「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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12月

図解は、Simple is best??

図解: 問題解決の段階による表現の違い

図解は、Simple is best??

先日、こんなメルマガをお送りさせていただきました。

 「池田さんの図解は、分かりにくい..
  http://www.teoria.jp/?p=1708

これを、具体化したいと思います。

結論から言うと、
全ての情報を「Simple is best」で表現するできません。

何のために、図解を使うか?

それは問題解決です。

問題解決には、3つの段階があります。

1段階目は、現状把握の段階
2段階目は、解決方針立案の段階
3段階目は、行動提案の段階

それぞれ特徴があります。

1段階目は、現状把握の段階は、
「どうして、こうなったのか!」
を分析します。

この段階を
「一言で、表現する..」となると危険です。

現場の状況は複雑です。
単純化すると情報が抜け落ちます。

事実を集めて、
 ・因果関係
 ・構造
を整理して解釈、まとめます。

ここを、しっかりやらないと問題の本質を見逃します。

2段階目は、解決方針立案の段階は、
「解決方針の明確化」を行って、
主張を明確にすることです。

この段階は
「一言で、表現する..」が
分かりやすくなります。

一言で表現し、
それを支える根拠や裏付けの
柱を立てることで信頼できます。

ここは図解でも、
文章でも分かりやすくできます。

3段階目は、行動提案の段階は、
「どうやって解決するのか!」
を組立てます。

この段階を
「一言で、表現する..」ことは
上位の解決方針を示すなら良いでしょうが、
具体的な行動レベルを表現することはできません。

いかに、分かりやすく
いかに、誤解を少なくして

目標に対して、
どういう手順で
どのように行動するのか
組立てることが必要です。

図解が分かりにくいと言われる所は
1段階目は、現状把握の段階
3段階目は、行動提案の段階
ここです。

でも、この段階は
図解が最も得意とする部分です。

この2つの段階を、長い文章で書いたとしたら
もっと分かりにくくなります。

私が、図解に入りこんだキッカケの一つが
配管CADシステムの仕様書を書くときに
文章だけでは無理だと感じたからです。

箇条書きを使っても、
何度も書き直しても..
上手くいかなかったのです。

そこで、図解を使いました。

当時は、システムの設計や仕様書は手書きでした。

A3版の方眼紙を机に置いて、
テンプレート(当時は、穴空き定規のこと)を使って、
図解していました。

複雑で分かりにくい部分を、分かりやすくする
そこが図解の真骨頂です。

でも、そこがわかりにくいと言われます。

複雑な内容だと
読みとれる人には、分かりやすいと評価されます。
読みとれない人には、分かりにくいと評価されます。
仕方がありません。

複雑な事柄は、内容の集積度が高いんです。

仕事を「価値を生み出す仕組み」として
捉える訓練ができてい無いと読取りにくい。
これが本当のところです。

でも、「読みとれない人」も安心してください。

私も、最初は読み取れませんでした。
当然、図解もできませんでした。

今でも、
自分の得意分野なら簡単に理解できても、
体験したことのない分野、知識のないテーマだと
分かりません、
図解も描けません。

仕事で、初めての分野を担当する場合は、
3日から1週間くらいネットで調べます。
それこそ読み続けます。

今は、便利です。
どんな業界でも、ホームページがあります。
担当者が、体験をブログを書いています。

それをたくさん読み込んで、基礎知識を付けます。

そこから、現状をどう図解するかを考えます。

読取りでも同じです。
基礎知識の無い分野なら正しく読み取れません。

興味のある分野やテーマを突き詰めて行けば、
複雑な内容を分かりやすく図解することができます。

全ての情報を「Simple is best」で
表現することはできません。

「社長のゴーストライター」としての体験

「社長のゴーストライター」としての体験

先日、親しくしているIT企業の社長から

 『池田さんの仕事は
  社長のゴーストライターなんだから、
  それをもっと打ち出したら
  それが一番分かりやすいよ!』

と言ってもらいました。

これまで、何回もその社長の仕事をさせてもらっています。

全国に販売しているソフトのプレゼン資料や説明資料、
提案書などの作成です。

技術者が、プレゼン資料を作ると..
機能の説明になるんです。

これだと利用者に興味を持ってもらえないし、
ソフトの良さも理解してもらえない
と言うことから、
私が図解で分かりやすく作ることになりました。

私に依頼する前には、
彼は、自分でやろうと考えて
私がやっていた図解講座や企画書作成講座に
何回か参加していました。

でも自分でやるより
頼んだ方が早くて良いモノができそうだと感じたので、
私に声をかけていただきました。

「社長のゴーストライター」ですから
何度か打ち合わせします。

彼は表現したい「核」となるモノをしっかり掴んでいます。
それを、どう表現しようか..
問題は、そこだけです。

そこに、私の出番があります。

図解を使って、
質問をしながら
核心に迫っていきます。

ただ、一直線にはいけません。
紆余曲折はありますが..
どんどん進んでいけます。

ですので、
打ち合わせの回数も、それほど必要ではありません。

とても優秀な方で、
打ち合わせしながら、
私の方がたくさん刺激を得られます。

とっても勉強になります。

先日も、どんどん進化していて、
話しを聞いていて、嬉しくなりました。

「俺も、頑張らないと!」と感じました。

でも、..
同じように、私に依頼するのですが
「核心」を掴んでいない社長がいます。
普通は、このタイプの方が多いです。

この「核心」を掴むまでが大変です。
紆余曲折どころか、行って戻って..
見える所から、少しづつ掘り起こします。

まさに「スイスチーズ法」で攻略します。
 
やりたいこと、考えていることを
言葉に表現しながら
細かく分割し、
一つづつ確認して行きます。

何度も何度も、打ち合わせが必要です。

どちらも、
私への依頼は、「私のアイデアを表現して」です。

でも、労力はかなり違います。
時間も大きく違います。

どちらも、遣り甲斐があります。

でも、でも...
困った社長がいます。
「私のアイデアを表現して」というのですが..

聞いても、聞いても..
アイデアが出てきません。
やりたいことの「核」が無いんです。

こう言う社長は、すぐに結果を欲しがります。
2回くらいの打ち合わせで、結果を欲しがります。

そして、
「池田さんは、表現できるんですか?」ときます。

表現する内容が無いんです。
感情だけが渦巻きます。

そして、
「○○新聞の記者は、上手くまとめてくれた」とも言います。

それは、そうです。
過去の事実をまとめるなら簡単です。

問題は、未来をどう築くかが重要なんです。
そこを話しても理解できないと..
私の図解の表現力の出番まで行きつきません。

誰にでも分かりやすく表現するには
 ・創って
 ・表現する
いうように「創る」という段階が必要です。

これから年末がやってきます。
2015年も、すぐそこです。

一度、じっくり未来を考えてみませんか?

英語で未来形は「Will」です。
自分の意志で築いていくということなんだろうと思います。

文書作成のプロセス

図解:文書作成のプロセス


文書作成のプロセス

頭の中のモヤモヤを言葉にするには、
思いつく言葉を書き出しながら
少しづつ言葉にして体系化して行くことが必要です。

文章でも図解でも、表現する手順は同じです。

●第一段階目は、この2つです。

・主張を決定
(何を書くべきか決める)

・情報を収集
(必要な情報を集める)

どちらが先になるかは、その人によって違います。
その人の、そのテーマに対する情報量でも違います。

主張が先に決まっている場合
何を主張したいか明確に固まっている場合は、
それに沿って必要な情報を集めます。

主張が決まっていない場合
気になる情報を集めながら考えます。
情報が集まってくると、だんだん見えてきます。
本質を掴むことができます。
手に入れられる情報の質と量が大きく影響します。

たとえ、主張が先に決まっていたとしても、
一枚の文書で主張することが
変化する場合が2つあります。

一つ目は、
情報を集めることで、新しい発見があり
より良い主張に変わることです。

二つ目は、
主張のサイズが大きいので、
小さな単位の主張に分割して行く時です。

主張を決定すること、
情報を収集することを
行ったり来たりしながら考えます。

●第二段階目は

・論理構造を決定
(主張の証明の設計)

・部品を作る
(意味の単位に組立てる)

集めた情報をもとに主張の証明する
組立てを行います。

頭の中で思い描いてきたことを
紙に書き出すと見えてきます。

何が見えてくるのか..
・証明に必要な論理構造が弱いこと
・材料が足りないこと
・根拠の合理性の弱さ
です。

そこから、やることは
論理構造を組み替えたり
組立てる部品をつくりだすことです。

部品を創りだすと。
新しい論理構造を組立てられます。

論理は、組立てる部品に左右されます。

誰でも、自分の持っている情報でしか
合理的に組立てることができません。
それを限定合理性と言います。

論理構造を決定すること、
部品を作るを
行ったり来たりしながら
論理構造と部品を充実させます。

この二段階をへることで、
表現したい内容の完成度が上がってきます。

図解でも文章でも手順は同じです。

図解は、文章を要約したものです。

私の定義では
「図解は、論説文のダイジェスト版」です。

積上げた知恵と技術を商品化する

図解 若いことは有利か?・中高年は不利か?

若いことは有利か?・中高年は不利か?

若いことは有利でしょうか? 
中高年は不利でしょうか?

中高年になってリストラされると、
それまで会社でバリバリやっていても、
実績をあげていても..
新しい職場を探すのが厳しい..
なかなか見つからない。
現実です。

採用する側で考えると..
何らかの採用の理由が必要です。
 ・応募者の持っているモノ
 ・会社が欲しいモノ
が一致した時に採用になります。

採用する側が.
若者と中高年が、同じ土俵に並んで..
「どっち?」と言われたら?

どのような基準で選ぶでしょうか?

若者と中高年の違いを整理してみました!

●若者・有利
 ・肉体が若い
  無理がきく体力(体力のない若者も増加)
 ・柔軟
  パソコンなど新しいものを受入られる

●若者・不利
 ・経験が少ない
  頭での理解と、実体験での理解は違う
 ・安定感が少ない
  すぐ辞める・遅刻などの不安定のイメージ

●中高年・有利
 ・経験豊富
  実体験にそくして物事を考えることができる 
 ・落ち着き
  家族への責任から安心・安定のイメージ

●中高年・不利
 ・肉体の老化
  体力的に無理がきかない
 ・頑固・頭が固くなりがち
  新しいコトや、初めての仕事を受入にくい

違いは..
 ・肉体の若さ
 ・生きている時間の長さで得た経験
この2つの違いしかありません。

もし、社会人経験、20年・30年で..
 ・商品としての自分を提案できないと
 ・得意な分野が無いと
 ・これなら負けないと言える「強み」が無いと
 ・長く続けた仕事で、役に立つノウハウを積上げていないと
 ..

要するに働いた体験から、
 ・気づきを
 ・学びを
 ・ノウハウを
積上げていないとどうなるか..

会社が欲しい人材ではないのです。

会社が欲しいのは
 ・会社のシステムに入って
 ・業績に貢献してくれる能力
なんです。

長く社会人として働いてきたけれど

「商品化できる能力」が無いという条件で若者と中高年を比べると       

  給料が安く・先の可能性にかけられる若者を選ぶ 

となってしまいます。

池田さんの図解は、分かりにくい..

図解:難しいテーマほど図解の出番

池田さんの図解は、分かりにくい..

私たちのプレゼンは、
1枚に5行くらいの箇条書き
それだとパッと見て理解できるだけど
池田さんの図解だと
パット見ただけで分からない
 
このように言われることがあります。

そうです。
間違いないです。
私の作っている図解には
分かりにくいモノがたくさんあります。

私の作っている図解には
分かりにくいモノがたくさんあります。

実は、私も
数行のパワーポイントをたくさん作っています。

松下幸之助氏やドラッガーの本からの引用です。

考え方や方針を示すには
複雑な図解は必要ありません。

A4版1枚に数行の箇条書きが有効です。

でも、この右の図のような
「人材マッチングシステムの概要」のような
仕組みを正しく伝えるためにどうしたら良いでしょうか?

左の箇条書きでしょうか?
右の図解でしょうか?

もし、図解を使わないで
数行の箇条書きのパワポを使ったとしたら?

もう、見るに堪えないくらいの枚数になります。
誤解されないように注意するほど枚数が増えます。

50~100枚くらいでしょうか?
サンプルとして書いてみる気もしません。

説明されていて..
もう勘弁してくれとなります。
いつまで続くのとなります。
その上、枚数が多くなり過ぎると全体が見えなくなります。

図解で書くと
A4版1枚で全体像を表現できます。

その上、こんな良いこともあります。
 ・全体を見渡し
 ・細部の理解に進める
 ・足りない部分、間違っている部分発見
 ・全体像を確認しながら修正できる
これが良いんです。

図解にすることで、みんなで全体を見渡し、
弱い所を見つけてみんなで直していけるんです。

箇条書き表現と図解表現は出番が違うんです。

■箇条書きは
 何かの概念や方針を示すだけなら有効です。
 変に、箱に入れることも不要です。
 数行の箇条書きの方がわかりやすいです。

■図解は
 仕事の仕組みや構造を示すことに有効です。
 登場人物を明示し、それぞれの関係をつなぎ
 関係同士が、どうつながるのかを構造化します。
 
 難しいテーマほど図解の出番です。

実は、一緒に論じることに無理があるんです。

あなたは「稼ぐ人、安い人、余る人」どの人になる?

図解:あなたは「稼ぐ人、安い人、余る人」どの人になる?

「稼ぐ人、安い人、余る人」 あなたは、どの人になりますか?

人材、組織コンサルタントとして活躍してきた著者が
その経験から「稼ぐ人」になるための方法を教えてくれます。

  稼ぐ人、安い人、余る人―仕事で幸せになる [単行本]
  著 者:キャメル・ヤマモト
  出版社:幻冬舎 (2001/08)
  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344900138/teoriacojp-22

著者の定義では..

 ●稼ぐ人:1割
   自分が勤める企業を辞めても
   稼ぐことできるような実力を持ったタレント

 ●安い人:8割
   パートタイマーのように、単純労働を切り売りする人

 ●余る人:1割
   もらっている給料に見合う働きができないと評価をされ
   勤務先から「余っている、辞めて欲しい」といわれる人

と著者は言っています。

大前研一氏は、
「勝ち組の構想力」という本でこのように指摘していました。

  「勝ち組」の構想力 ― 21世紀、われわれはいかに富を創出するか 単行本
  著 者:大前 研一 , 田原 総一朗
  出版社:PHP研究所 (2001/7/14)
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569616992/teoriacojp-22

  これからはどんな業界でも
   「物的資産(モノ)」でなく
   「知的資産」
  が価値の源になる。

この価値ある「知」は、一部の限られた人からだけ生み出されます。

そして、その人達が「稼ぐ人」になります。

そうでない多くの人は「物的資産」の一部として扱われ
「安い人」として働くことになります。

それもできない人は「余る人」として、クビになるでしょう。

これからは、知的価値を生み出せる「知の力」を
頭の中に持つことが重要になってきます。

例えば、
 ・生産の技術
 ・改善の手法
 ・営業の仕組み
 ・ビジネスモデル
..など
会社の業績に貢献する「知恵」を出せる能力が重要です。

では、「稼ぐ人」と「稼がない人」との差はどこにあるのか、
著者のキャメル・ヤマモト氏は、
「7つの才」の発揮の程度にかかっているということです。

その「7つの才」とは..
  1.志が高く明確である 
  2.現実を直視する力
  3.成果へのインスピレーションがわく
  4.失敗しながらやりぬくタフネス
  5.リードしリードさせる
  6.学習が早い
  7.仕事で遊んでいる

この7つを意識して、
「知恵のコンテンツ」を積上げれば
「○○さん」と個人名で指名される「強み」とすることができます。

特に失敗から学ぶ事、気づかされることがたくさんあります。
それを書き貯めると、自分の「強み」の財産にできます。
会社に提案していくことで、役に立つ人材として評価されます。

ただ..
2年や3年では差がつきません。
10年、20年、30年と積上げることで実力を蓄えることができます。

日々の現場の仕事から、未来の自分を築きましょう!

そろそろ年末です。
気にかかっていること、やりたいことに年内に一歩踏み出しましょう。
すると、年明け早くにスタートができます。

いま、逃すと..
年明けのスタートが遅れます。
これは、誰でも体験があると思います。

図解ができるようになっていく経過

図解:図解ができるようになっていく経過

図解ができるようになっていく経過

図解は、
 ・頭に浮かんだアイデアを整理する技術
 ・整理したアイデアを表現する技術

です。

「技術」ですから練習すれば上手くなります。

これは、間違いありません。

でも、練習量に比例して
上手くなっていくわけではありません。

書いても、書いても、
上手くなったと感じられない期間が続きます。

どんな技術でも習得する時には、時間がかかります。
練習しても上手くいかない時期が続きます。

野球のようなスポーツでも囲碁や将棋でも
同じようなことがあると思います。

上手くならない期間が続き、
いつになったら上手くなるのか?
悩むこともあると思います。

この期間の練習量と蓄積が、
後にやってくる成長期の伸びを決めます。
 
ここで、やっても上手くならない
ここで焦ったり投げ出したりしてはダメ。
 
蓄積期から成長期への転換が
100枚だと考えています。

100枚あると、いろいろなパターンを経験できます。

図解に取組む時に、
 ・過去の図解を下敷きにする
 ・複数の図解を組合わせる

ことができると、ずいぶん楽になります。

100枚、頑張って書きましょう。

ただ..
しっかり考えてた図解を作成しないと..
意味がありません。

良くあるのは、適当に箱や矢印を書いて
図解もどきをたくさん書いて「図解した」ということです。

これだと蓄積する期間が長くなるだけです。

100枚、頑張ればあっというまです。

「○○だから、□□できない」

全盲の僕が弁護士になった理由

「○○だから、□□できない」

こう言っていたら、今の自分のできることしかできません。
新しいことはできません。

普通に考えたら..
目が見えないということは、大きなハンデです。

点字の六法全書や司法試験向けの教材はないし、
司法試験はもちろん、全盲者向けに作られていないんです。

あきらめても言い訳ができます。

でも、著者は
「だから無理」ではなく「じゃあどうする」を
見せてくれた人だと思います。

全盲で司法試験に挑戦することと比べたら
普段の仕事の現場のことは、
乗り越えられることだと思います。

自分の反省を込めて..

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822264378/teoriacojp-22

会社が収益を得るための支え合いの構造

図解:会社が収益を得るための支え合いの構造

会社が収益を得るための支え合いの構造

会社が売上を上げるために必要なこととな何でしょうか?

あたり前ですが、
「利益はお客様からしか生まれない」のです。
業績は、企業活動の結果です。
企業ができることは結果につなげるための活動だけです。

では、どうしたらいいのか?
その活動を、どのように考えたら良いのでしょうか?

___________________

■お金はお客様が払ってくれます

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
お客様は、自分が満足しないと財布からお金をだしません。
売上や利益の源泉は、お客様にしかありません。

お客様が、買いたいと考えたのは
 ・ホームページを見た
 ・パンフレットを見た
 ・広告を見た
 ・メールで問い合わせた
 ・電話で話した
 ・営業マンと面談した
 ...
この接触から買いたいと考えた。

お客様が、お金を支払いたいと考えるのは
 ・商品やサービスを納品してもらった
 ・商品やサービスを使って結果がでた
 ・期待した結果だった
 ・嬉しかった、美味しかった、助かった
 ...
お金を払いたいと考えた。

これらの、お客様との「接触」から、
買いたいと考えて実行した結果です。

会ってもいない、
社長や管理職の実力や人柄、管理能力が理由ではありません。

でも、もし社長がいなかったら?
社長からでてくるはずの「戦略や方針」がでてこなかったら?
社長の戦略や方針が、部長・課長で具体化されなかったら?

現場がより良く動くには、「戦略や方針」が重要です。

___________________

■会社ができることは

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
会社が行うことは、
 ・現場が動きやすいように
 ・お客様が「買いたい」と考えるように
現場の支援をすることです。

そのために「組織」があります。

普通に考えると、社長がいて部長がいて課長がいて...
と現場の従業員が一番最下層になります。

現場の従業員は、ピラミッドの最下層におかれて労働時間は長く、
単純作業の繰り返しであったり、繁忙期の調整として利用されます。

でも、お客様にとって会社の代表は「現場の従業員」です。
現場の従業員の「質」が、業績に大きく影響します。

この図のように、逆ピラミッドで考えるとわかりやすくなります。

会社ができること、組織でやるべきことは
 ・事務部門..現場スタッフを支える業務
 ・管理職...現場の効果・効率を考える業務
 ・経営者...戦略や方針を考える業務
いかに現場を動かすかが重要です。

現場が
 ・成果の出るプロセスで行動する
 ・上手く行く工夫やコツを掴んで動く
これができる環境を提供するのが組織です。

でも、こんな会社があります。
 ・社長が「火の用心」と言い
 ・部長が「火の用心」と言い
 ・課長が「火の用心」と言い
 ・係長が「火の用心」と言い
 ・現場が「火の用心」と言う
そして、やっていると言いながら、何も行動しない。

ありがちです。