同じ会社にいて、同じ職場にいて、同じ仕事を一緒に
やっているのに...
実は、作業に対する考え方ややり方が違う場合が多いんです。
Aさんは、俺は、こうやっている..
Bさんは、私は、こう習った..
Cさんは、このやり方が、正しい..
というように、
みんな自分のやり方が一番良い方法だと疑いません。
新人をつけると
自分がやっている「やり方」を教えます。
そして、その通りに新人が育ちます。
これだと、早期に育つ人と
なかなか一人前にならない人の差が付きます。
管理職が、「お前の教え方に問題があるのでは?」と
指導が入るのですが..
問題は、
教え方の前に、教える内容が違うということです。
お店の例では
店長によってお店が大きく変わります。
売れない店に、
できる店長を入れて立て直しをすることがあります。
その結果、お店の立て直しにつながることがあります。
店長によってお店のレイアウトやディスプレイ
品揃え、価格帯別の商品種類などなどお店作りを変えるのです。
この2つの例を考えると問題なのは
会社が、
組織として、
仕事のやり方を、
コントロールしていない。
ということです。
できる個人、優秀な社員に依存すると危険です。
その優秀な社員が辞めるとガクンと業績が下がります。
そこから優秀な社員が育つまで時間がかかります。
店舗別・部門別・担当者別の「ローカル・ルール」がはびこると
「俺のやり方が正しい」
「このやり方の方が、生産性が高い」
などの部門間、担当者同士の対立やトラブルにもつながります。
それらはすべて、組織としての経済的な損失につながります。