「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

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「頑張ります!」だけでは安心して任せられない

「頑張ります!」だけでは安心して任せられない

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「頑張ります!」だけでは安心して任せられない

仕事の指示をすると..
「頑張ります」とだけ言う人はいませんか?

仕事の依頼内容もキチンと聞かないで...
どこまで理解したんだろう?
...と思いながら”頑張ります”を聞くと...
本人は一生懸命の表明のつもりでしょうが..

安心できない、難しい仕事は任せられません。
そんなことを感じたことはありませんか?

上司としては意欲は認めますが...
『とにかく頑張ります』と言っても
どの分野で頑張るのか?
何が自分の長所なのか?
何がやりたいのか?

「頑張ります」だけでは、全くわからない

上司が部下に 
『仕事は順調か?』と尋ねます。

部下はそれに答えて、
『エエ、まあ何とか順調です』と答えが返ってきます...

でも、それから何日も経たない間に問題が発生することがあります。
そんな体験はありませんか?

部下は、
・上手くいっているか?
・問題があるか?
の判断をどう行ったんでしょうか?

何も、問題なく上手くいっていると報告を受けた
上司にしてみれば寝耳に水です。
もっと早く、状況が正しくつかめていれば対処もできたのにと思います。
問題が”問題”として発生・発覚してしまってからでは、
その解決には、多くの労力とコストを必要とします。

部下は、なぜ?『問題ない』と、答えたのでしょうか?

2つの理由があります
 ・上司に隠して自分で解決したかった...それができなかった
 ・本当に、問題ないと思っていた....これは重症です

問題ないと言った部下に、
  『なぜ、ホントのことを言わなかったのか?』  
と問い詰めても何も解決しません。
お互い不愉快になるだけです。

その時、彼には問題なく上手くいっていた、そう感じていたのです。
うそやごまかしではなく正直に言っただけなのです。
そして、数日が経過して問題が起こった。
ただ、それだけのことなのです。

”問題”は、意欲とか責任感の問題とは
少し違うところにあると思います。

みんな能力も経験も考え方も違います..経営者と部下も

同じ素材・情報を持っていたとしても、
情報の活用の仕方は、みんな違います。

それを活用できるかどうかは、個人によって異なります。
 ・情報の読み取り能力の差
 ・それに関連することの予備知識の多寡
 ・その人にとって興味の対象かどうか
 ・それを頑張る意味があるか?...熱心さの度合い

そして、自分と別の立場から考えることができる能力があるか。

部下を価値観を共有している”仲間”だと
無意識に「思い込んで」いませんか?

仲間なのに、掟破りの行動や発言...
許せなくなります、腹が立ちます。

でも、みんな価値観の違う世界に生きているのです。
部下は、部下の世界で生きています。
経営者の世界を理解できません。

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