「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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「現場の知恵」の蓄積で「問題解決力」がアップする

「現場の知恵」の蓄積で「問題解決力」がアップする

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図解:「知恵」の蓄積で「3つの力」がアップする

仕事の実力は、どこからくるのでしょうか?

短期間で、頼りになる仕事をする人と
何年やっても、安心して任せられない人がいます。

何が違うのでしょうか?

現場で仕事をしていくとき
「体験」で済ませてしまう人と
「経験」として蓄積する人の違い
だと考えます。

では、体験と経験の違いとは?

「体験」:目の前で起こった出来事・事実
(例)炎上プロジェクトに入れられて、苦労した。
もう二度とやりたくない。

「経験」:問題解決の方法論を積上げる
(例)炎上プロジェクトで、○○の発見をした。
次にかかわるプロジェクトで〇〇に注意しよう。

この違いです。

経験10年とか20年と言っても
単純に就業年数だけの「体験」だったら意味がありません。
その作業としての仕事のの習熟度は高まるだけです。

「体験」を「経験」に高めることが、
実力アップ、成長することにつながります。

現場での「体験」で、
困ったこと、悩んだことなどの問題を
克服すると「現場の知恵」が生まれます。

これをコツコツ書き溜めると..

だんだんと3つの力がアップします。

1.気づく力がアップ(現場で発見)

書き貯まるほどに、自分の基準がしっかりできてきます。
その上、未来を自分で築く意欲も膨らんできます。
その基準と未来への期待との「差」から
「気づく」ことができます。

2.考える力がアップUP(言語化・構造化)

書くことは考えることです。
言葉で表現し構造で理解することです。
現場を論理で理解する事になります。
過去の事例を参考にすることで、
新しい問題の構造化がしやすくなります。

3.工夫する力アップ(改善策を立案)

他の事例を参考にすることで、
新しい問題への解決策を立案しやすくなります。
実証した因果関係や構造を利用する事で、
解決策が組み立てやすくなります。

私は、20年くらい前から、
現場で気がついて、
・問題を分解し構造化したもの
・モノやコトの構成要素を構造化したもの
・因果関係の事例
・手順や進め方の事例
・成果につながる手順
・作業などを上手くやるコツ
・発見した新しい視点
・二項対立の例
・著名人の言葉
..などなど
コツコツ書き溜めてきました。

今は、約1万枚あります。

最初は、ほんとに陳腐なものでした。
人に見せても、なんだか理解できなかったようです。

苦労して作ったものが裏紙としてメモ用紙に
されたこともありました。

長くやってきたことから
たくさんの蓄積ができました。

なにか「ピン?」ときたら..

過去に作ったパワポの資料が頭に浮かびます。
あの資料とこの資料の該当部分を持ち寄って
新しい1枚をつくることができるようになりました。

何か問題が発生したら
過去の事例を参考に考えることがやりやすくなります。
記録に残っているからです。

頭の中に、うろ覚えであるだけだったら
記憶は変形し忘れてしまうことも多いので
過去の事例は上手く使えません。

構造で理解して
記録してあることが大切です。

今は、この1万枚のパワポを使って仕事をしています。

書き溜めると、自分の得意分野が見えてきて、
それが競争力を持つ「強み」となります。

是非、自分の体験を経験にして積上げましょう!

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