「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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06月

会社への愚痴や不満を言っていませんか?

20130628zukai

会社への愚痴や不満を言っていませんか?

赤提灯で、酔っぱらって..
会社や上司への不満や愚痴を言っている人を見ませんか?

話しをよく聴いてみてください。
こんなことを言っていませんか?

自分は仕事で成果を出せていない
その原因は
 ・上司の指示が悪い
 ・会社の仕組みが悪い
 ・会社の文化や風土に納得できない
だから
 ・会社は変わるべき
 ・上司にしっかりしてもらいたい
整理すると、このように言っています。

でも、自分の
 ・実力の低さや
 ・努力の足りなさ
は、あまり話しに出てきません。
「会社問題があるから実力を発揮できない!」が土台です。

逆にに社長は何を言っているか..

業績が上らないのは、
社員の能力や意識の問題だというのが土台にあります。
 ・会社には「問題」がない
 ・有能な社員がいれば...業績アップ
 ・社員が頑張ってくれれば
   ...何で一生懸命にならない?
と言うように思っています。

上手く行っていない会社は、こんな状態です。

お互いに、相手が悪いと批判しあい、
そのことを、お互いに説得しよう、
相手を変えようと無駄な努力をしています。

実は、悩むテーマが逆なんです。

社員が、自分でできることは、
自分の意慾や能力を伸ばすことです。

社長が、自分でできることは
会社の仕組みや文化を改善することです。

お互いに、相手が悪いと言っていると
いつまでたっても改善できません。

そして、悲しい結末へ...

これからは、会社の悪口を言っている人は
仕事の幅がどんどん狭まります。

会社からは、代替えのきく安く使える人と定義されます。
仕事仲間からは、頼りにならない人とされ、
声がかからなくなります。

愚痴や不満は、誰かにやらされている仕事だからです。
もう、それでは役に立ちません。

自分で主体的に仕事と成果にかかわることが必要です。

そのために、毎日の仕事の体験から学びましょう。

自分の出番を増やす4つの戦略

20130627zukai

自分の出番を増やす4つの戦略

今の自分、今のやり方で集客に苦労していませんか?
今のままで出番は増えるでしょうか?
役に立つと感じてくれる人は増えるでしょうか?

自分を商品として考えると
商品化を考える4つの切り口が参考になります。

それは..
 1.補完...本来の機能を高めるモノと組み合わせる
 2.展開...機能を見据えて新しいカタチを考える
 3.相乗...組み合わせることで相乗効果を期待できる
 4.代替...機能を代替えできるモノを探す

私たちが、普通に飲んでいるコーヒーを例に説明します。

————————————————–
1.補完...本来の機能を高めるモノと組み合わせる
————————————————–
コーヒーを、もっと美味しくするモノは何でしょうか?
ミルクや砂糖をいれることで
苦かったコーヒーが飲みやすくなり、
多く人に飲んでもらえるようになります。
自分の持ち味や効能を高める補完関係にあります。

ミルクや砂糖の関係の人はいますか?

————————————————–
2.展開...機能を見据えて新しいカタチを考える
————————————————–
温かかったコーヒーを冷たくして氷を入れることで、
アイスコーヒーとなり、新しい商品に生まれ変わります。
暑い夏にも、たくさんの人に飲んでもらえます。
コーヒーの機能をそのままに、一部の性質のみを変えることで、
新しい商品に生まれ変わらせることができます。

「強み」をそのままに違った働きができたら?

————————————————–
3.相乗...組み合わせることで相乗効果を期待できる
————————————————–
こだわりのコーヒーカップ、静かな雰囲気のテーブル、
クラシック音楽、..ケーキやクッキーがあったら
笑顔で気持ちの良いサービスをしてくれるスタッフがいたら。
単なる「飲み物」から、ゆとりの時間を楽しむアイテムとなります。
どちらにとってもお互いの価値を高める人を探しましょう。

自分とコラボできる人はいるでしょうか?

————————————————–
4.代替...機能を代替えできるモノを探す
————————————————–
お茶の時間に、紅茶や緑茶、ココア、烏龍茶などを飲む人の
一部をコーヒーに置き換えることはできるでしょうか?
相手にとっても、休息を楽しむアイテムが増えます。
既存の商品やサービスを、自分の商品やサービスに

置き換えることはできないでしょうか?

これらを企業経営に当てはめてみるとどうでしょうか?

 1.補完...本来の機能を高めるモノと組み合わせる
 2.展開...機能を見据えて新しいカタチを考える
 3.相乗...組み合わせることで相乗効果を期待できる
 4.代替...機能を代替えできるモノを探す

個人企業の様々なコラボの例もあります。
会社組織で協同で出資して新しい組織をつくり、
自分たちの事業の相乗効果を狙う例もたくさんあります。

お互いに、自分の存在を高める関係を考えてみましょう。

■業務改善が必要な体験・事例■
http://www.teoria.co.jp/17kaizen/index.html

改善は、「余裕ができたらやること」ではなく「余裕がでるように」やること

————————————————–
■論理思考講座

講座テーマ
「論理思考力の養い方と活かし方」

 
●日時 2018年7月25日(水) 10:30-16:30
●会場 [東京・大井町]きゅりあん4階 第3グループ活動室

  申込・詳細ページ
  http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC180711.php

講師割引申込書(10,800円引きとなります)

  お申込みは info@teoria.co.jp

これからは夢の縁で繋がる「夢縁社会」

20130626b

これからは夢の縁で繋がる「夢縁社会」

「団塊の世代」という言葉を生み出した堺屋氏が
「エキスペリエンツ7 団塊の7人」という本の中で
書いた言葉を整理しまとめました。

引用————————

  太古の昔は血縁社会、
  中世は地縁社会、
  そして近代は職業職場の縁で繋がる職縁社会でした。
  これからの知価時代は夢の縁で繋がる夢縁社会ですよ。

————————

これからは、組織に縛られず、
自由に生きていく時代です。

自由と言っても、
一人では生きていきません。
一人でできる限界もあります。
誰かと協力しあうことが必要です。

その時に、人が集まる旗頭が
「夢」ではないでしょうか!

「夢」を語ることで人が集まります。
困難や障害に遭遇しても
克服していくエネルギーにもなります。

でも、「夢」が無かったら..
集まってくるのは、
目先の利益を求める人だけです。

これでは寂しい。

「夢」は、
未来を築く方向を示します。
現状との「差」を感じさせてくれます。

日々の生活の中での「気づき」を
与えるのが「夢」ではないでしょうか?

自分の「夢」を持つ
他人の「夢」を応援する。

そこから新しい関係が築け
未来が広がていくのではないでしょうか?

——————————–
第1章 夢縁の人々 81ページ

  太古の昔は血縁社会、
  中世は地縁社会、
  そして近代は職業職場の縁で繋がる職縁社会でした。
  これからの知価時代は夢の縁で繋がる夢縁社会ですよ。

エキスペリエンツとは..
「長い職業生活で、多くの経験を積み重ね、
 知識や技能を蓄えてきた団塊世代の人たち」
という意味のようです。

エキスペリエンツ7 団塊の7人
著 者:堺屋 太一
価 格:¥ 1,995
出版社:日本経済新聞社 (2005/7/16)
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532170680/teoriacojp-22

協同作業の情報を「ジョハリの窓」で考える

20130625zukai

協同作業の情報を「ジョハリの窓」で考える

仕事は、一人で完結させることができません。
必ず、誰か協力してくれる人がいて成り立ちます。

個人の技術や能力が全てのような
刀鍛冶のような仕事でもです。
 ・刀を注文してくれる人がいて
 ・刀を欲しがる人を見つける人がいて注文があり
 ・原材料を納品してくれる人がいて
 ・弟子や協力してくれる人
たくさんの人がかかわっています。

工場での生産、商品の売り買い、サービスの提供などでは
たくさんの人がかかわって仕事が成り立ちます。
正しくかかわらないと上手くいきません。

そこで問題が発生する原因は..
コミュニケーションです。

仕事って、すべて見えているのでしょうか?
分かりあって協同作業をしているのでしょうか?

「ジョハリの窓」で考えると
 ・共通に認識できている部分
 ・自分の気がつかない部分
 ・相手が気がついていない部分
 ・自分も相手も気がついていない部分
この4つに分かれます。

職場では、誰も一生懸命です。
時々、確信犯的にさぼる人はいますが...
ほとんどの人は「一生懸命やっている」と思っています。
でも、自分の知っている範囲で一生懸命です。
一生懸命やっているのに上手くいかないと思っています。

でも、その一生懸命は会社にとっての「全体最適」ではなく、
「部分最適」である場合が多いのです。

私は、SEとして多くの会社のシステム化に携わりました。
業務を取材するなかで、
 ○○はAさん、
 □□はBさん、
 △△はCさんに聞いて..
となることがたくさんありました。

会社の仕事なのですが、
すべての業務を把握している人が誰もいないのです。
把握していくすべがないのです。

「俺は、全部知っている。やってきた。」と
言う社長はいますが..
10年前の現場を知っているだけだったりします。

「今の仕事がどうなっているか」概要はわかります。
問題が起きれが、そこに入りこんで解決もできます。
でも、解決に時間がかかります。
「できる人」が入らないと解決できません。
新人に教えて育てていくことや、
問題が起こらないように事前に対処することが
難しいのが現実です。

一番の問題は、この「危険地帯」の部分です。
誰も気がつかいない状態で実行されている場合があります。
 ・昔からやてきたから
 ・マニュアルに手順として残っているから
 ・先輩に教えられたから
などと、明確な意味が分からずに
誰かがやっている場合があります。

誰かがやっている場合は問題が起きませんが、
担当していた人が辞めた時に、
問題が遅れて発生することがあります。

会社の仕事の作業の一つひとつを
明確に意味を意識して実行する環境を創りましょう。

この環境創りに、
それまで蓄積した自分のノウハウを活かすことで、
自分の役割や存在感がアップします。

代替えできない人材となります。

ネットを活用して定年後に活躍する方法

図解:ネットを活用して定年後に活躍する方法

ネットを活用して定年後に活躍する方法

定年後に活躍したい
会社員時代に
 ・バリバリやった
 ・実績をあげた
 ・自信がある
若い人や中小企業の応援をしていきたい..
このように考えている中高年は多いと思います。

もちろん、年輩者の知識・経験を
社会の財産として活かして欲しい。

でも、現実は..
 ・申し分のない実力があり
 ・誇れる実績があり
 ・物腰、押し出しも立派なのに..
もったいないと思います。

本当は実力があるが見込客を集める発信ができていない
上手く行かない2つの大きな理由があります。

図解で確認
http://www.teoria.co.jp/10pre/pdf/02net/index.html

私の体験談
  自分の価値を商品化できない元大手メーカーのマーケティング部長
  http://www.teoria.co.jp/ikeda/20130326/index.html

  もう、10年数年以上前のことなので、書いても良い状況になりました。
  誰でも知っているメーカーのマーケティング関係の仕事をしていた方と親しくさせていただいていました。
  私が当時から、図解を使った企画書や提案書を作成していたころに、
  興味をもっていただいたことから10年ほどお付き合いいただいていました。

経験を「知恵」の商品にできないと定年後に活躍しにくいのが現実です。

会社員の時は、相応の立場でバリバリ実力を発揮していた人でも..
定年で会社を離れると...
それまで培った経験を活かせない人がたくさんいます。
現場で経験し蓄積した「知恵」を、もっと若い人に
伝えてもらいたいと思います。

「もったいない」と思います。

経験を「知恵」の商品化できると!

自分のノウハウが貯まってくると、可能性が見えてきます。
増えるに従って、さまざまな組み合わせが考えられます。

自分の「看板」を掲げることができ、「ヨコ」につながっていきます。

他人の価値と組合せて相乗効果へ

自分の価値が明確だと他との連携がしやすくなります。
「知恵」の組み合わせは新しい価値を生むことにつながります。
ヨコ連携で、自分の可能性がどんどん拡大できます。
 ・自分のできることと誰かのできることで商品化できます。
 ・自分の足りない部分を補完する人を探すことができます。
 ・自分の可能性を伸ばす人を探すことができます。
 ・自分のできることで、誰かの役に立つことができます。

自分の知識・経験の棚卸をして問題解決の手法として書き出しましょう。
長く頑張って気た人には必ず「強み」となる知恵があります。

101歳にして、どんな価値を提供できるのか!

101歳の現役サラリーマン
福井 福太郎(ふくい・ふくたろう)さん

働くこと、働けることは
誰かから求められるということであり、
その期待に応えている証です。

101歳の現役サラリーマン..
素晴らしいです。

自分は..
101歳でどんな価値を提供できるのか?
何を期待されるのだろうか?
誰からも、何も期待されないのでは?

きっと、一朝一夕でできることではないと思います。
日頃の仕事や生活の中から
 ・考えて
 ・積み上げる
必要があるんだと思います。

その積み上げたものが自分オリジナルであり、
周りからの期待を得るのではないでしょうか?

101歳には、まだまだ先です。
頑張る時間はたっぷりあります。

100歳、ずっと必要とされる人

100歳、ずっと必要とされる人
著 者:福井福太郎 , 広野彩子
価 格:¥ 1,080
出版社:日経BP社 (2013/5/23)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/482224962X/teoriacojp-22/

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100歳、ずっと必要とされる人
現役100歳サラリーマンの幸せな生き方

片道1時間、毎日通勤して働き続ける福太郎おじいさん、
会社にも、家族にも愛される理由とは?

100歳にして、現役サラリーマンを続ける福井福太郎さん。
100歳になってもなぜ働くのか? 会社からなぜ来てほしいと言われるのか――。
戦争も震災も、子供や妻との別れを経ても、幸せに生き続ける福太郎さんの生き方とは?
日経ビジネス、AERA、読売新聞、日本テレビ「NEWS ZERO」などで紹介され、大反響の100歳サラリーマン!

http://ec.nikkeibp.co.jp/nsp/fukutaro/

「上司の指示が悪い..」と言ってる人、いませんか?

20130611zukai

「上司の指示が悪い..」と言ってる人、いませんか?

例えば..
良くできる事務員さんに、
来週の出張の準備しといてと言えば、
仕事の状況を確認して
宿の手配、行きの新幹線の切符、乗換方法、
帰りの電車の発車の候補まで調べてくれます。

でも、そこまで気が利かない人もいます。
事細かに指示しないとできません。
「自分で考えてくれ」と言って通じれば良いのですが..
細部まで指示されないと動けない人はいます。

管理職は..
誰に、どんな指示命令をするか意識することが必要です。

3つの指示命令の仕方があります!
「訓令・命令・号令」..これらはもとは軍隊の言葉です。
 
●訓令
 馬で3日もかかる部隊の指揮官に目的と目標を伝え、
 具体的な作戦は、すべて任せます。
 (遠いので作業指示できません)

●命令
 訓令・号令の中間です。

●号令
 指揮官が陣頭指揮をして、突撃命令を出すことです。
 誰がやっても同じ結果になる、具体的な作業指示です。

人によって「訓令・命令・号令」の
どれで指示命令したら良いのか区別する必要があるのです。

もし..
訓令で十分な社員に、
毎回、事細かな「号令」で指揮したら?
仕事に意味を見いだせなくなって、辞めていきます。
やる気があって能力もある人間を
機械のように使おうと言うのですから嫌になります。

号令の必要な社員に、
自分で考えてくれと「訓令」で指揮したら?
上司の仕事の指示が悪いと不満を口にします。

回りにいませんか?
「上司の指示が悪いから上手く行かない」と言ってる人

上司から具体的な作業の指示をもらおうという人は、
代替えのきく単純作業員だと自分を定義しているということです。

誰でも良いので、「安い人」に替えられてしまいます。
その時に、「こんなに頑張ったのに..」と言っても
意味がありません。

社員個人としては..
具体的な作業指示を求めることから抜け出す必要があります。
そのためには、仕事の全体を見通して、
何ができるかを、自分の頭で考えて、
代替えの利かない人材になる必要があります。

組織を動かしている管理職としては..
この問題を一方的に、個人の意慾や能力の問題として
簡単に決着をつけていたら..
いつまでたっても、その状況から抜け出すことはできません。
環境整備と、適切な指導ができれば
ハローワークから採用した普通の人でも
役にたつ人材に変身させることができます。

そのために、仕事の現場のノウハウを蓄積して
組織力を高めましょう!

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コミュニケーションを構造で考える図解コンテンツプレゼント 
仕事の問題の多くは、コミュニケーションが原因です。
PDF20枚プレゼント:無料!    

伝えたいことは上手く伝わっていますか?、上手く伝えていますか?
仕事は、自分一人でできることは限られます。他人に行動を依頼します。
それが期待した通りに考えて動いてくれたら良いのですが..
なかなか期待通りには動いてくれません。どこに問題があるのでしょうか?

●詳細、申込は..
 http://www.teoria.co.jp/10pre/comu/index.html

企画書作成の2つの落とし穴

20130607zukai

企画書作成の2つの落とし穴

企画書を作成するとき
ありがちな2つの傾向があります。

 ・「根拠のない断言」
 ・「ありったけ絨毯爆撃」

です。

自分の知っていることを、たくさん並べることで
相手が納得できれば問題ないのですが..

 「自分の知っていること ≠ 相手の欲しいこと」
 「自分の考えたこと ≠ 相手の役に立つこと」

なのです。

————————————————
■ 根拠のない断言
————————————————
主張に目新しさがあり
相手の疑問にも答えているが..

納得できる裏付けが無い
客観的に検証できない

裏付けのない断言をしても意味がありません。
信頼感が低下してマイナスに働きます。

————————————————
■ ありったけ絨毯爆撃
————————————————
知っていること、考えたことを、
持っている情報を、すべて説明しようとする...

相手の「納得」にまっすぐ向かえない
不必要な情報は理解の妨げ(さまたげ)

論理の展開を吟味することが大切です。
一つひとつのアイデアやコンセプトが良くても、
組立・構成が悪いと価値が下がります。

企画書作成や提案書作成の初心者は、
この2つの傾向が強いと言えます。

インパクトの強さや奇抜さを求めると、
「根拠のない断言」をしてしまいがちになります。
目を引くキャッチコピーのバーゲンセールになります。

使える材料が少ないと「ありったけの知識」を、
並べて、何とか体裁を整えようとしてしまいます。

情報の受け手が、この2つを感じると
論理的に考えられない人とレッテルを貼ります。

すると...
その企画書の全体を疑われます。

気をつけましょう!

普段から、自分の「気づき」を書き溜めましょう。

その蓄積が充実すると、
様々は企画書・提案書に再利用することができます。
組立てる材料が豊富なほど、内容も充実します。

「もやもや状態」から図解する手順

20130606zukai

「もやもや状態」から図解する手順

図解講座で...
 「何を、どう図解するのか?
     手順やパターンを具体的に教えてください!」
という質問というか要望を受けます。 

でも、このように質問する人は...
 ・決まった手順に従って
 ・パターンにあてはめれば...
図解ができると思っているのです。

要するに...
「手順を明確にしてくれればその通り図解をする!」
「手順が分からないから図解できない。」
と言っているのです。

良くやるのがネットにある無料の図解テンプレートを集めて
その枠に入れれば図解出ると思ってたくさん集めます。

でも、厳しいようですが、これでは
いつまでたっても図解できるようになりません。

偉そうなことを言っていますが、
私も、そうでした。
簡単に図解できるテンプレートを探しました。
でも、空のテンプレートを前にしても..
図解できるようになりませんでした。

そして、たくさん図解する体験から
このように考えました。

図解には3つの段階があります。

—————————————–
1.状況
—————————————–
たくさんの人が集まって話しても、
一人で考えた時も...

最初は、混沌とした状態です。
どんな斬新なアイデアでも、最初は状況は同じです。

自由に、アイデアを膨らませることは、
それまでの基準に当てはめると
不合理・整合不良・無意味..
のような事柄がたくさん並びます。

この状態で、一足飛びに図解することはできません。

—————————————–
2.解析・判断
—————————————–
その状況は「どうなっているのか?」を
見極めることが必要です。

  ・現実は整理されていない
  ・漏れ、重複、勘違い..
  ・目的、目標も不確定
  ・制約条件、資源も未確認

この図の例では、混沌の中からA,B,Cを分けます。
ことが最も大切なこととなります。
A,B,Cが分けられないと手が出ません。

状況を正しく判断して整理する段階が最も重要です。

—————————————–
3.処理・表現
—————————————–
この段階で初めて..
図解の手順やパターンが利用できます。

AならばXのカタチに当てはめて表現する。
BならばYのカタチに当てはめて表現する。

ただ単純にカタチに当てはめることはできません。
いくつかの基本のカタチの組合せや
入れ子構造を考えることで図解になります。

では、どうしたら..
この「混沌」とした状態を
整理して図解できるのでしょうか?

表現する基本のカタチを意識して
図解表現の材料となる要素(言葉・文)の
関係を整理することです。

私が図解してきたものを振り返りながら
体験から整理したカタチです。

それは、
 9つの基本形
  ・比較(並列・対立・親和)
  ・進展(因果・移動・段階)
  ・構造(組成・展開・包含)
で、要素同士の関係を整理していきます。

人によって優先順位(レベルとタイミング)が違う

20130605zukai

人によって優先順位(レベルとタイミング)が違う

コミュニケーションのトラブル発生の原因は、
相手と自分の優先順位が違うことが
原因の一つです。

この違いは、
 「ありがとう」
 「ごめんなさい」
の場面で具体的に現れます。

 ●相手を大切だと思ったら
   素早く十分に発せられ

 ●相手を重要視していなかったら、
   とりあえず...となります
 
相手の反応の中に、
相手が自分をどう位置づけているか、
それがハッキリと現われてきます。

誰でも自分の基準で、
関係するすべての人を評価・値踏みしています。
何かあったら、その基準で考え・行動します。

良くあることですが..

留守電を入れてもメールを入れても
折り返しや返信のない人はいます。

約束の時間に
毎回、必ず2~5分、遅れてくる人もいます。

状況は、様々あるでしょうが、
相手と自分の「相手に対する優先順位」の違いがあります。

違って当然なんです。
誰もが、自分の能力も、持ち時間も限られています。
何をして、何を捨てるか!を決めているんです。

自分と同じレベルとタイミングを要求することから
トラブルにつながります。

「違い!」を意識しましょう。