取り入れて
未来を組立てる設計ができます。

具体的な行動レベルの設計ができると
運用しながら小さな改善を続けることができます。

これからは、誰でも変化し続けることが必要です。

会社に貢献できないと働けない

図解:会社に貢献できないと働けない

会社に貢献できないと働けない

仕事は、市場原理で変化していきます。

市場原理は
 ・同じ物を買うなら、安い所へ流れます。
 ・同じ価格なら、より良いものを選びます。

購入者は、自分の満足と購入価格を比べて
よりコストパフォーマンスが良い方を選びます。

だから
安くても不味いラーメン屋さんには行きません。
少しくらい高くても
行列ができて待たされても
美味しいラーメン屋さんに行きます。

社員を採用する時も同じです。

問題なのは
 ・誰でもできる仕事
 ・誰がやっても同じ結果がでる仕事
をやっている人です。

経営者としては、同じ結果を得るなら
「安い人」
「安く使える人」
を選びます。

社会のグローバル化が進んでいるので
人件費の安い国の人に仕事が流れます。

海外移管の手間を考えたら国内でやろうとなれば
若い人ならまだ仕事があるかもしれません。

その上、
単純作業はどんどん機械化・ソフト化されます。

問題なのは、中高年になって
 ・「単純作業」をやっていることです
 ・これが得意ですという「強み」がないことです
こうなると

誰でもできる作業につくために
「一生懸命頑張ります」としか言えません。

経営者側からすれば
 ・海外や若者で安くあげたい
 ・機械に置き換えて節約したい
と言うのが本音です。

この仕事は「○○さん、しかいない」と
言われるようにならないと
中高年になって行き場が無くなります。

これからは誰でも
「あなたは何ができますか?、どんな貢献ができますか?」
と問われます。

これに
「○○が得意です、
 こんな方法論を持っています。
 これまで、こんな実績をあげました。」
と答えられないと
就職では、採用されず
社員は、雇用の継続は難しくなります。

会社は、
正社員と言えども定年まで雇用し
生活の保証をする義務はありません。

社員が会社を辞める自由があるように
会社にも社員に辞めてもらう自由はあります。

是非、この記事を読んで下さい。
元リクルート社員で、中学校の校長を務めた
藤原和博氏が今後の働き方を書いておられます。

なぜ給料が二極化するのか? 年収200万円と800万円の人
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1303/06/news003.html/

中高年になって年収200万円では厳しいです。

でも、誰でもできる仕事をしていたら
こうなってしまうのだと思います。

キモくて金の無いおっさんにならないために準備が必要

図解:キモくて金の無いおっさんにならないために準備が必要

キモくて金の無いおっさんにならないために準備が必要

年金の支給開始年齢が65歳に引き上げられるようです。

それに引きずられるように
企業が定年を定める場合、60歳を下回る事が出来ないとされています。
年金の受給年齢が65歳に引き上げられることが理由です。
会社(使用者)は対応を迫られています。

定年の延長は、従業員には良いでしょうが、
経営者にとってはどうでしょうか?

経営者としては
国が制度として定年の年齢を引き上げるのは

   まったくもって迷惑!

です。

以前、70人ほどの会社の社長と一杯飲みながら
この本音の話になりました。

経営者の本音は
使えない人には、早く辞めて欲しいんです。

もう、指示されたことを
一生懸命やりだけではダメです。
「勤めあげる」なんていう発想もダメです。

自分が役に立たない人と自白しているようなものです。

逆に、
優秀な人なら何歳でもOKです。

肉体年齢が高くても元気で実力のある人はいます。
人材の少ない中小企業にとっては
単なる年齢で辞めてもらうのはもったいないです。
長く勤めてもらいたいんです。

これからは、
支給開始年齢が65歳に引き上の他に
年金給付金額の引き下げも予想されます。

当然ですが、年金だけでは生活できない人が増えます。

誰もが70歳程度までは
働く必要があるのではないでしょうか?

20歳から働いたとして、50年です。

一つの会社に勤めていくことは難しいです。
同じ仕事を続けることもできません。

でも、若い人と比べて中高年が
ダメだと言うことではありません。

30年・40年と積上げた知識や経験が
しっかりあれば中高年は
とても有利です。

積上げた知識や経験が無いとなった時に
中高年は全く役に立ちません。

給料をたくさん欲しがるのに
気力も体力もない「使えない..」人になり下がります。

この記事が面白いです。

   キモくて金の無いおっさんに救いはないのか?
   と思った時に読む話

   http://blogos.com/outline/121501/
http://blogos.com/outline/121501/

  (引用はじめ)
   担当する職務に値札が付く職務給と呼ばれる仕組みであれば、
   逆におっさんほど有利な社会になります。
   必要なのは若さではなくスキルであり、
   若者より職務経験の長いおっさんの方が引く手あまただからです。
  (引用終わり)

中高年になって、しっかり充実した人生を得るには
自分の知識・経験の蓄積をメニュー(商品名と価格)
にして発信することが求められる時代です。

まさに、こう書かれている通りですね。

自分の人生の終わりまでのキャリアを考えないと
幸せな人生の終盤を迎えられない時代になったのは
間違いないと思います。

では、どうするか..

この図の3段階で考えることは良いのではと思います。

若い時は、プレーヤーとして働き
経験を積んだら、マネージャーかスペシャリストになり
人生終盤には、ティチャーになる。

マネージャーかスペシャリストで定年を迎えるまでに
現場で経験したことをノウハウとして積上げると
気力・体力の弱くなった人生終盤にティチャー(先生)として
会社の若い人や業界の発展のために仕事ができます。

ティチャー(先生)ですから、気力・体力に応じて
何歳までも続けることができます。
70歳でも、80歳でも出番があれば働けます。

自生の終盤で、人の役に立ち収入が得られます。

これが理想ではないでしょうか?

技術が進化して行くと、多くの仕事は機械化されます。
単純作業は、安く使える若者や海外に行きます。

何のノウハウもない中高年や老人の仕事はありません。

まさに
 
 キモくて金の無いおっさん

になってしまっては、
充実した人生終盤を過ごすことができません。

若い時から、現場の体験を知恵のノウハウとして積上げ
自分の未来を築く準備をしましょう。

働き方を意識して準備しないと中高年で選択肢が狭まる

社会の変化による働く環境の変化「若い時から準備が必要」

図解:社会の変化による働く環境の変化「若い時から準備が必要」

社会の変化による働く環境の変化「若い時から準備が必要」

渋谷で「ファストフードの時給を1500円にして」と
要求するデモが実施されました。

「時給1500円これが常識」
「働きすぎはもう終わりだ」
などといったプラカードを持った参加者らが
渋谷センター街を行進
「マクドナルド」のドナルドに扮装した人もいたそうです。

「労働条件を改善して欲しい!」
「ちゃんとした生活ができる収入を得たい!」
という気持ちは理解できます。

でも、「時給1500円」をデモで勝ち取れるでしょうか?

今、牛丼屋・居酒屋に外国人のアルバイトが増えています。

理由は簡単です。
人件費を押えるためです。

経営者としては
同じ作業なら「安くやってくれる人」を雇った方が
経営効率が上がるからです。

だから「時給1500円でないと働かない」
という日本人がいたら辞めてもらって
時給800~1000円で働いてくれる外国人を雇います。

結果が同じなら、安い方に流れます。
当たり前のことです。

その上、機械化がどんどん進んでいます。

昔は、寿司屋さんと言うと
何年も修行をした職人さんが握ってくれました。
だから高いものでした。

今は、安く食べられる回転寿司が全国に広がりました。

厨房では、マニュアル通りにごはんを炊いて、
酢などの調味料を入れてすめしを作ります。
それを機械に入れると、握られてでてきます。

アルバイトが、その上に寿司ネタを載せるだけで
お寿司です。

それをベルトコンベアーに載せると接客すら必要ありません。

今日は入ったアルバイトでも、すぐに厨房で戦力として働けます。

時給1500円で働いてもらう必要はありません。

経営者としては
安くて美味しい食事を提供して
他のお店と差別化して競争力を高めるために
人件費を含めて製造原価を下げる工夫をします。
当たり前のことです。

このようなことは、
どの業界でも、どの職場にも広がっていきます。

ですから、誰でもできる「作業」を仕事にしたら
海外や若者との価格競争になります。
機械化で仕事が無くなることも覚悟しないといけません。

これからは
 ・誰でもできる「作業」を仕事とするか
 ・誰にもできない専門性を磨いて仕事にするか

自分で決めないといけません。

そして、社員でも自営行でも
こう問われ続けます。

「あなたは、何ができますか?、どんな貢献ができますか?」

厳しいです。
でも、当たり前のことです。

これに、どう答えますか?

1.一生懸命頑張ります
  (指示してください、真面目にやります)

  これは質問への答えになっていません。
  得意なことが無いんです。
  会社への貢献を提示することができません。

  こうなると..
  誰でもできる作業の争奪戦を、若者や外国人・機械と行います。
  40代、50代になると間違いなく仕事は無くなります。

2.○○を□□年経験しました
  (○○部長でした、任せてください)

  これも質問の答えになっていません。
  出番を作ってくれれば、「場」がハマれば実力発揮できるかも?
  大手から中小に行ったら自分で「場」を作れないと意味ありません。
  
  飲んで酔えば、武勇伝がでますが..
  それをノウハウとして汎用化できないので応用が利きません。
  多少の習熟度を必要とする作業で安く働くしかありません。
  でも、どんどん機械化が進み、外人との競争も入ってきます。

3.○○についての専門家です
  (独自に積上げたノウハウがあります)

  自分の専門性を明確にしています。
  積上げた実績をベースに、自分の専門性を語ることができ
  それを文書にして見せることも、若い人に教える事もできます。
  
  何の専門家か明確にして
  会社と成果について契約するしか高給では働けません。
  

この3つの分類を、キャメル・ヤマモト氏は著書
「稼ぐ人、安い人、余る人―仕事で幸せになる」で
3つに分類しています。

  稼ぐ人、安い人、余る人―仕事で幸せになる
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344900138/teoriacojp-22

そして、藤原和博氏は「なぜ給料が二極化するのか?」の中で
年収200万円と800万円の人と定義しています。

  なぜ給料が二極化するのか? 年収200万円と800万円の人
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1303/06/news003.html

これからは、
 ・「稼ぐ人、安い人、余る人」のどれになるのか?
 ・「年収200万円と800万円の人」のどちらを目指すのか?
若い時から、しっかり考えて準備する必要があります。

人と組織の「強み」を積上げる「考動知図」の体系:個人編

図解:人と組織の「強み」を積上げる「考動知図」の体系:個人編

人と組織の「強み」を積上げる「考動知図」の体系:個人編

これからはグローバル化の時代です。

誰でもできる作業は、市場原理に従って
安くやってくれる海外や若い人に流れます。

もちろんコンピュータという機械に
置き換わっていく仕事もたくさんあります。

自分の今の仕事が..
この先、何十年もあり
今の収入を確保できる..
そんな保証はありません。

自分の仕事は、大丈夫でしょうか?

その上、これからは誰でも
「あなたは、何ができますか?」
と問い続けられます。

これは会社員でも、
自営業でも、
派遣でも同じです。

誰でもできることを、
誰でもできるレベルで
「頑張ります!」
と言っても意味がありません。

顧客に対して、
会社に対して
どんな貢献ができるのか!
その希少価値で!
収入が決まります。

以前は、
優秀な大学をでて大きな会社に勤めていました。
そこで、○○を10年担当していました。
と言えば経験10年
それなりにできると思ってもらえました。

でも、今は、無理です。
単純な体験年数を言ったところで意味がありません。

自分は
 ・何ができるか
 ・どんな貢献ができるか
 ・裏付けとなる実績は
 ..
と、自分の得意な事をプレゼンできないと仕事が得られません。

その上
 ・会社の枠の中で
 ・上司に言われた通り
 ・真面目に、
 ・余計なことは何も考えずに
 ・一所懸命..
これが一番、
これから役に立たないと考えられます。

これで良かった時代は、とっくの昔に終わっています。

これからは
厳しい時代でもありますが
大きなチャンスの時代です。

単純に学歴で差別されることはありません。
大企業だったから良いとも言えません。

自分の「頭と体」に蓄積した
 ・知恵
 ・技能
で勝負でききます。

そのために必要な事は
 ・毎日の仕事の現場での「気づき」
 ・失敗からの「学び」
 ・上手くやるための「工夫」
 ・成果につながる「手順」
を、問題解決のカタチにして記録していくことです。

大事なことは
 ・問題解決のカタチにする
 ・記憶でなく記録にする
ことです。

年配者が、お酒を飲みながら
若い人に、「俺の若い頃は..」と
武勇伝を長々と語られても、聞かされる方は迷惑です。

思い出話は、どんどん変形して
だんだん中身が変わってきます。

誰でも使える状態で
記録しておくことが必要です。

若い時から、
コツコツ書き溜めて20年、30年たつと
相当な情報量になります。

20年貯めても40代です。
30年では50代です。
中高年、真っ只中です。

これで、
 ・何も蓄積していなかったら?
 ・誰でもできる仕事しかしていなかったら?
リストラ対象になる覚悟が必要です。

日々の仕事の経験を

  知的資産
  「知」のストック

 
として蓄積しましょう。

この蓄積の量・質・活用の仕方で
人生後半の可能性を大きく変えることができます。

今の仕事を見直す4つのチェックポイント

今の仕事を見直す4つのチェックポイント

私は、仕事現場で発生する悩みや問題を図で表現して克服した体験から、
仕事の成果につながる業務プロセスやコツ・工夫を
図解で可視化して共有・伝承する仕組み作り、教育を行っています。

今回は、多く関わってきた営業の業務変革の視点から、
今の仕事を見直すチェックポイントをご紹介させて頂きます。

●ビジネスモデルが古くなっていませんか?

「昔は、良かった...」そう嘆いていませんか?
商店街にはシャッターが増え、開いているお店も昔のような元気がありません。

もっとも10年前、20年前と変わらぬ事業を営み、
同じ商品を作り、同じようなやり方で売っていたら、
環境変化に取り残され、業績が悪くなるのは当たり前です。

企業の実情を把握する指標

ここで、老舗企業の衰退パターンと、
それに代わる新興企業の成長パターンを考察してみます。

図1は、企業の実情を把握する指標です。

元気のない老舗は「1→3→6」と
だんだん利益が減少しながらも以前と同様の営業を続けます。

小規模な家族経営などは、
  「昔は良かった」
  「何とかしないと」
と嘆きつつも、古き良き時代の再来に淡い期待を抱いたりします。

但し、「6」に至れば危険水域であり、
この段階以降、過去の資産を食いつぶしながら
「6→8→9」と転落ルートを歩むことになります。

代わって新興企業は、「5」の高収益モデルを起点にビジネスを成長軌道に乗せ、
利益をあげ続けることで、「5→2→1」と資産を蓄積させて行きます。

当たり前ですが、どんな企業も同じ商品で、
同じやり方で永遠に好業績を続けることはできません。
社会や顧客の要求は変化していきます。
老舗企業が衰退するのは、仕事のやり方が現実にマッチしなくなったからです。
つまり成功した時のビジネスモデルが古くなり、通用しなくなったのです。

【チェックポイント1】
過去に成功したビジネスモデルが、今の時代や顧客の要求にマッチしていますか?

売者と商品特性の観点を通じて考察

●成果をあげ続けている企業はサービス業化している

それでは、今の時代は、どの様なビジネスモデルを求めているのでしょうか?

図2の売者と商品特性の観点を通じて考察してみます。

・形が定まった・モノ商品
  販売者が違っても、顧客による価値が変わらないモノ

・形が定まらない・モノ商品
 販売者が違うと、顧客によって価値や満足が変動するモノ

・形が定まった・サービス商品
 販売者が違っても、顧客による価値が変わってはいけないサービス

・形が定まらない・サービス商品
 販売者が違うと、顧客によって、価値や満足が大変動するサービス

成果を上げ続けている企業では、モノ商品を扱っていても
「④販売担当者の力量で結果が決まる」仕事の仕方をしています。

昔のように、モノ商品を出して「買ってださい」と売込ません。
その商品を、どのように使ったら、どんな便益が得られるか、
顧客ごとに最適な利用技術(サービス)とモノをセットでシステムとして提案しています。
これから成果をあげようとしたら商品の利用技術を充実させる必要があります。

【チェックポイント2】
商品 = 基本機能(モノ商品)+ 利用技術(サービス)の構成になっていますか?

●商品の「利用技術」は、商品化や営業力の差になる

メーカーでは、未だに“良いモノを作れば売れるはずだ。
顧客は、わが社の高い技術を理解していない。という技術偏重の意識があります。

しかし、顧客は商品が欲しいのではありません。
顧客は技術にも興味はありません。

顧客は商品や技術でなく、商品の利用を通して得られる便益を買っているのです。
利用する場面で必要な機能があり、支える技術があり、便益が最大化されれば良いのです。
それに必要なのは、商品の「利用技術」をサービス化することです。

サービスを充実させると、提案する商品はオリジナルになり競合との差別化ができます。
それは「私から買う理由」を明確にして提案することであり、
単純な見積り比較ができなくなり安売り競争からも抜け出せます。

【チェックポイント3】
「利用技術」のサービス化で、競合と差別化していますか?

商品の「利用技術」は、会社の未来を決める知的財産です。
我が社には、そんな大それたものはないと言う方もいますが、
3年以上続いた企業なら顧客が評価してくれた
「何か!」を現場の営業担当者は掴んでいます。

個人の蓄積している知恵やノウハウを組織として蓄積、共有化すること、
それらをサービスに転嫁し顧客の多様な要求に応える自社商品を再創造すること、
ビジネスモデルの進化に終わりはありません。

【チェックポイント4】
個人の知恵やノウハウを企業の知的財産にし、商品を再創造していますか?

即戦力化を求める企業と成長を急ぐ若手との「すれ違い」解消法

即戦力化を求める企業と
成長を急ぐ若手との「すれ違い」解消法
http://diamond.jp/articles/-/8649

文中に..
電話応対については、配属されてすぐの頃にはおぼつかなく、つい学生言葉になってしまうのを周囲に注意されていました。ただ、それも場数を踏むことによって、3ヵ月もするとほぼ心配することはなくなりました。それは順調な成長だと思うのですが、「電話応対ができるなんて、成長でもなんでもないです」と新人は言うのです。

 そのときの私の反省は、「成長の定義が共有できていなかった」ということと、「こちらが期待している成長レベルの設定と、一人前レベルへのロードマップが明確でなかった」ということです。
--------------------

必要なことは
 ・成長の定義が共有すること
 ・一人前レベルへのロードマップを明確にすること
この2つが必要だと読み取れます。

納得です!

広い視野で考えることが必要になった!

広い視野で考えることが必要になった!

広い視野で考えることが必要になった!

インターネットの出現で、生産者・メーカーと最終消費者が
簡単にコミュニケーションできるようになりました。
会社でも家庭でもインターネットでWEBサイトを開き、
自分の欲しい商品やサービスの情報を集めます。

こんな時代に、問屋や小売店の存在意義は何なのでしょうか?

意味があるから存在し、意味がなくなると...

これからは、事業を考える時に、
生産~流通~利用まで、
上流から下流までを
考えてビジネスの構造を創り込む必要があります。

自社の上流工程、下流工程、最終消費者へ
 ●どんな価値を提供できるのか?
 ●その価値を実現するための方法・手順は?
それを実現できるビジネスの設計力で勝負が決まります。

仕入れた商品を一生懸命に営業して売るという感覚では、
ビジネス・サイクルの中で残っていくことは難しい時代です。

 問屋無用論 – Wikipedia
 1960年代ごろからの流通革命により
 大量生産、大量消費、チェーン店化が進められてきた。
 このことからメーカーから小売店に直接商品を
 搬送するという事が可能となり、
 中間に存在する問屋は無用になるという概念であった。
 だが実際には問屋が無くなる事で小売店が不利になったり、
 問屋の方も新たな経営戦略やシステム構築を行っているため、
 問屋無用論が唱えられてから50年以上が経った現在でも問屋は存在している。

問屋無用論が発表されてから50年以上経ちます。
でも、依然として問屋は存在します。
それは、単純な流通の1段階でなく
しっかり上流・下流の役に立っているという証です。

無数に有る生産者・メーカー(又は輸出入)業者と
たくさんある小売業者が直接取引きをするには無理と無駄が有ります。
それらを「つなぐ」業者がいれば社会的に効率的で有用です。
問屋さんも、どんどん変化することで
重要な役割を担っているのです。

物流業者や小売業者の一部が、その機能を獲得している場合もあります。
(コンビニの本部、物流部門は、ある意味で新たな問屋と同じです。)
いづれにせよ従来の型から変化出来ない問屋は無用になるだと思います。

ネットの普及は仕事環境を大きく変えました!

ネットの普及は仕事環境を大きく変えました!

ネットの普及は仕事環境を大きく変えました!

今は、何か問題があれば、ネットで検索します。
必要な商品情報があれば、グーグルで探します。

販売している会社を複数洗い出して、
 ・内容を読み
 ・価格を比べ
 ・競合商品と比べ
ます。

身銭を切る購入者は、
会社員の営業マンの言葉だけをうのみにしません。
積極的に商品情報を集めます。

必要があれば、
  SNSで知人に聞いたり、
  Q&Aサイトで質問したり、
体験者・購入者・専門家に簡単に相談できます。

記名でも、匿名でも自由に情報交換ができます。
自分の体験談も発表できる環境がそろっています。

以前の営業マンの情報だけを頼りにしていた時代とは
大きな違いです。

もう仕事の仕方が変わりました
 ・取引を変える(Relations)
 ・市場を変える(Market)
 ・業務を変える(Operations)
 ・戦略を変える(Strategy)

これを意識しないと、
古いビジネスモデルのまま、業績悪化を招くことになります。

地方の老舗が、昔からのまま営業をしていてじり貧になっている
そんな場合がたくさんあります。

時代が変わって、変化しないといけないのに、
昔からのやり方にこだわっているのです。

ただ、土地建物など昔からの蓄積があるので
業績悪化してもなんとかやっていけます。

問題なのは..
目の前の作業に逃げ込んで、自分は一生懸命やっているよと
自分に言い訳をしてしまうことです。

それが、変化にブレーキをかけています。