「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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コミュニケーションの障害となる個人の資質

伝言ゲームは組織の宿命です

図解:伝言ゲームは組織の宿命です

伝言ゲームは組織の宿命です

仕事は、一人ではできません。

組織の役割は、
複数の人が、
自分の得意を持ち寄って、
能力を発揮することで、
個人の集合以上の価値を
生み出すこと、と考えています。

複数の人がかかわることで
意志を伝える・受取るという
ことが必要になります。

誰でも子供の頃に、
伝言ゲームをやったことがあると思います。

昔、TVでもありました。
当事者は真剣ですが、
どんどん変形していきます。
遊びを回りで見ている分には、楽しいのですが
これが仕事なら問題です。

よくあるのが、上司から部下への
情報の伝達です。

社長が、部長にAと言うと
部長は、A”と受取ります。

A”がBになり
B”がCになって
どんどん変形して行きます。

伝わる場面では、「≒」ですが、
最初と最後では、「≠」になります。

関係する人が多いほど内容が変形する、
無くなってしまう場合すらあります。

思った程、伝わっていません
伝わる構造を意識しましょう。

いかに正しく伝えるか
いかに正しく受け止めるか
意識しましょう。

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この図解もPDFで入っています。

これらの図解は、私が自分の勉強用に作成したものです。
図解の練習としても、初歩的な構造ばかりなので使えます。

人によって優先順位(レベルとタイミング)が違う

人によって優先順位(レベルとタイミング)が違う

人によって優先順位(レベルとタイミング)が違う

コミュニケーションに大切なことは!

コミュニケーションの基本は
適切な 
 「ありがとう」
 「ごめんなさい」

適切とは?
 自分の思うレベルとタイミング
 相手の期待するレベルとタイミング

これが近しいとコミュニケーションが深まります。

相手と自分の優先順位が違うことからトラブル発生します。
トラブルは、「ありがとう」と「ごめんなさい」の場面で、
違いがはっきりと具体的に現れます。

「ありがとう」と「ごめんなさい」は
 ●相手を大切だと思ったら素早く十分に発せられ
 ●相手を重要視していなかったら、とりあえず...
 
相手の反応の中に、相手が自分をどう位置づけているか、
それがハッキリと現われてきます。

相手が、自分を重要だと思ってくれない!

相手と自分の関係を考えてみるのに恋愛関係を例にします。

人間関係を恋愛を例に上げてランクづけすると...
   1. 好きでたまらない相手
      (こっちから何とか理由を付けて連絡する)
   2. 1と3の中間
   3. 連絡がきたら、連絡する
      (普通の人、相手から来ればOK、来なくてもOK)
   4. 3と5の中間
   5. 嫌いな人なので、電話に着信があっても放っておく(会いたくない人)

”好きでたまらない相手”だと、何か無理やり理由を作って電話しますね...
どうしたらこっちを向いてくれるか、一生懸命考えると思います。

でも、”嫌いな相手なら”できるだけ、近づかないようにします...
電話の着信にも気がつかないフリをする場合もありますね。

自分が”1”なのに、相手が”3”だったら?
自分が”5”なにに、相手が”3”だっらら?
自分が考えているレベルと、相手が考えているレベルが違う...
人間関係も、連絡の悪さも、このランクのミスマッチなのだと思います。

『期待したのに応えてくれない』と、感じる理由はここにあると思います。

結局、関係は低い方に落ち着きます。

送ってくれた相手にも年賀状を出さないと、だんだん減ってきます。
これと一緒で、連絡がだんだんなくなります

でも、同じプロジェクトを進めているメンバーならどうでしょうか?
放っておくわけにもいきません。

相手にも自分にも、”レベルとタイミング”があるのです
 こう、投げたら”...”
 こう返してくれるだろう”
 ”え?!、こんなふうにきたの?”
 ”だったら、こう返そう”
みんな、レベルとタイミングが違います。

特に、違う業界の人や違う職種の人と一緒に仕事をすると
”違い”が実感できます。

自分の能力も、持ち時間も限られています。
何をして、何を捨てるか!が重要になってきます。

誰もが、自分の”優先順位”を持っています。

   「自分の一番大切なものは何か?」

この優先順位が問題発生の原因です...
自分の”優先順位”と、相手の”優先順位”が違うとどうでしょうか?

簡単な例だと..
相手にメールを送ったが返事が来ない
遊びや、日常生活なら、
  1.読まなかった...重要と思わなかった
  2.返事をしたくなかった...相手が嫌いだから
  3.読んだ....自分は知って理解して、おしまい!
これでも影響は少ないでしょう。

でも、仕事だったらどうでしょうか?
これで、良い仕事ができるでしょうか?

でも現実は、留守電を入れてもメールを入れても返事もしない人はいます。
約束の時間に必ず5~10分、遅れてくる人もいます。

優先順位が違うのですね!  

人によって優先順位(レベルとタイミング)が違う

人によって優先順位(レベルとタイミング)が違う

人によって優先順位(レベルとタイミング)が違う

コミュニケーションに大切なことは!

コミュニケーションの基本は
適切な 
 「ありがとう」
 「ごめんなさい」

適切とは?
 自分の思うレベルとタイミング
 相手の期待するレベルとタイミング

これが近しいとコミュニケーションが深まります。

相手と自分の優先順位が違うことからトラブル発生します。
トラブルは、「ありがとう」と「ごめんなさい」の場面で、
違いがはっきりと具体的に現れます。

「ありがとう」と「ごめんなさい」は
 ●相手を大切だと思ったら素早く十分に発せられ
 ●相手を重要視していなかったら、とりあえず...
 
相手の反応の中に、相手が自分をどう位置づけているか、
それがハッキリと現われてきます。

相手が、自分を重要だと思ってくれない!

相手と自分の関係を考えてみるのに恋愛関係を例にします。

人間関係を恋愛を例に上げてランクづけすると...
   1. 好きでたまらない相手
      (こっちから何とか理由を付けて連絡する)
   2. 1と3の中間
   3. 連絡がきたら、連絡する
      (普通の人、相手から来ればOK、来なくてもOK)
   4. 3と5の中間
   5. 嫌いな人なので、電話に着信があっても放っておく
      (会いたくない人)

”好きでたまらない相手”だと、何か無理やり理由を作って電話しますね...
どうしたらこっちを向いてくれるか、一生懸命考えると思います。

でも、”嫌いな相手なら”できるだけ、近づかないようにします...
電話の着信にも気がつかないフリをする場合もありますね。

自分が”1”なのに、相手が”3”だったら?
自分が”5”なにに、相手が”3”だっらら?
自分が考えているレベルと、相手が考えているレベルが違う...
人間関係も、連絡の悪さも、このランクのミスマッチなのだと思います。

『期待したのに応えてくれない』と、感じる理由はここにあると思います。

結局、関係は低い方に落ち着きます。

送ってくれた相手にも年賀状を出さないと、だんだん減ってきます。
これと一緒で、連絡がだんだんなくなります

でも、同じプロジェクトを進めているメンバーならどうでしょうか?
放っておくわけにもいきません。

相手にも自分にも、”レベルとタイミング”があるのです
 こう、投げたら”...”
 こう返してくれるだろう”
 ”え?!、こんなふうにきたの?”
 ”だったら、こう返そう”
みんな、レベルとタイミングが違います。

特に、違う業界の人や違う職種の人と一緒に仕事をすると
”違い”が実感できます。

自分の能力も、持ち時間も限られています。
何をして、何を捨てるか!が重要になってきます。

誰もが、自分の”優先順位”を持っています。

   「自分の一番大切なものは何か?」

この優先順位が問題発生の原因です...
自分の”優先順位”と、相手の”優先順位”が違うとどうでしょうか?

簡単な例だと..
相手にメールを送ったが返事が来ない
遊びや、日常生活なら、
  1.読まなかった...重要と思わなかった
  2.返事をしたくなかった...相手が嫌いだから
  3.読んだ....自分は知って理解して、おしまい!
これでも影響は少ないでしょう。

でも、仕事だったらどうでしょうか?
これで、良い仕事ができるでしょうか?

でも現実は、留守電を入れてもメールを入れても返事もしない人はいます。
約束の時間に必ず5~10分、遅れてくる人もいます。

優先順位が違うのですね!  

性別による(男性・女性)考え方の違い

性別による(男性・女性)考え方の違い

性別による(男性・女性)考え方の違い

女性と男性では、考える基本が違います!

私は、違うと思っています...
この図解を描いたきっかけは、
取引先の女性経営者と話した事でした。

彼女は、自分を含めた女性の特性を
「女性は、自分を中心に考える」と言っていました。
自分を中心に、距離感を持っていて、
近い人、遠い人がいて、その違いで
対応が違うということでした。
私も、「確かに!」と感じていました。

●女性は
 仕事内容や立場に関係なく、
 自分を円の中心において、自分にとって
 「良い人・悪い人」として考える傾向があるようです。
   ..だから、職場の居心地が重要です

では、男性は?
男性は、いつも自分との上下関係で考えている
と思います。
納得してくれる人も多いと思います。
この分野では、自分より上なのか?、下なのか?
いつも気になっています。
特に会社員には重要です。

自営になると..
自分のできることと、できないことを見据えて、
自分よりできる部分をお金を払って
手伝ってもらうようになります。
それは、自分のできることに対する自信が
できているからです。

●男性は
 仕事内容や役職の有無を常に気にします、
 自分より上か下かが最重要であり関心事です
 でも、その上下の判断は独断と偏見に満ちています。
   ..だから、職場での立場や権限が重要です

男性・女性の違いは..
もともとの発生が影響しているのでしょうか..??

人によって仕事に対する意味・目的が違う

人によって仕事に対する意味・目的が違う

人によって仕事に対する意味・目的が違う

誰もが自分の仕事に、独自の目的・意味を持っている!

あなたにとって仕事とは何ですか?
どんな意味がありますか?
どんな目的にために働いていますか?

あなたは、この例をどう考えますか?

【この例は、有名なお話です】
 
  通りを歩いていると、
  道端でレンガを積んでいる人がいました。
 
  「何をしてるんですか?」って尋ねると、
  「レンガを積んでいるんだよ」と答えました。
  しばらく歩くと、
  道端でレンガを積んでいる人がいました。
  「何をしてるんですか?」って尋ねると、
  「塀を建ててるんです」と答えました。
  この他にも
  「お金を稼いでるに決まってるじゃないか」
  「みんなの教会を建ててるのさ」という考えもあります。

同じようにレンガを積むという作業でも、
その意味は人によってまったく違うのです。

あなたにとって 「意義のある仕事」とは?

誰もが「意味のある仕事」をやりたいと考えています。

待っていたら、いつか?
「意義のある仕事」が、できるようになるのでしょうか?

待っていれば...そんなことは絶対にありません。
 ●誰かがあなたに、
  「これが有意義な仕事ですよ」と言ってはくれません。
 ●大きな会社に入ったら、
  「やりがいのある仕事が与えられる」こともありません。
 ●上司に恵まれたら、
  「面白い仕事ができる」ということもありません。
 ●「待っていれば、いつか有意義な日々がやってくる」
  というようなこともありません。
 
あなたにとっての有意義な仕事が、別の人には無意味かもしれません。

どんな環境にも、有意義な仕事が隠れています。
一見無駄と思えるモノの中から、何を引き出せるか?
それは、その人しだいだと思います。

世の中には、仕事に意義を見つけられる人と、
単なる作業としてしか考えられない人がいます。
この人たちを、同じレベルで、同じ方法で、同じように扱って良いのでしょうか?
作業員としては、同列でOKだと思います。

でも、その先の”仕事”として考えた時は、
社員一人一人に、まったく違う対応が必要なのではないでしょうか?

目的発想が生き方・仕事の仕方を変える時代です。

モノ造りの時代なら、
『あれより、良い物をつくれ』で良かったのだと思います。
目標とする製品を購入して、すべての部品を分解して、
どうしたら?、それより良い物をつくれるか?
モノを手にとって眺め、考えられました。

そして、目標が目に見える形でハッキリ決まりました。

でも、これからの会社や事業は...
 ・個人の行動の成否が、成果に大きく影響します
 ・個人の自己裁量が大きく、能力・判断が重要になります

会社にとって、自分にとって、その仕事はどういう意味があるのか?!
何が求められているのか?!
よりよりやり方を自分で見つけ出す力が必要になってきます。

その時、
    1.レンガを積んでいる人
    2.塀を立てている人
    3.お金を稼いでいる人
    4.みんなの教会を立てている人
1~4の人の、どの人が役に立つでしょうか?

同じ職場で、同じ仕事をしていても「頭の中」はまったく違います。

特に、最近は外国人のような若者、
残業手当が欲しいだけの社員、時間だけ働くパート、契約社員、派遣社員..
と、たくさんの雇用契約の人が混在しています。
すべての人に同じような意識で働くことを求めることはできません。

一枚岩で頑張った「以心伝心」から、
何をどうするか明確に仕事の分担の定義が必要な
「同床異夢」の時代になりました。

人によって価値観が違う(同じものでも評価が違う)

人によって価値観が違う(同じものでも評価が違う)

人によって価値観が違う(同じものでも評価が違う)

人は誰もが、その人特有の価値観を持っている!
その人のもっている価値観が発想の差を生みます。

会議で、意見の食い違いがあり、
歯がゆい思いをした経験は誰にもあると思います。

10人が同じ事を考えても、10人とも答えが違うのです。

フーテンの寅さんを各国の人は評価すると...

ドイツ人は
「日本映画であんな優しい男が登場したのははじめてだ」
フランス人は
「あれこそボヘミアン、自由な生き方だ」
イギリス人は
「あんな人が家にいたら困る」
アメリカ人は
深刻に「あれはダメだ、ホームレス寸前だ」
エジプト人は
「あの啖呵は素晴らしい、商売上手だ」
中国人は
「あんな人は珍しくない、中国ではみんな寅さんだ」
韓国人は
「あれは親不孝者」
日本人はどうか?
優しく自由に生きたいが、家にいられたら困る

  ※これは、作家の藤本義一氏が雑誌に寄稿していたものです。

同じ「寅さん」でも、国によって評価が大きく異なります

日本人と外国人の違いの小話...

大勢の人が乗った船が沈没しかけました。
女性や子供を守るために男性が海に飛び込まなければならなくなった時...

どのように声をかければ飛び込むか???

アメリカ人には:
    『お前はヒーローだ』
イギリス人には:
    『お前は紳士だ』
ドイツ人には:
    『これがルールだ』
日本人には:
    『みんな飛び込んでいるぞ』

何か、笑えますよね!

心理学でいう自動思考

心理学では自動思考という人の考え方があるとされています。
自動思考とは、自分が「こうだ」と決め込んで、
疑うことの無い思考パターンです。

人それぞれ、独自の思考の傾向を持っています。
そして、それから離れて考えることは難しいのです。

周りにいませんか?
いつも、悲観的に悪い方にしか取れない人
逆に深く考えないで、トラブルを起こす人...

みんな価値観が違う、その価値観で行動を選別するのです。

情報が頭を通って、意味や価値として認識されて、
他の情報と組み合わされたり、視点を変えられたりして、
新しい意味や価値として生まれ変わります

その土台となるのが、その人の持っている価値観です。

人によって理解する内容が違う(6人の盲人と象)

人によって理解する内容が違う(6人の盲人と象)

人によって理解する内容が違う(6人の盲人と象)

『6人の盲人とゾウ』のお話を聞いたことはありますか?

6人がそれぞれゾウを触って...
  
  尻尾を触って....『鞭のようだ』
  足を触って.....『丸太のようだ』
  鼻を触って.....『大蛇のようだ』
  耳を触って.....『うちわのようだ』
  牙に触って.....『ツノのようだ』

と、それぞれ違ったゾウをイメージします。

誰もが、自分の触ったゾウが正しいと主張します。

全員の主張は正しいのですが、
各自の触った部分が違うために、
それで全体を理解したことにはなりません。

これと同じようなことは日常生活にもあります。

自分の考えや気持ちを完全に伝えきれているでしょうか?
相手の話すことを100%理解しているでしょうか?

日常の些細な事なら、だいたいの意図が通じれば
困ることは少ないでしょうが?

会社にも、こんなことは無いでしょうか?

同じ話をしても、相手によって反応がまったく違う
そんな経験はありませんか?

私には、印象的な出来事がありました。
まったく同じFAXを、2人に送りました。
その反応がまったく違ったことに驚きました。
何で、こんなに違うんだろろ感心しました。
仕事を進めるために重要な内容では無かったので
笑い話で済みました。

15年も前のことなので、
FAXの内容は覚えていませんが、驚いたことは忘れられません。

同じことを聞いても人それぞれ、
まったく違うことを頭に思い浮かべるのです。

人によって、感じ方・理解の仕方には大きな違いがあるのです。

ですから、一回話しただけでは
正しく伝わっていない場合が多いのです。

自分が受けての立場としても、
相手のことを100%理解していると良い切れるでしょうか?

家庭の日常の些細な事なら、
だいたいの意図が通じれば困ることはありません、
あれ、それ、これ...と、言っても、
正しく伝わっていなくても、別に問題にはなりません。

でも、ビジネスの場面では、どうでしょうか?

耳障りの良いかけ声だけでは.

例えば会社で『今は売れない時期だから...
 『お客様第一主義で乗り切ろう』
 『不況だからって、手をこまねいてはいられない、頑張ろう 』
 『そうだ、今こそお客様第一主義だ』
と、会話して盛り上がっても...

具体的に実行できる具体策がどれだけ上がってくるでしょうか?
”お客様第一主義”の意味を、参加者全員に聞いてみましょう。

同じイメージを持っているでしょうか?

耳障りのいい言葉は、掛け声としては、意味があります。

でも、意味を具体的レベルで”定義”しないままだと、
何か前進した気持ちになるだけで何も進んではいません。

不明確な掛け声だけで指示命令をしていると、
上司や社長の意図しない行動をする社員も出てきます。
でも、それは彼なりの「お客様第一主義」を実行しているだけなのです。

人によって認識している事実が違う(4つの事実がある)

人によって認識している事実が違う(4つの事実がある)

人によって認識している事実が違う(4つの事実がある)

世の中には4つの事実が存在しています!

そして、それはどれも違うのです

 A:私の事実
   当事者である自分の認識している事実
   自分の立場、利害、感情で歪みます

 B:あなたの事実
   相手の認識している事実
   相手の立場、利害、感情で歪みます

 C:彼の事実
   第三者の認識している事実
   人の数だけ存在します
   自分・相手との関係で、どちらかに偏ります

 D:具体的事実
   誤解・感情の入らない具体的事実
   日付・金額・数量...確定している事実
   でも、記憶ミス・勘違いは付いてきます

誰もが自分は正しいと思っているのですが..

関係する人の数だけ認識が違います!

世の中には4つの事実が存在しています

トラブルが発生した時
『言った・言わない』の
言い争いを見たことはありませんか?

聞いてないよ。
いや、○月□日に話してある。
それは、違うことだろう。

などと、取り留めなく感情的な言葉が続くことがあります。
そして、何の進展も成果も上がらないで、
不信感がつのって終わります。

『事実の共有』でなく『感想の応酬』になってしまいます。

それは、自分が考える”事実”と
対立する相手の”事実”は違うことが原因なのです。

確信犯的に、自分が間違っていると意識して、
事実を捻じ曲げごり押しする場合もあります。

でも、多くの場合は、自分も争っている相手側も、
『自分は正しい』と信じて主張している場合が多いのです。

自分の”事実”を主張しても、
相手の”事実”とは違います。
関係者の認識している”事実”はみんな違うのです。

当事者である自分と相手は対立し、
第三者も、どちらよりかで公正な判断や事実認識が偏ってきます。
でも、それは仕方の無いことなんです。

 A:私の事実≠B:あなたの事実≠C:彼の事実≠D:具体的事実

違うんです、だから感情諭で話したり、
相手を追求したりすることには意味はありません。
みんな『自分が正しい』と思っています。

『あなたが間違っている』それは、意味の無い言葉!です。

立場によって、正しいの基準が変わります。
  自分が正しい ←→ 相手が正しい

誰もが『自分は正しい』その前提から考え・行動します。
その人にとって正しいことが事実です。
そして、それが判断や行動の基礎になります。

みんな正しくて、みんな事実なんです。

人によって仕事のできる意味が違う(訓令・命令・号令)

人によって仕事のできる意味が違う(訓令・命令・号令)

人によって仕事のできる意味が違う(訓令・命令・号令)

指示命令の仕方があります!

「訓令・命令・号令」
これらは、もともと軍隊の言葉です。
 
●訓令
 馬で3日も先の部隊の指揮官に目的と目標を伝え、
 具体的な作戦は、すべて任せます。(作業指示できません)

●命令
 訓令・号令の中間です。

●号令
 指揮官が陣頭指揮をして、突撃命令を出すことです。
 誰がやっても同じ結果になる、具体的な作業指示です。

この指示を受取る人も、
どんな指示が必要かが違います。

同じように働いていても
どの指示が必要か人によって違います。
 ・訓令で動く人
 ・命令で動く人
 ・号令が必要な人
どのタイプの人なのか?
判断するする必要があります。

訓令で十分な社員に、「号令」で指揮したら?
仕事に意味を見いだせなくなって、辞めていきます。

号令の必要な社員に、「訓令」で指揮したら?
上司の仕事の指示が悪いと不満を口にします。

”号令”の必要な社員に”訓令”で指揮しても、
  期待した成果は得られません。
  役に立たないのです。

”訓令”で充分な社員に”号令”で指揮したら
  働くことに意味を見出せなくなります。
  そして、辞めてしまいます。

指示命令する
 ・相手の能力によって、
 ・役職によって、
訓令・命令・号令を使い分けることがとても大切です。

これがマッチしていないと、
会社にとっても社員にとっても、
悲しい結末に向かいます。

人によって経験・能力・頭の性能・人脈..が違う

人によって経験・能力・頭の性能・人脈..が違う

人によって経験・能力・頭の性能・人脈..が違う

一緒に働く人の「仕事の実力」は、みんな違います!

頭の性能が良くても、誇れる学歴があっても..
会社の仕事を成功させる「実力」になるでしょうか?

有名な大学を卒業した、頭が良い..
それは、それで立派な経歴であり個性です。

でも、それだけで仕事ができるわけではありません。

同じ職場で、同じ仕事を一緒にやっていても、
 ・得意、不得意
 ・やりたい、やりたくない
が違います。
聞き取る力・感じる力・伝える力が違います。

同じ仕事をしていても
 ・何を感じ、
 ・どう考え、思い...
 ・何を蓄積して行くか
が違います。
そして、どんどん差が広がります。

それまで培った知識・経験・人脈は大きく違います。
経験したことで、どれだけ蓄積できたか..
社会で仕事をするということは、その勝負です。

一面だけ見て、仕事の優劣を判断することは危険です。
自分の判断基準は正しいのか?、常に考えることが大切です。

仕事の「実力」は、総合力なのだと思います

人の能力を考えると...

実力を評価する基準が明確になってきます。
人の能力は、この8つの要素の総合力なのです。

1.人生の目的が違う
  人生の目的や目標が計画なら、一生懸命頑張れます。
  頑張れる意味がしっかりしていると辛抱できます。

2.受取る力が違う(パソコンでは入力装置)
  聞く力・読む力・感じる力...情報の収集能力が違う。
  相手の気持ちまで読み取れないと意味が無い...
  感じる力が弱いと不幸になる。

3.人脈が違う(パソコンではインターネット)
  人脈や協力者の広がりが違う。
  名刺交換した数ではない、
  個人としてどれだけの人が協力してくれるかが違う。

4.頭の性能が違う(パソコンでは演算装置(CPU))
  頭のよさ、スマートさ、本質的な頭のよさが違う。
  やっぱり、頭で考えられることしか行動できない。
  でも、頭が良いだけでは...

5.考える力が違う(パソコンではOSとアプリケーション)
  仕事を処理する能力、発想法、企画力...
  その訓練・経験が違う。
  これからは頭で、どう考え、どう表現し、どう実行していくか..
  考えることが差別化になる。

6.知識・経験が違う(パソコンでは外部記憶装置)
  体験から蓄積された情報の有無は大きい。
  考える・判断する材料、少ない材料で判断すると、
  より良いレベルの思考や判断ができない。
  知識・経験が少ない、誤った情報を持っていたら?

7.伝える力が違う(パソコンでは出力装置)
  伝える力・書く力・話す力....情報発信能力は重要となる。
  多くの人の協力を得られるためには、
  プレゼンテーション能力は必要です。

8.行動力が違う(パソコンでは運用)
  自由に行動できる体力や、積極的に動き回る行動力が重要。
  計画に沿って実行する気力・意思・やりきる力が重要。 

人の能力は総合力だと思います。

以前関係した会社で、外国の大学を出て
ベンチャー企業を立ち上げた人がいました。
その人は、周りの人が馬鹿に見えるのか?
自分の考えが一番正しいと考え、他の人の意見は聞きませんでした。

確かに、CPUとしての能力は高いのでしょうが...
企業に必要な能力には、いろいろな分野があります。
会社経営のすべてに精通して
高い能力を発揮できる人はどれだけいるでしょうか?
彼は、自分の知らない・経験の無い分野でも、
自分の考えが正しいと主張し年配者のアドバイスを無視しました。

確かに、CPUとしての高い性能を持った頭なら、
どんな分野でも人より早く実力をつけることができると思います。
でも、会社を運営するすべてを、
自分ひとりでこなしていくことは難しいし効率も悪くなります。
結局は、そのベンチャーは頓挫しました

誰もが...素質・能力・経験・実力が違うのです。

同じ本を読んで要約を書いたとしたら?
同じ要約になることはありません。
上司の仕事の指示に対しても受取った人それぞれが、
「自分の要約」をします。

インテリジェンスに差があればあるほど要約にも差が出てくるのです。

経営者や上司は、部下に対して
自分と同じ能力・行動・成果をを求めても無理なのです。
 ・同じように考え、
 ・同じように行動でき、
 ・同じように成果を生み出すこと
を期待しても無理なのです。

その人の、得意分野で実力を発揮できる環境を
作ってあげることが有効なのだと思います。