「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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業務改善

商品やサービスを選ぶ理由

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商品やサービスを選ぶ理由

今は、たくさんの商品やサービスが溢れています。
似たような商品、どれを買っても
そう大きな違いはありません。

でも、誰にでも
「○○を買うなら、□□から買う!」と
決めているも商品やサービスが
あると思います。

それは、どんな理由でしょうか?

家電は、大型の量販店で買う方が安いのですが、
地元の電気店から必ず買うという人がいます。

価格の安さなら、量販店の方が確実に安いです
でも、そっちに流れません。
電化製品の購入の条件に価格は関係無い、
そういう顧客をたくさん持ってる電気店があります。

一度、立ち止まって考えませんか?
我が社・お店の売上は、
どんな条件で選ばれているのか?

組織行動学者のデービッド・コルブの「経験学習モデル」

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組織行動学者のデービッド・コルブの「経験学習モデル」

社会人の能力開発は、ほとんどが
日常の仕事の経験から生まれていると言われています。

経験を通しての学びを知識習得の学習と区別して
「経験学習」と呼ばれています。

デービッド・コルブの「経験学習モデル」では、
4つの段階で定義しています。

1.経験
  (Concrete Experience)」
  具体的な経験をする
  自分で気づく

2.省察
  (Reflective observation)
  経験を多様な観点から振り返る
  自分で考える

3.概念化(持論化)
  (Abstract Conceptualization)
  他でも応用できるよう概念化する
  自分の持論(教訓)をつくる

4.試行
  (Active Experimentation)
  新しい場面で実際に試してみる
  自ら行動を起こす

この繰り返しで、成長していきます。

でも、経験年数が上がれば、
たくさんの学びが得られ、成長する..
と言うものでもありません。

何年たっても、同じような失敗を繰り返す人。
短期間に、どんどん「できる人」になる人。

何が違うのでしょう?

現場の実体験から
 ・何か!を得られる人
 ・何も得られない人

この違いです。

何かを得るために
  省察
  概念化(持論化)

が重要です。

会社の中には、改善のアイデアがイッパイ

会社の中には、業務改善のアイデアがたくさんあります。

でも、そのアイデアに

・気がつく人

・気がつかない人

がいます。

その違いは、どこにあるのでしょうか?

 

私は、2つあると考えています。

1つ目は、「仕事への取り組み方」です。

仕事を「指示された作業」としてやっている人には

仕事の現場で「気づく」ことができません。

どうやったら、より良くできるか考えて仕事をしている

人が発見できます。

「指示された作業」をこなす人は、代替え可能な人材です。

いつ肩たたきされるかわかりません。

だって、誰でもできる「作業」をやっているからです。

 

2つ目は、「仕事の情報」です。

「気づき」を増やすには手持ちの情報を増やすことです。

一生懸命でも「考える材料」が少なければ気づけません。

自分の担当部分の上流工程や下流工程に対する

仕事の情報を持っていないと

自分の担当部分しか考えられません。

 

この2つが揃うと、どんどん「気づき」が得られます。

でも、個人の頭の中に入っていると会社として共有できません。

同じような場面で、みんなが試行錯誤して覚えることになります。

試行錯誤は、経済的損失とセットになっています。

これは、とてももったいないことです。

 

現場での「気づき」を活用できるようにしましょう。