「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

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02月

言語化と構造化で頭の中のモヤモヤは完成度の高い情報になる

 

言語化と構造化で思考は情報になる図解:言語化と構造化で思考は情報になる

頭の中に、企画アイデアがあるんだけれど..
上手く表現できない。

やっと企画書・提案書にした上司や取引先に見せたら
こんなことを言われてしまった。

 「結局、何を言いたいの?」
 「ごちゃごちゃして見にくい!」
 「どこから見たらいいか分からない」
 「どうしたら、どうなるの?」

これだと、
 ・経営層の合意を取ったり、
 ・関係者の認識を合わせたり、
 ・顧客の納得や契約につなげる
妨げになります。

ここで、図解を使えば何とかなるのではと
考える人がいます。

でも、なかなか上手くいきません。

すると..
 「絵心がない」
 「センスがない」
と言い訳することになります。

企画書・提案書で必要なことは
絵心やセンスは関係ありません。


相手にメッセージを伝えるためには
相手の視点に立ち
 ・言語化:頭の中のモヤモヤを言葉で表現する
 ・構造化:言葉の意味から構造を考える
ことが必要です。

この「言語化⇔構造化」を、ぐるぐる回すことです。

具体的に、どうするのか!

単語や箇条書きを組み合わせることです。
組合わせることが構造化の一歩です。

関連することを組み合わせることで
 ・ヌケ
 ・ダブリ
 ・矛盾
が見えてくるのです。

これ構造化です。

これを繰り返すと
だんだんと、頭の中にあるもやもやを整理し表現することができ
内容の完成度を高めていくことができます。

完成度が高まっていくことで、
自分が何を伝えたいか見えてきます。

見えれば修正できます。

修正する段階で、見える部分が広がります。
広がると、新しい要素が見えてきます。

新しい要素が 見つかったら構造を変更します。

すると..
新たな「ヌケ・ダブリ・矛盾」が見えてきます。
見えたら直せばいいんです。

図解や図解思考というと難しそうですが、
コツコツ試しながら進めると誰でもできるようになります。

問題なのは、パワポに向かって
一度に、完成度の高い企画や提案を描き出そうとすることです。


自分が何を書きたいか、自分で理解できていない状態で
表現しようとすることに無理があるのです。

「箇条書き」の特徴を構造化

図解:箇条書き・内容を吟味すべき6つの特徴

 

箇条書きは、文字による表現方法のひとつです。

一つのテーマで、
頭に浮かんだモヤモヤした事柄を
言葉にして書出します。

一行一行、短い文章で書き並べていきます。

特に、難しい決まりごとはありません。
誰でもすぐにできます。

箇条書きは、とても有効な方法です。

私が図解するときは、必ず箇条書きして組立てます。

でも、厳しいようですが..
箇条書きには、その人の思考レベルがでます。

見ると、
 ・どこまでそのテーマを理解しているか?
 ・しっかり考えを深めているか?
 ・知識や根拠え土台にしているか?
が見えてきます。

では、どう見るのか!

箇条書きの特徴を知って
「できる!」という
評価を目指してください。

箇条書きしてからその内夜を
吟味することで情報としての価値が増します。

箇条書きの吟味すべき6つの方法

1.足りないことがある
 必要なことが網羅されていない

2.余計なことがある
 必要が無いモノ・間違いが混在

3.内容の大きさが違う
 抽象度の異なるレベルが混在

4.同じ意味を違う言葉で表現
 同じ内容なのに違う扱いをすることになる

5.事実と意見が混在
 人によって判断が異なる解釈が混在する

6.包含関係が混在
 含む言葉・含まれる言葉が並列に並ぶ

書出した箇条書きを内容の特徴を理解しないで、
「できるところから、やっていこう!」
という人がいます。

それを組織で声の大きい人がやると
意図した行動ができず、成果にもつながりません。

考える時に、箇条書きは有効な手段ですが
特徴を良く知って活用していただきたいと思います。